ご主人は行方不明に・・・

土曜日に横須賀の病院に行って先生に、社会復帰が出来るか伺った所

「もう暫く・・・」と言う返事が返って来るだけで中々会社にも行けず

悩んで居られた様です。土曜日に病院に行ってその夜はご実家に家族で泊まり

日曜日の日にご主人は「一寸散歩に行って来る」と言って出掛け夕方に成っても

夜に成っても帰って来る気配も無く、あちこち探し廻ったけどご主人の姿は

無く、実家に脱いで有る上着のポッケに手を入れるとメモが2枚

一枚には「ごめん・・・」と言う三文字ともう一枚には手書きの絵地図が

書かれて有ったそうです。

 

それを聞いた時に和子は「自殺」と言う文字が浮かびましたが、彼女は

「絶対に帰って来る」と信じて居ました。

2人の幼い子供を抱えて未だ々将来が有るのに・・・自ら命を絶たれたので

身の置き所は無く、占い師に相談すると・・・

「ご主人は絶対に帰って来ます。何時フラフラ・・・と帰って来るか

分からないから、家中の鍵は開けっ放しにして夜も電気は消さないで

点けて置きなさい。ご主人が帰って来て玄関を開けようとした時に

鍵が掛かって居ると家に入れ無いから又そのまま何処かへ行ってしまうから・・・」と

言われたそうで、それ以来一時も家を空ける事無く待ち続けて居ると言う・・・

「玄関を開けたままで女性と子供だけで物騒なのに・・・夜は???」と

聞くと彼女の「弟さんが泊まりに来て呉れて居る」とか?

又彼女のご近所の方々も、今まで子供と遊んで居たご主人の姿が見えないと

不審がる光景も・・・

 

【欲しかった 自由と時間 持て余す(シルバー川柳)】

 

中村さんの悩みとは?

 「色々悩み事を聞いて欲しいから一度家に来て貰えないかしら?」と言われ

こうちゃんを幼稚園に送って行っての帰りに彼女のお宅に寄ると???

茶の間の片隅のピアノの上に「お茶とご飯とお味噌汁」の乗ったお盆が?

和子は生まれて初めて見た「陰膳」でした。和子はビックリして

和子・・・「どうしたの?何が有ったの???」

彼女・・・「ご免ね?驚かせて・・・」

実は彼女のご主人はその時38歳だとか?お酒の好きだった方かどうだか

分かりませんが、彼は肝硬変を患い・・・彼の実家の有る横須賀の病院に

通院しお仕事も休職にして8ヶ月に成るとか?和子も自分の周りには当時は

肝硬変を患った方は居ないし・・・良く分かりませんが、外見から見ると

全然元気で分からないって感じですが、当人は恐らく苦しいでしょうね?

 

又高熱や痛みと言った様々な症状が出れば病気と闘うと言う事も有るでしょうけど

余り普段症状も無く、お仕事もドクターストップが掛けられて社会復帰も

出来ず、家庭の主が毎日ブラブラして居る事にも責任を感じて

精神的にも追い詰められて居る様でした。

 

  【耳遠く オレオレ詐欺 困り果て(シルバー川柳)】

 

中村さん(仮)から・・・

まこ君も小学校に入学しこうちゃんも幼稚園に入園して・・・

幼稚園の運動会の準備に幼稚園に皆さんで行ってお花を作ったり

色紙で飾り物作りのお手伝いに行きました。

 

皆さんご父兄の方々を雑談をしてそれなりに楽しい時間を過ごして帰りに・・・

6棟の中村さん(仮)から「色々悩み事を聞いて欲しいから一度

家に来て貰えないかしら?」と言われたけど・・・殆ど交流の無い彼女に

「色々悩み事を・・・」と言われても???和子は思わず

「どうして私に???」って聞くと「取っても明るくってお話しをしても

大丈夫だと思ったから・・・」と言われ驚きに反面、和子を信用して呉れて

嬉しかったです。でも~~~仕事が有るし~

 

「其処まで信用して呉れるのであれば、私は毎日内職をして居るからお宅に行くと

半日潰れちゃうから・・・幼稚園に送って帰りに家に来て呉れれば何時でも

聞くよ~」と言うと・・・「申し訳無いけど・・・家を空けられないから・・・

私の家に来て欲しい」と???彼女はこうちゃんと同じ年の娘さんと弟さんと

ご主人と4人家族で和子の家と同じなのに???「どうしても和子さんのお宅には

行けない」と言う・・・「じゃ~明日幼稚園に送ってから帰りに寄るね?」と

約束をして次の日にこうちゃんを幼稚園に送って行って中村さんのお宅に行くと・・・

 

  【先に寝るぞ 安らかにねと 返す妻(シルバー川柳)】

 

大ちゃん幼稚園に行こう?

まこ君は幼稚園に行くのが大好きで何時も元気よく行きます。

所が清水のオバサンちの大ちゃんは内気でママとなら何とか行きますが・・・

有る時、清水のオバサンから

「のりちゃん(大ちゃんの弟)を病院に連れて行くから大ちゃんの幼稚園の

送りお願い・・・」と頼まれて少し早い時間に幼稚園の支度をしてオバサンが

連れて来ました。大ちゃんはお兄ちゃんだから我慢に我慢して家には来ましたが、

玄関から家に上がって来ません。まこ君が「遊ぼう~」って誘ってもダメ

 

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丁度、その日の朝パパが会社に行く前にまこ君は少し風邪気味で下痢をして居ました。以前にオバサンから「大ちゃんはお医者さんが大嫌い」って聞いて居た。

大ちゃんが玄関の下駄箱の前で「オバサン、お腹が痛いから幼稚園休む」と

駄々をこね出した時、パパから電話が有って「まこ君は大丈夫か?幼稚園に行けるか?」って案じて電話を呉れたの~その時、ふとオバサンから聞いて居た事を

思い出し・・・パパにお医者さんに成って貰い

「『大ちゃん、お腹が痛かったらお医者さんが注射を打ちに来る』って言ってるよ~」

と言ってパパに電話に出て貰ったら・・・「僕~幼稚園に行くから先生来ない

で・・・」と断り、部屋にやっと入って来た。

時間に成ってまこ君が幼稚園に行く支度をし始めると又「オバサンお腹が痛いから

僕、まこ君ちで待ってる」と言い出し・・・「じゃ~こうちゃんと3人で

まこ君幼稚園まで送って行ってオバサンとこうちゃんと帰って来よう」と

連れ出し・・・幼稚園に行って先生にバトンタッチ(笑)

 

行きは何とか行って呉れたけど・・・帰りが大変「ママが帰るまで幼稚園に居る」と・・・数時間先生と和子で宥めてやっと連れて帰る

その大ちゃんも。今やオッサン((^▽^笑) )

 

【八十の 母が母恋ふ 入り彼岸(シルバー川柳)】

 

まこ君も幼稚園へ・・・

まこ君も愈々幼稚園へ・・・まこ君は人見知りもしないで毎日幼稚園へ

喜んで行きます。朝はパパと一緒に親子4人で食事を済ませて9時ごろには

幼稚園に送って行って・・・朝の仕事・洗濯掃除を済ませて和子は内職・・・

毎日時間を決めて内職に精出し・・・午前中はこうちゃんと遊びながら・・・

午後はまこ君を迎えに行って帰って来ると19棟のオバサンの家へ

まこ君とこうちゃんは遊びに行って帰って来ない・・・

 

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    【「父の日ね」写真の中の 妻の声(シルバー川柳)】

 

リンキング・・・

和子はグループでする仕事より自分一人で出来る仕事がしたいと思って居たので

靴下の先かがりのお仕事は和子に取っては最高のお仕事でした。

でも~特殊な機械を入れて遣るので先ずはパパに了解を得なくてはいけない

それより何よりやり方を教えて貰わなくてはいけないので304号室の

伺って教えて貰うのですが、彼女も所詮、内職だから・・・必死には教えて

呉れない・・・そんな時に17号棟でお婆ちゃんとオバサンと2人暮らしで

その靴下の内職で生計を立てて居ると言うお話しを聞いて教えて貰え無いか

伺った所、「生活が掛かって居るから教える暇は無い」と断られ・・・

和子の足元にも及びませんでした。

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偶々伺ってる時に会社のオバサンが材料を届けに来て「機械を届けるから最初は

練習で、日に100円でも良いから教えるから遣って見て下さい」と言われ

取っても人当たりの良さそうなオバチャンでした。早速パパに了解を得て

北側の3畳の板の間に設置して貰って・・・マジで一日に一足出来た~~~

って言う感じでした。其れで徐々に上達して00電子の内職は月に3000円?

5000円位の収入だったけど・・・リンキングでは月に12,000円位稼ぎ

1/3はパパの小遣いと後1/3は和子の小遣い、残りの1/3はまこ君と

こうちゃんに半分づつ貯金して頑張りました。当時未だまこ君は幼稚園に

行く前だったかな?((^▽^笑) )

 

【朝寒に 喝を入れたる 万歩計(シルバー川柳)】

 

 

和子とオバサン

清水のオバサンとは和子とご主人が同じ郷里と聞き、又ご主人のご近所に

一年お手伝いさんに行ったと言う偶然が重なり、又子供もお互いに男の子二人で

二人共同じ歳で、家族ぐるみでお付き合いを初め、団地は管理人さんは居ても

大家さんが合鍵を預かって呉れる事も無く、和子とオバサンはお互いに合鍵を

預け合い、お互いに洗濯物を取り込んだり~布団を取り込んだりと・・・

団地の中でも羨ましがられる程の仲良しでした。

 

まこ君は以外と社交的で何処にでも行って、誰とでも仲良く成れる性格ですが

オバサンちのだいちゃん(仮)は取ってもママっ子で和子の家に来ても

「ママが心配するから帰るね?」って帰っちゃう・・・所が、まこ君は

オバサンの家に行っても一日中でも遊んでる。流石に申し訳無いから・・・

「偶には家にも来させて・・・」と言って、来ても直ぐ帰っちゃう(笑)

そんな感じでオバサンも「まこ君が家に来て居ると私に付き纏わないで二人で

遊んで呉れるから返って有り難いよ~」って言って呉れるから・・・

お言葉に甘えて年中オバサンのお宅に・・・

和子は安心してまこ君をオバサンに預けて00電子の内職を頑張りましたが

00電子の内職は数人のグループで届けて貰うから誰か何人かで休んだり

会社の都合で急きょお休みに成ったりで和子には満足できる内職では

有りませんでした。

そんなある日、紳士靴下を沢山運んで来るお兄さんを見て伺ったら304号室の

奥さんがリンキングで紳士靴下の先かがりの内職をして居ると聞き

見せて貰いに行った(笑)

 

  【鳳仙花 さわらないでと 言ったのに(シルバー川柳)】