八百屋さんやスーパーの果物コーナーに金柑が出始めましたね?
和子は柑橘類は酸っぱいから余り好きじゃ無いけど・・・金柑だけは
子供の頃から大好きでした。今でも金柑が出始めると少々高くっても
買っちゃう・・・((^▽^笑) )
金柑で思い出すのはニット工場で働いて居たあやちゃんを思い出す
あやちゃんは和子と同級生で3姉妹の末娘で、幼い頃にお庭でたき火を
して居てあやちゃんの着ていたお洋服に火が点いて大火傷をしたとか?
可愛い女の子だったろうに顔に火傷の跡が残り、見るも無残なお顔を・・・
此れって親の不注意であやちゃんの一生は台無しに・・・
今の世なら整形も出来るし~恋する男性が居れば又あやちゃんの人生も
変わったかも知れませんが、恐らく学校でも苛めを受けて大変だと
推測しましが、やはり両親姉妹も幼い頃から可愛がって育ち・・・
和子はあやちゃんを見て自分の幼少時代、母の姿が見え無いと母を追い掛け
「おかあちゃん・おかあちゃん・・・」と泣いてた自分を思い出す。
そんなあやちゃんは義務教育を終わって、近くのニットの工場に勤め
編み工場の入り口で糸巻きをされて居ました。そんなあやちゃんと
仕事が終わり帰宅の途に就く時に一緒に帰宅し大道理の角にある八百屋さんの
所に差し掛かった時に、和子はフト八百屋さんの店先に並ぶ金柑を見て
何気なく「あ~金柑、私大好き~あやちゃん金柑買って~?」って冗談の積りで
言ったら・・・あやちゃんは本気にして「オジサン、金柑一つ下さい」って???
「マジ~冗談で言ったのに・・・本当に買って呉れたの?有難う~と笑みを
浮かべてあやちゃんにお礼を言って、八百屋さんの前で別れて帰宅しました。
翌日、会社に行くと、会社の仲間達に「きのう~かーこちゃんに金柑買わされた」
と言われびっくり・・・でも~買って貰った事も事実だし・・・
会社の仲間達もあやちゃんの性格を知ってるから・・・返って「か-こちゃん
良かったね?」って((^▽^笑) )
極一般の方は「かーこちゃんに金柑買わされた」何て事は言いませんよね?(笑)
そんなあやちゃんも51歳と言う若さで天国に逝かれたとか?風の便りで
伺った事が・・・「あやちゃん、金柑美味しかったよ~~~(笑)