【特別篇】
🏕️ 二本煙突と月
ライトアップされた二本煙突と月の美しさ
🧿 記念公園の二本煙突と月
2018年に筑豊炭田遺跡群のひとつとして、国の史跡に指定された
「石炭記念公園」。園内に立つ「二本煙突」は、高さ約50メートルと
現存する明治時代の煙突としては国内最大級であり、筑豊の炭鉱最盛期の
面影を現在に伝える貴重な遺産だ。 毎日、日没から夜10時まで
竪坑櫓(たてこうやぐら)と共にライトアップが行われ、月明かりの下で
輝く姿には荘厳な雰囲気が漂う。 また、毎年11月の第1日曜日と
その前日には、石炭記念公園で
「TAGAWAコールマイン・フェスティバル~炭坑節まつり~」が開催され、
本場の炭坑節を参加者みなで踊る「炭坑節総踊り」などの催しのほか、夜には
色とりどりのキャンドルとライトアップされた二本煙突の競演が楽しめる。
🌀 TAGAWAコールマイン・フェスティバル~炭坑節まつり~
開催日:2024年11月2日(土)~3日(日)
🧿 平尾台のススキ
🏕️ 平尾台のススキ。
「平尾台」は、北九州市や行橋市、京都郡などにまたがる、日本有数の
カルスト台地。標高は300~700メートル、南北6キロメートル、
東西2キロメートルに広がる雄大な石灰岩地帯で、天然記念物、国定公園、
県立自然公園の指定を受ける「日本三大カルスト」のひとつだ。
秋になると、山肌一面をススキが覆い、陽の光を浴びながら風に揺らめき、
黄金色に輝く景色は圧巻。足元には可憐な花を咲かせる野花も見られる。
おすすめのビュースポットは「見晴台」と大平山で、ススキと石灰岩の
幻想的な光景を楽しめる。
🌀 見ごろの時期:9月下旬~11月下旬
🧿 光の航路
🏕️ 光の航路。
美しい夕日が見られることで知られる三池港で、年に2回、1月と11月に
約10日間だけ観賞できる「光の航路」。海面に夕日の光が一筋伸びる光景は
珍しく、「奇跡の絶景」と呼ばれている。 日没の方位が西南西となる時期に
だけ見ることができ、長い航路の先端から閘門の中心を通る光線が
出現すると、大勢の人がシャッターを切る。
三池港は2015年に世界文化遺産に登録されており、周辺の工場群の夜景と
併せて人気の撮影スポットとなっている。
🌀 見ごろの時期:2024年11月中旬~下旬
🧿 清水山一帯の紅葉
🏕️ 清水山一帯の紅葉。
みやま市北東部に位置する清水山は、豊かな自然の中に歴史的な
寺社・史跡、公園などが点在する、ハイキングや散策に人気の山で、
全国の歩きたくなる道500選にも選ばれている。
四季折々の景色を楽しむことができ、特に紅葉の時期には美しく
見応えのある情景を楽しむことが可能。 なかでも室町時代の画僧・雪舟が
中国で学んだ山水技術を生かして築いたといわれる国指定名勝の
清水寺本坊庭園では、自然美と人工美が溶け合った見事な紅葉が望める。
🌀 見ごろの時期:11月下旬~12月初旬頃
🧿 のこのしまアイランドパークのコスモス
🏕️ のこのしまアイランドパークのコスモス。
福岡市内中心部からフェリーでわずか10分の場所にある
能古島(のこのしま)は、気軽に行くことができて豊かな自然を満喫できる、
福岡市民に人気の行楽地。 この離島の北端にある
のこのしまアイランドパークは、園内に数多くの花が植えられており、
四季折々の花の姿を楽しむことができる。15万平米の園内には、
宿泊施設やバーベキューレストランなどが点在。オリジナルスポーツ、
のこのこボールも人気。 秋は、早咲き(10月上旬~10月下旬)
約50万本と遅咲き(10月下旬~11月上旬)約30万本のコスモスが
咲き広がり、ピンクや白のコスモス畑と博多湾の青い海とのコントラストが
見事。周りを海に囲まれた離島ならではの絶景を満喫できる。
🧿 太原のイチョウ
🏕️ 太原のイチョウ。
広川町のシンボルツリーであるイチョウの木。11月中旬から下旬ごろ、
太原地区は約80本のイチョウが美しく色づき、辺り一面が幻想的な黄金色に
染まる。 イチョウの並木と黄金の絨毯が作り出す景色は、思わず息をのむ
美しさだ。 ちなみに太原のイチョウは私有地にあり、所有者の厚意で
見学することができるようになっている特別な場所。感謝の気持ちを
忘れずに観賞したい。
🧿 メタセコイアの並木道
🏕️ メタセコイアの並木道。
築上町物産館「メタセの杜」の裏にある、50メートルほどのメタセコイアの並木道。
11月中旬から12月上旬には、ヒノキ科の落葉樹である
メタセコイアが鮮やかなオレンジ色に紅葉する。
落ち葉のレッドカーペットも美しく、まるで映画のワンシーンを
切り取ったような情景が広がる。
🧿 英彦山神宮 参道の紅葉
🏕️ 英彦山神宮 参道の紅葉。
福岡県と大分県の県境に鎮座する標高1,199メートルの英彦山は、
古くから神聖な山として信仰を集めた日本三大修験山の1つ。
その英彦山にある英彦山神宮の奉幣殿までの参道は、10月下旬から
11月中旬ごろになると鮮やかな紅色のモミジに包まれ、
背筋が伸びるような神秘的な光景が広がる。
英彦山神宮 参道の紅葉(ひこさんじんぐう さんどうのこうよう)
🧿 柳坂曽根の櫨並木
🏕️ 柳坂曽根の櫨並木。
福岡県の天然記念物に指定されている柳坂曽根の櫨並木(はぜなみき)。
かつては灯明用の蝋の原料として植樹されたハゼが、
南北約1.2キロメートルにわたり、約260本も現存する希少な並木で
『新・日本街路樹100景』にも選ばれている。
11月中旬から12月上旬ごろになると、ハゼが燃えるように真っ赤に
色づき、その美しい光景は久留米の秋の風物詩となっている。
🧿 つづら棚田
🏕️ つづら棚田。
うきは市の新川・葛籠地区の山あいの斜面に造られた、400年以上の
歴史を持つ「つづら棚田」。「日本の棚田百選」のひとつで、面積は約
7万平方メートル、約300枚の精巧な石組みの棚田が階段状に連なっている。
周囲の山林と調和した景観が美しく、駐車場付近が棚田を一望できる絶好の
スポット。秋には、棚田が稲穂の黄金色に染まり、畦道に咲く真っ赤な彼岸花がさらに彩りを添える。また、彼岸花の中には白い花も見られるので、ぜひ
探してみてほしい。 毎年秋には「彼岸花めぐり&ばさら祭り」も開催され、
清々しい空気の中で稲穂と彼岸花のコントラストが楽しめるほか、
収穫したての新米も購入できる。
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