思い出ばなし・ナミさんー2・・・

 

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「私には生活が掛かって居るから教えるほどの時間も余裕も

有りません」とはっきり断られて、びっくりして恐怖を感じる程でした。

人との会話と言えば、仮に生活が掛かって居るとは言え、初対面の他人に

「折角だけど~今忙しいから教えられ無いのよ~」とか言って穏やかな

口調なら納得もするけど・・・いきなり「私には生活が掛かって居るから

教えるほどの時間も余裕も有りません」と言われると・・・「何よ~そんな言い方

しなくても良いのに・・・」って思う反面、恐怖も去る事ながら憎しみを

感じました。

 

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和子は子育てをして居てナミさんの棟にもママ友のお友達も沢山います。

ママ友の親しいお友達にウップンを晴らす為に「ナミさんってこんな言い方を

するんだよ~」って話すと、団地の中でナミさんはお付き合いが無いから

「へ~ナミさんって知らない・・・」って皆さん言います。

和子もそれ以来、関わり合いを持つ事も無かったけど・・・どの様な切っ掛け

だったのか、記憶に有りませんが、和子が腎臓結石で入院したり、胆石で

入院して家を開けると、夫やお姑さんが洗濯物を干して呉れるとやはり

和子と干し方が違うから・・・「何処かへ出掛けて居たの?・エッ?入院

して居たの?」って電話を掛けて来るように成りましたが、和子は

ナミさんの仕事に差し支えの無い程度のお付き合いをして居ました。

 

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果たしてリンキングのお仕事も何年位したかな?

段々と子供も大きく成ったし階下のお宅も子供さんが生まれて子育てを

する様に成ると、やっぱり昼間と言えども一日中動力ミシンの音も耳障りに

成って階下からクレームが来る様に成るから・・・広海さんにその旨

お話しをして、和子も2人の息子が幼稚園・小学校に上がった頃にリンキングの

仕事を辞めて、港南台の和食レストランに短時間のパートに行く事に・・・

【老いて 子に従うのにも 一苦労(シルバー川柳)】