和子の生い立ち-78〜大家さんからのクレーム〜

誠も大きく成るし6畳一間のアパートでは段々狭く成るし、夫とアパートを
探しに歩きましたが、手頃なアパートも無く偶々南側の原さんが
「両親と同居をするから・・・」と高田の方へ引っ越され、お隣は6畳の他に3畳と3畳の
台所で一寸広いから・・・と大家さんにお願いをしてお隣に引っ越す事に・・・
和ダンスや洋服ダンスを3畳の方へ入れて少し広く成って喜んで居ましたが、
喜びもつかの間、真ん中の6畳一間の時は取っても優しい大家さんで
誠が風邪を引いたと言えば風邪薬を届けて下さったり・・・
大家さんのお婆ちゃんも新潟出身とかで、田舎から野菜などが届くとお裾分けを頂いたり・・・
取っても良くして頂きました。所が・・・
南の部屋へ変わったら手のひらを返した様に・・・文句を言う


このお宅は建て売り住宅で、聞く所に依ると工事中に工務店が倒産し
突貫工事で建てた家だから配管工事がでたらめで
2階の南の部屋のトイレの下は仏壇が・・・
中央の6畳一間のお部屋の下はリビングで夜に成ると各お部屋で就寝に着き
誰も居ない?北側のお部屋は若夫婦のお部屋で平穏無事、和子達が借りた
南のお部屋はお婆ちゃんのお部屋で仏壇の方に頭を向けて休まれる。
文句言われるのも判らない訳じゃ有りませんが、夫の帰りが遅いと仕方が無い


有る雨の降った日中、階下から「秋山さ〜ん」と大家さんのお婆ちゃんに呼ばれ、
夫から電話でも〜?と思い「ハイよ〜」と返事をすると・・・
「もう少し静かにして下さい」って???其の時、未だ2歳に成るか成らない
幼い誠が「僕、暴れないよ〜?」って・・・
それ以来、「夜は10時に成ったら絶対に水は使わないで下さい」と???
若い家族が、働き盛りの家庭が10時に水を使うなと言っても守れる訳が無い!