個性的で華やかなリーフプランツ8選
暑くても元気に咲いてくれる花はありますが、
夏は個性的なリーフプランツを楽しむのもよいものです。リーフプランツは
花がら摘みの必要がなく、水切れの心配も少なく、猛暑のなかで
ストレスなく栽培できます。カラフルな色や造形的なリーフプランツです。
🧿 花より目を引く、バリエーション豊かな色形
葉の色や形が美しく、花よりむしろ葉の観賞価値が高い植物を
リーフプランツといいます。室内でも楽しめる観葉植物をはじめ、
近年人気の多肉植物やグラス類など、豊富な種類があります。なかでも、
夏の庭やベランダを華やかに、個性的に飾るリーフプランツです。
咲く期間が限られる花に対して、葉っぱの美しさは長く楽しめます。
花がら摘みの必要がなく、水切れの心配も少なく、猛暑のなかで
ストレスなく栽培できるのもメリットです。たいがいは花より大きいので、
その美しさが際立ちます。 リーフプランツの色や斑模様、
形のバリエーションはとても多彩なので、葉っぱだけで花に勝るほど
魅力的な植栽が楽しめます。個性的で華やかなリーフプランツを
使いこなして、まだまだ暑い夏の庭を彩りませんか。
🧿 個性的で華やか!
植栽に使いやすいリーフプランツ8選
🌀 バリエーション豊富で夏の庭で大活躍【コリウス】
草丈:20~80㎝
大人の手のひらほどの大きな葉からコンパクトなサイズまであり、
花色や斑模様のバリエーションも豊富。鮮やかな葉色を組み合わせ、
寄せ植えや花壇で楽しめます。寒さに弱いため一年草扱いですが、
苗を5月ごろに購入して摘芯を繰り返すと、秋には見事なツリー状にも
仕立てられます。
🧿 日陰の庭をみずみずしく彩る
【クサソテツ(コゴミ)】
落葉性
草丈:40~80㎝
新芽はコゴミの名前で食される山菜です。日本をはじめ東アジアの山間部で
林床に自生します。軽井沢の別荘庭などで、羽状の葉を広げた大株を
よく見かけます。暖地では強光線や乾燥を避け、日陰の庭でギボウシなどと
あわせると魅力的。環境に合うとよくふえます。
🧿 大きな葉が庭のランドマークに【カンナ】
落葉性
40~150㎝
人の背丈ほども伸びる大型の多年草で、初夏から秋まで開花します。
けれども、近年は銅葉やストライプなど、葉色や模様が魅力的な園芸品種が
多く流通。庭に高さを演出できるリーフプランツとして人気で、
わい性種もあります。乾燥に強い反面、水辺でも育つ適応力も特徴です。
🧿 夏は庭でも楽しめるカラフルな観葉【カラジウム】
落葉性
草丈:20~40㎝
サトイモの仲間で、イモ状の球根から長い葉柄を伸ばして矢じり形の葉を
茂らせます。緑や白の地に赤や黄緑などの斑模様が入り、涼やかな雰囲気で
カラフルな彩り。熱帯アメリカ原産で寒さに弱いものの、夏は庭で
楽しめます。冬は屋内に取り込めば毎年育つ多年草です。
🧿 柔らかなシルバーリーフがアクセント
【ラムズイヤー】
半常緑性
草丈:20~40㎝
綿毛に包まれた柔らかな葉が「羊の耳」と呼ばれる、美しいシルバーリーフ。
初夏に花茎を伸ばして淡い紫色の花を咲かせますが、花よりも横に
広がる草姿や葉群が魅力的です。原生地はトルコなどの乾燥地帯なので、
夏は過湿にならないように茎葉を切り戻しましょう。
🧿 秋の紅葉も美しい日本のグラス【ベニチガヤ】
落葉性
草丈:20~60㎝
日当たりのよい場所で育てて夏の葉焼けを防ぐと、緑の葉の先端が
美しい朱色に染まり、秋は全草が紅葉して見事です。鉢でも草もの盆栽などで
コンパクトに楽しめます。暑さにも寒さにも強く育てやすいグラスですが、
冬は地上部が枯れて春にまた芽を出します。
🧿 インパクト抜群の水生植物【コロカシア】
常緑性
草丈:30~130㎝
カラジウムと同じサトイモの仲間で、最低温度が5℃以上あれば戸外で
冬越しできます。水を好む水生植物なので、鉢底に水を溜める底面吸水や
水盤での栽培も可能です。大きな葉はインパクトがあり、黒い葉色の
園芸品種は植栽のアクセントになって視線を引きつけます。
🧿 涼やかな斑入り葉がふんわり広がる
【斑入りイワミツバ(エゴポディウム)】
半常緑性
草丈:20~40㎝
学名のエゴポディウムで呼ばれることもあります。白い斑入り葉が爽やかな
印象です。高温多湿は苦手で、強光線を避けられるシェードガーデンを明るく
彩ります。初夏にはレースフラワーのような白花も開花。冬には葉を落とす
こともあり、芽吹いてしばらくは緑葉になることも。
🧿 魅力的なリーフガーデンの組み合わせ
このなかでも、リーフプランツの豊かなバリエーションが
お分かりいただけたことと思います。が、まだまだ魅力的な種類が
たくさんあります。日ごろ、つい花にばかり注目してしまいがちな視点を
少し変えると、ガーデニングの楽しみがグッと広がると感じて
いただけます。 リーフプランツを組み合わせるコツは、まず葉の形が
異なるものを集めること。大きな丸い葉に線形の葉や小さな葉の
集まりなどを寄せると、それぞれの個性が際立ちます。コリウスや
カラジウムなどのカラフルな葉色は主役やアクセントになるので、
ボリュームは控えめでOK! 白斑入りやシルバーリーフの明るさも
上手に取り入れたいものです。
ローメンテナンスで楽しめるリーフプランツで、暑さのなかでも
みずみずしい庭やベランダを演出してみてはいかがでしょう。
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