和子のこぼれ話-27〜兄ちゃんの思い出-11〜

兄ちゃんが結婚した時には、和子は17歳に成り、もう社会人だったから
やっぱりたずえさんには子姑さんだし、兄ちゃんは兄姉中で一番可愛がって
呉れたからかも知れないけど、寮から帰って来ると何時も一晩は夕食を
ご馳走して呉れたり・・・「かーこちゃん・かーこちゃん」って可愛がって
呉れて、和子も大好きでした。


兄ちゃんも和子を小さい時から可愛がって呉れて、「まさか?そんな無茶な〜?」
と言ううのは兄ちゃんの息子・利隆が未だ2〜3歳の頃だったかな?
小林の本家の従兄妹の子供、利治が子犬を拾って来て可愛がって居たそうです
その子犬を利隆が欲しがって、兄ちゃんが「駄目だ」と言い聞かせても
2〜3歳の利隆は聞き入れず欲しがって泣き叫んだそうです。そんな時兄ちゃんは
躾けの積りだったのか?真冬の寒い日にたずえさんにお部屋を暖かくする様に
言い、「言う事を聞かないのなら・・・」冷たい水の中に利隆を掘り込んだとか?寒い・寒い真冬に・・・
そんな飛んでも無い事をする兄ちゃんは世間の笑い者に成ったとか?
其れも、親子だから出来る事、兄ちゃんは親の言う事を聞かない利隆に戒めの為に・・・
でも〜其処までする事は無かったろうに・・・