和子のこぼれ話-91〜バイクの免許証〜

慶ちゃんが退職してから何年位の年月が流れただろうか?
世間全体にも繊維関係は不況の風が吹き始め責任者の星さんも新潟工場へ
時々転勤に成ったり〜和子と渋谷さんで廻して居る丸の大きな編み機も
外に出す様な、そんな話が、持ちかかる様に成って和子には、根岸さんの
横機の編み機(コンピューター)の勉強をする様にと支持を受けて
根岸さんにコンピューターを教わる様に成った。
其れ以前から、毎日の様に一時間残業を頼まれて夕方6.00まで・・・
真夏の暑い中、仕事を終わって帰る頃は6.00過ぎ、其れから重たい自転車を
漕ぎ、成るだけ坂を控える為に遠回りをして、買い物をして家に帰ると
夕飯の支度、自転車を漕いでる脇をバイクで涼しい顔をして追い越されると
羨ましく成って来た。夫に「ね〜バイクの免許取っても良い〜?」って聞くと
「良いんじゃ無いの〜?事故を起こさなければ・・・」とお許しを貰い早速
19棟の吉田さんにバイク免許の取る方法を教えて貰った。
バイク屋さんに相談すると教科書も売って呉れるし〜二俣川の教習所の
学校まで送って呉れるから聞いてみな?」って???

会社の近所で元、同じ棟に住んでいた半沢さんがヤマハバイク屋さんを
営業して居るので、此処で聞いて見ようと・・・
半沢さんの奥さんは、良く話した事も有ったし、通勤に自転車がパンクをして
直して貰った事も有ったけど、旦那さんは一寸苦手だったけど・・・
勇気を出して・・・流石にバイクを買う約束までして無いから送っては
貰えなかったけど、快く教えて下さって・・・
折角夫に了解を得たから、絶対に投げ出さないで頑張るぞう〜〜〜
試験を受ける日は会社を休まなくっちゃ〜確か火曜日だった〜
根岸さんに「今度の火曜日、雨が降ったら来るけど、お天気だったら
休ませて〜」「どうしたんだよ〜」「結果が出たら教えるから理由は内緒」と
根岸さんは渋々納得して呉れた〜〜〜  有難う〜一回で取って来るからね?