木口のおじいちゃん(仮)-1

木口のおじいちゃんは自立支援で【トイレ介助・食事・身の回りのお世話】で

身体・30-生活援助・30で1時間のお世話を毎日と夕方にトイレ介助に30分

お邪魔して居ました。このお宅は生活保護を受けてる様で家庭の電気も

10アンペアしか無く冷蔵庫と炬燵と電気釜だったかな?其れと映らないテレビ・・・

此処には和子だけでは無く数人のヘルパーさんが交互に

お世話に入って居ましたが、極、普通のお宅はご飯を炊いてラップに包んで

冷凍庫に入れてレンジで溶かし食事の支度をしますが、レンジが無いから凍らせると

大変、又他のヘルパーさんにも連絡帳で連絡をするという感じでお買い物は

担当のヘルパーさんが買って置くのを調理する。

 

伺うと何時も炬燵の中でうずくまっています。「木口さんトイレに行こう・・・」と

お声掛けをして介助しながらトイレにお連れするのですが、何時も文句を言って怒る「もう、そんな文句を言うと来ないよ~~~」って言うと素直に

「ごめんなさい」って謝り・憎めないお爺ちゃんでした。(笑)

 

有る時わが家で回鍋肉の料理を作って残りを持って行って食べて貰ったら

最高に喜んで「俺が食べるんだから触るなよ~~~」って怒る(笑)

憎めない木内のお爺ちゃん((^▽^笑) )

 

【化粧する 昔ばなしも 化粧する(シルバー川柳)】

 

大惨事・・・

ヘルパーの仕事も大分慣れて・・・何処の利用者さんのお宅に訪問しても

何とか泣き言を言う事もなく、先輩に助けを求める事もなく日々順調に

利用者さんに接して頑張って来ました。所が有る朝、例の猫好きな利用者さんの

お宅に伺って、うがいに手洗いを済ませて足の屈伸運動を済ませて・・・

オムツを取って、和子の肩を貸して2~3m離れたPトイレに・・・

行く時には合格・・・さて帰りにPトイレから立ち上がって貰った途端に・・・

ヘロヘロ・・・と床に座り込まれちゃって・・・さ~大変・・・

 

床に座り込まれた利用者さんを一人で車いすに・或いはベットに上げるのは~

未だ一度も経験のない和子は利用者さんの背中に廻って背中から脇に手を入れて

しっかり抱き抱えベットまで引きずって来て・・・和子と共にベットによじ登り・・・

何とかベットに上げる事が出来ましたが、ベットの上にオムツの準備が

整って無く、再度車いすに移って貰い、何とか正常にオムツ交換が出来ましたが

此処のお宅は様式のトイレと台所(流し台)は有るけど・・・粗相をして

パジャマや下着・シーツを汚されると水洗いが出来ない?

シーツご勘弁をして貰ってもパジャマや下着は汚れたままでは不味いので

様式のトイレの便器の中で流さない様に気を付けながら・・・

水洗いを・・・

翌日、息子さんから「お母さんが、きのうは座り込まれて大変でしたね?

良く頑張って呉れました。有難う~」と言ってお礼の品を・・・(笑)

 

【老妻が ホームで宣言 主婦卒業(シルバー川柳)】

 

バイクは表玄関の方に停めて下さい

このお宅の前の道路は道幅が狭く、軽自動車がやっと通れる位なのに~

植木を玄関の前に置いて本当にバイクを停めるのに四苦八苦する状態ですが

雨の降る日は普通のお宅なら土間に、或いは一寸失礼してお風呂場に雨合羽を

置かせて貰えますが、玄関の土間も無くいきなり階段の下では雨合羽を

バイクに掛けて置いて訪問する状態だから雨の降る日は表玄関にバイクなど置いたら

自分がずぶ濡れに成る。其れでも息子さんは

「バイクは表玄関の方に停めて下さい」と言う・・・

f:id:akicyan6041:20180701133420p:plain                       f:id:akicyan6041:20180701114250j:plain

                                                                 

確かに「お客様は神様」じゃ無いけど~利用者さんの息子さんの言いつけは

守るのは当然です、でも~この時ばかりは???和子も反発して

「表玄関に停めたら雨で濡れて仕舞います。雨の日だけは充分

気を付けて停めますから・・・」と

言うと息子さんも納得して下さいましたが・・・事業所からお叱りを受けるかも?と

思い早速事業所にも電話で・・・ご理解を頂いて・・・続けてお世話を・・・

次は大惨事・・・((^▽^笑) )

 【人恋し 恋とは違う 人恋し(シルバー川柳)】

エッ?猫の餌まで???

「朝の7.30分からOOさんの身体介護30分、オムツ交換」を命ぜられ

伺った所、バス通りから100m程下った所にお宅が有り、

この道幅は軽自動車一台がやっと通れる位な道幅でバス通りの信号の影響で

車の抜け道に成ってて50CCのバイクを置くのもギリギリでした。

此処の利用者さんの息子さんから「バイクは表玄関の方に停めて下さい」と言われ

反対側の路地の方へ・・・このお宅は総2階建ての6畳2間程度の建物で開き戸の玄関で

右の戸を開けると2階に上がる階段・左の戸を開けると

若夫婦のお住まいと言う感じのお宅で、土間も無くいきなり階段を昇って

利用者さんのベットルームで階段の前にはトイレ・後ろには流し台で・・・

先ずは「うがい薬を使ってうがいをして薬用石鹸で手を洗い寝て居る利用者さんの

両足の屈伸運動をしてベットから2~3m離した所にポータブルトイレを置いて

歩いて用を足しベットに・・・オムツを交換して退席するのですが、利用者さんが

猫が大好きで5匹ほど猫を飼ってて利用者さんのお世話をして居る時も肩に

昇って来て、夏場はTシャツ一枚なのに爪を立てられて痛い・痛い・・・

振り払ったら利用者さんのご機嫌を損ねるから振り払えない? (涙・・・)

利用者さんの介護を済ませて退席しようと思うと「冷蔵庫に鶏のささみが有るから

猫に上げてね?」と言われる・・・

「ヘルパーは猫の世話までしません・・・」と言いたいですね?((^▽^笑) )

 

【残るのも 先に逝くのも いやと言う(シルバー川柳)】

 

奥さん大変ですね?

朝、8.30分に伸ちゃんのお宅に訪問して・・・洋服の着替えをして

9.00にマンションの眼の前のバス停まで送って行き、バスの運転士さんに

「OOで下して下さい」とお願いをして伸ちゃんに「バイバイ・・・」と別れを告げて

和子は次の利用者さんのお宅へ・・・又夕方16.00に成る前に伸ちゃんのお宅に伺って

掃除・夕飯の支度にと洗濯機を廻して入浴介助・伸ちゃんが

お風呂から出ると食事・後片付け・・・の毎日・・・

 

朝バス停まで送って行って・・・マンションの花壇の脇に2人で腰を掛けて

「今晩、何食べる?OOも有るし・・・」と二人で夕飯の相談をしたり~

雑談をして和やかな利用者さんとヘルパーさんを見て、ある朝、伸ちゃんの

マンションの奥様達に・・・伸ちゃんとバスで「バイバイ・・・」した後

「奥さんも大変ですね?」って声を掛けられて・・・「エッ?何が???」と

思わず言うと・・・「未だ若い旦那さんが不自由な身体で・・・」って言われ

「エッ?私~~~?私は奥さんじゃ無いです。もっと若い奥様が居るのに・・・

可哀そう~~~?ヾ(@゜▽゜@)ノ あはは~ ~私はヘルパーです」と言うと・・・

マンションの奥様達はビックリして・・・「今時は『年の差婚』って言うのが

流行ってるからてっきり奥様かと???」((^▽^笑) )

 

【すらすらと 嘘が言えます ボケてない(シルバー川柳)】

伸ちゃん(仮)の奥さんから・・・

伸ちゃん(仮)の奥様は和子の息子と年の差が無い若い奥様ですが、

大変働き者で横浜市内に居酒屋を3軒とバー1軒のオーナーで伸ちゃんが

病気で倒れた時は、このマンションじゃ無い所にお住まいだったそうですが

伸ちゃんの会社から「バス通勤が可能ならパートで来ないか」とのお言葉を

頂いて、会社の近いこのマンションに移り住んだとか?

 

伸ちゃんの奥さんに和子は、取っても気に入られちゃって・・・

「伸ちゃんの専属のお世話をして貰えないだろうか?」と言うお言葉も

頂きましたが、それではヘルパーじゃ無く家政婦さんに成って自由が

効かなく成るのでお断りをして事業所の方から和子のお休みの日以外は

和子が担当としてお世話させて頂きました。月日を重ねると利用者さんと

ヘルパーさんじゃ無くオバサンと甥っ子の様な感じの友情も・・・(笑)

 

【口づけも 入歯ガクガク 老いの恋(シルバー川柳)】

コムスンが解散してから・・・

コムスンが解散してからお友達の紹介でY事業所に採用されてコムスンの利用者さんと

共にY事業所で再出発をしました。此処でも又新たな利用者さんの

お世話をさせて頂き、この事業所はしっかりと利用者さんの「事業計画」と言う

文書を頂き、素晴らしく行き届いて居ました。其処で伸ちゃん(仮)のお世話をする事

に・・・彼は当時42~3歳だったと思います

40歳の時に脳溢血を患い・右半身不随で言葉にも後遺症が残り、会話も少々

不自由でした。でも~不自由ながらに大分回復して会社の方から「バス通勤が

可能ならパートで来ないか」とのお言葉を頂いて朝は9.00~15.00頃までお勤め

を・・・

 

この伸ちゃん(仮)の介護を和子は朝、8.30分に伺って9.00にマンションの前のバス停

でバスに乗って貰い・・・又夕方16.00~18.00迄伺って夕飯の支度と入浴・洗濯とお部

屋のお掃除をして退席でした。

 

【あなたには 言えない遊び 軽い嘘(シルバー川柳)】