思い出ばなし・和子の幼い頃の闘病生活-2

 

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             《入院して手術》

大きな病院で「カリエス」と診断されても小学4年生の和子には病状が

どんな物か、只、足が痛くって最初は歩く事も困難で当然学校には行けず

毎日だったか、一日置きだったか、週に2回だったか、記憶に有りませんが

母と姉ちゃん(長女)にリヤカーに乗せて貰ってお医者さんに

連れて行って貰い、ペニシリンの注射を腿にされて・・・帰って来ると

寝てばかり・・・隠居の奥の間で寝て、眼が覚めて内縁まで(4メートル位)

歩いて外を眺める程度・・・

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昭和29年頃のペニシリンは未だ新薬だった様で高価な薬だったと思います。

4年生に成ると学校で掛け算・割り算のお勉強をする時期でしたが、和子は

学校に行けず、君ちゃんに必死で掛け算・割り算を教えて貰った記憶・・・

度々お医者さんに連れて行って貰い、ようやく歩けるように成るとお医者さんに行く日は学校を遅刻して午後から学校に行く事も・・・

 

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 夏休みも終わる8月の末に病院に検診に母と行くと先生から・・・

「小骨の先の方が壊死して居るので手術しましょう」と言われ、母とガックリ

しながら家に帰りました。未だ々幼い和子は入院は分かるけど~

手術するって???母に「手術するって?足を切るの?」って聞くと・・・

母は、気軽に「そうだよ~」って言うんだけど~和子は・・・

「ね~足を切るって?切っちゃうの?片方足が無くなるの?」って聞くと・・・

「そうじゃ無くって足の痛い所を切って腐ってる骨を削って呉れるんだよ~」と

  聞き・・・ホッと・・・

 今の小学4年生は、もっとお利口だから和子の様なおバカさんとは違うね?(笑)

【「お年です」 それが病気か 田舎医者(シルバー川柳)】