彦根の山奥で育った和子の同級生は64人で内半分は進学・半分は就職で
クラスも2クラスでした。し~ちゃんは彦根の西高を卒業し、よしちゃんは
東高から滋賀大へ・・・64人の中で大学を卒業したのはよしちゃん一人でした
世間は狭いもので、彦根の造幣局には、和子の実家の姉さん(長男の嫁)の
お姉さん(長女・お延さん)のご主人が、彦根の造幣局にお勤めで管理職を
勤めて居られたとか? 若しかしたらし~ちゃんはお延さんのご主人の
部下だったのかも?
有る時、お延さんのご主人が和子の実家に見えて、兄やんに「し~ちゃんを
息子(富雄)の嫁に・・・」とお願いに来たそうです。
あにやんは、富雄さんは言わば義理の甥っ子・お延さんも、し~ちゃんの
母親、同然で親父を尻に敷いた様な、はっきりと物を言うキツイオバサンだし
部落ではし~ちゃんの両親は兄弟で争いを起こし・・・近寄り難いお宅だから
お延さんのご主人に「一応ヨネサンに話しはするけど~仲人さんは断る」と言って、
し~ちゃんのご両親にお話しをしたとか?
するとし~ちゃんのご両親は「取っても有りがたいお話しですが、仲人さんを是非、
引き受けて欲しい」と・・・
この件に就いて、兄やんも一癖も二癖も有るヨネサンのお宅に、又あにやんに
取っては義理の兄弟、断るに断れず渋々引き受けて、し~ちゃんは
姉さんの甥っ子と結婚しました。
その後は、周りの皆さんが想像した通り、嫁・姑の争いが、度々で兄やんも
困って居たそうです。和子はし~ちゃんより先に結婚して横浜に・・・(笑)
【暑いので リモコン入れると テレビつく(シルバー川柳)】