思い出ばなし・兄ちゃんのその後―1

 

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数十年前から「胃が痛い」と言い始めて・・・美味しい物も満足に食べず

お酒も飲まず、唯一たばこを吸うのが楽しみだったのかな?(笑)

長男のとしたか君は年上の子持ちのオバチャンと結婚し、当時はかなり

激怒し、「家の財産は次男の信宏に遣ると遺言を書いて置く」と言ってたけど

本当だか嘘だか・・・

 

次男の信宏君は職場結婚彦根に兄ちゃんに立派な家を建てて貰いおとなしい

女性と結婚して娘を授かり、初めての兄ちゃんの孫、取っても喜んで「産祝いに

100万円上げた」とか其れはそれは大喜びでした。


でも~やっぱり長男、としたか君の事は気に成り何時までも苦しんで居ました。

としたか君のお嫁さんも偶に田舎に帰ると逢い、兄ちゃんが軽蔑する様な

女性ではなく、和子にも色々と気を使って呉れて・・・可愛い女性ですが

やっぱり兄ちゃんは、嫌だったのでしょうね?

 

胃潰瘍も肝硬変も安定し、偶には山に行ってお仕事をする様には成りましが

常備薬は離せず、やっぱり時々「腹が痛い・腹が痛い・・・」言いながら

お医者さんに行ってる様ですが、お医者さん「何でも無いよ~」と・・・

段々とお腹の痛いのもトラウマに成ってる様でした。

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その頃から兄姉中で一番仲良しの姉ちゃんと喧嘩をした様で・・・

有る時、電話を掛けて来て・・・「君子(次女)に言うなよ~」と

言いながら・・・詰まらない姉ちゃんの悪口を・・・

「お墓参りに行くのに兄ちゃんの家の前を通るのに一度も寄って来ない」

とか?「姉ちゃんを見掛けたら『寄って帰れば~』って声掛けをすれば良いのに・・・又有る時は「姉ちゃんの家に年賀状を送ったのに~年賀状を遣さない」

 その様な電話が3日と明けず掛かって来る。若しかしたら兄ちゃんはうつ病に???

 

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