【特別篇】
春の絶景・風物詩10選
桜色の花みこしが街を練り歩く美濃まつり
日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。
まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて
魅了されたという人も多いはず。
今度は、岐阜県が誇る春の絶景・風物詩をピックアップ。
日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。
◆ 美濃まつり
🏕️ 美濃まつり。
美濃まつりは、明治後期に始められた豪華絢爛な「花みこし」「山車」
中でも桜色に染めた美濃和紙の花をつけた花みこしは、優雅で華やか。
250~300本もの “しない”と呼ばれる竹の棒をみこしの屋根に取り付けた
大小の30余基花みこしが市内を練り歩く。
その姿は、まるで美しい桜の花が乱舞しているように可憐で、
美濃市の春の風物詩となっている。
開催期間:毎年4月の第2土曜日と翌日の日曜日。
2024年は4月13日(土)、14日(日)の開催。
◆ 青屋地区 神明神社の枝垂れ桜
🏕️ 青屋地区 神明神社の枝垂れ桜。
町の97%が森林を占める自然豊かな飛騨の朝日町。春になると、
このエリアは枝垂れ桜が咲き誇ることで有名。
「飛騨あさひ桜巡り」は、各スポットの桜の名所をスタンプラリーで巡る
イベント。半日ほどドライブをすれば、5~6か所の桜の名所を
巡ることができる。神明神社の「枝垂れ桜」は、高山市朝日町に数多くある
枝垂れ桜の中でも代表的な1本。 開花にあわせてライトアップも行われ、
昼とはまた違う美しさを見せる。満開になった枝垂れ桜が水田に写り、
逆さになった桜との共演は、他では見ることができない絶景だ。
見ごろの時期:例年4月下旬
◆ 根尾谷淡墨ザクラ
🏕️ 根尾谷淡墨ザクラ。
樹齢1,500余年を誇る孤高の桜は、日本三大桜のひとつとして
国の天然記念物に指定されている。 継体天皇お手植えの桜と伝えられ、
つぼみのときは薄いピンク色、満開になれば白に、そして散り際には淡い
墨色になることから淡墨桜と名付けられたされている。
開花から散り際まで移ろう桜の花の色彩は、その名の通りまるで墨絵のよう。
ハラハラと散る花びらや朝霧からうっすらと淡墨色をした桜の佇まいなど、
どれも情緒深く、見る者を魅了する。
見ごろの時期:例年3月末~4月上旬
◆ 古川祭
🏕️ 古川祭。
岐阜県飛騨市古川町で毎年4月19日、20日の2日間にわたって盛大に
開催される伝統神事。国重要無形民俗文化財にも指定されている
天下の奇祭として、勇ましい「起し太鼓」、絢爛豪華な屋台が集結する
「神輿行列」の3本仕立てで盛大に行われる。
19日にはさらし姿の男たちが太鼓を打ちながら街を練り歩く
"動"の「起し太鼓」が迫力満点で見事。"静"のイベント
「屋台行列」でずらりと並ぶ様子も圧巻で、
岐阜県を代表する盛大な例祭となっている。
開催時期:毎年4月19日、20日
木曽川渡し場遊歩道は、木曽川沿いに続く全長約600メートルの遊歩道。
道沿いには竹林が広がり、その美しさから、かぐや姫の散歩道
とも呼ばれている。 木漏れ日が差し込むと、ほどよい明るさを生み、
静寂の中に風の音、鳥の声、川の音が聞こえてくる、
絶好のリラクゼーションポイントに。 歩道には竹チップがふんだんに
敷き詰められ、ふわふわとして柔らかな感触や竹の香りを楽しみながら
散策できる。 遊歩道沿いには、歴史的遺跡や水の侵食によってできた様々な
奇岩などを見ることもできる。
🏕️ 新穂高ロープウェイ。
奥飛騨の新穂高温泉にある、第1・第2をあわせた全長3,200メートルの
ロープウェイ。日本初の2階建てゴンドラに乗って、標高2,156メートルの
雲上から北アルプスの絶景を楽しめる。
レストランや土産物店、露天風呂などを備えた施設が2020年7月に
リニューアルされ、2階建てゴンドラもリニューアル。視界がよりワイドに、
そしてクリアになったことで、深いグリーンの山々が連なる大パノラマの
景色がより堪能できる。
◆ 新境川堤 百十郎桜
🏕️ 新境川堤 百十郎桜。
「日本さくら名所100選」にも選ばれた桜の名所、新境川堤。
川の両岸に咲くのは、岐阜県出身の歌舞伎役者・市川百十郎が境川放水路の
完成を記念して寄贈したソメイヨシノで、「百十郎桜」と呼ばれている。
毎年、満開になった桜が川の水面を覆うように咲き乱れる。
新境川の両岸約4キロに渡って咲き誇る桜は圧巻。
◆ 相川鯉のぼり一斉遊泳
🏕️ 相川鯉のぼり一斉遊泳。
約350匹の鯉のぼりが一斉に相川上空を遊泳する、垂井町の春の風物詩。
毎年3月下旬から開催される催しで、鯉のぼりと雪が残る伊吹山、
さらに満開のソメイヨシノを同時に写真に収めることができる、
珍しいスポット。川幅の広いところでは200メートルものロープに
色とりどりの鯉のぼりが泳いでいる。
その年の3月に小学校を卒業する小学生の将来の夢などが書かれた
吹き流しも一緒に泳いでいる。
◆ 國田家の芝桜
🏕️ 國田家の芝桜。
郡上市明宝奥住在住の國田家のおばあちゃんが、昭和36年頃から、
コツコツと一人で管理する芝桜。徐々にその数を増やし、開花時期になると
大勢の観光客が訪れる程の名所に。 現在では広大な敷地に色とりどりの
芝桜が咲き誇り、まるでピンク色の絨毯を広げたかのよう。里山の風景と
濃淡のあるピンク色の芝桜が一面に広がるこの季節だけの絶景が広がる。
見ごろは4月下旬から5月上旬。
◆ 恵那峡の桜
🏕️ 恵那峡の桜。
恵那峡は、約100年前に木曽川を大井ダムでせき止めて作られた人造湖。
よく晴れた日は、青い空の下で赤い恵那峡大橋がよく映える。
両岸には、奇岩・怪石が立ち並び、春には恵那峡公園さざなみ広場で
約200本の桜が美しく咲く。整備されたばかりの
ウッドデッキや桃介広場から眺めたり、湖を巡る遊覧船からも
桜観賞を楽しめる。 桜の開花期には「恵那峡さくらまつり」が開催され、
ライトアップによる夜桜を眺めることもできる。
恵那峡さくらまつり
開催期間:2024年3月30日(土)・31日(日)
夜桜ライトアップ
開催期間:2024年3月23日(土)~4月7日(日)
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