【特別篇】
庭にお迎えしたい一年草7選
<ガーデニングアルバム>写真付きで紹介
春の始まりに探してみたい、私の”推しの花”
日の光にぬくもりが感じられるようになり、地域によっては花の便りが
ちらほら聞こえてくるようにもなりましたね。
どこかへ出かけて花を愛でるのも楽しいですが、この春は手軽に花壇やお庭、
鉢植えなどでお花を育ててみませんか?
「春っぽ気分が上がる」一年草を・・・
あなたの“推し”の花を見つけてみませんか。
🌀 一年草とは
ここであらためて、一年草、多年草、宿根草の違いを整理しておきましょう。
種まき、発芽、開花、そして枯れるというサイクルがワンシーズンで完結して
おり、持っているエネルギーをすべて使うことができる一年草。
花つきがよいものが多いのも特徴です。
【ガーデニングアルバム】春っぽ気分が上がる!
庭にお迎えしたい一年草<写真一覧>
🌺 アイスランドポピー Papaver nudicaule/ケシ科
🌺 リナリア Linaria/オオバコ科
🌺 ハナカンザシ Rhodanthe anthemoides/キク科
🌺 キンギョソウ Antirrhinum majus/オオバコ科
🌺 カスミソウ Gypsophila/ナデシコ科
🌺 ニゲラ Nigella/キンポウゲ科
🌺 トレニア Torenia/アゼトウガラシ科
お気に入りの花は見つかりましたか?次で詳しく見ていきましょう!
・学名:Papaver nudicaule
・科名:ケシ科
・草丈:30~60cm
・開花期:3~5月ごろ
すでに開花の時期を迎えているアイスランドポピー。
暖かい陽射しのようなオレンジ色がポピュラーですが、ホワイトや
パステルピンクなど春らしい色もたくさん揃っています。
広い面積の場所に植栽されることが多く、色とりどりの花が一面に咲く
様子もみごとですが、薄い和紙のような花びらが重なって繊細に咲く姿は
間近で見てもとても魅力的です。
花もちがよいので、大切に育てた花を花瓶にさしてお部屋などに
飾ることができるのも楽しみのひとつです。
🌺 リナリア
・学名:Linaria
・科名:オオバコ
・草丈:30~100cm
・開花期:3月中旬~7月上旬、12月上~中旬、
5月~7月(品種により異なる)
紫、赤、白、ピンク、黄、紫……花色が豊富なリナリア。
すらりとした花穂が風に揺れる優美な姿は見る者をうっとりさせてくれます。
葉の色がきれいで、つぼみがたくさんついている、茎がぐらついて
いないしっかりとした苗を選ぶのがポイント。ほかの植物との相性が
よいので寄せ植えでも楽しめます。
乾燥気味な環境を好むので、水はけがよい土に植え、土の表面が乾いたら
たっぷり水やりするとよいでしょう。
🌺 ハナカンザシ
・学名:Rhodanthe anthemoides
・科名:キク科
・草丈・樹高:10~20cm
・開花期:3月~5月
赤っぽく丸い蕾が開くと白い小さな花が咲きます。
丸い蕾が簪(かんざし)のように見えるのでハナカンザシと呼ばれています。
カサカサした手ざわりの花びらが独特で、切り花でも持ちがよいですが、
ドライフラワーにしてさらに長く楽しむこともできます。
高温多湿が大の苦手で特に夏越しが難しいので一年草扱いされる場合が
多いですが、もともとは多年草です。水やりの際は直接かからないように
注意しましょう。
🌺 キンギョソウ
・学名:Antirrhinum majus
・科名:オオバコ科
・草丈・樹高:20~120cm
・開花期:4月~6月がメイン
ふっくらとした花の形が金魚の泳いでいる姿に似ていることから、
キンギョソウと呼ばれています。スナップドラゴンという英名も
持つので、2024年、今年の干支である辰年にちなんで育ててみるのは
いかがでしょうか。パッと目を引く色彩、甘い香り、主役級の存在感を
放って咲く花です。一重咲き、八重咲きのほか、ペンステモン咲きと
いう花が杯状に開く品種もあり、それぞれ印象が違うので
見ていて楽しくなります。日当たりと水はけのよい場所を好みます。
🌺 カスミソウ
・学名:Gypsophila
・科名:ナデシコ科
・草丈・樹高:20~100cm程度
・開花期:5~7月
地中海沿岸からアジアにかけて125種ほどが分布しているカスミソウ。
真っ白な花を無数に咲かせるのが儚げで素敵ですが、
「ジプシーディープローズ」「マイピンク」といったピンク色の星を
ちりばめたようなキュートな品種もあるので、見つけたらぜひ
ゲットしてみてください。高温多湿に弱いので、
鉢植えは風通しのよい日なたに置きます。庭植えでは、水はけのよい
日なたに植えつけ、高温期の長雨には当てないようにしましょう。
🌺 ニゲラ
・学名:Nigella
・科名:キンポウゲ科
・草丈・樹高:40~100cm
・開花期:4月下旬~7月上旬
個性的な花の代表選手と言ってもいいニゲラ。青や白、ピンクの花弁のように
見えている部分は、実は萼片。苞と呼ばれる糸状の葉が、花を包むような
フォルムが、繊細かつユニークです。
姿だけでなく名前も個性的で「Devil in a bush」つまり
「茂みの中の悪魔」という英名も!これは花の後にできる黒い実の形が、
角が生えた悪魔が茂みに潜んでいるように見えるからだそう。
和名ではクロタネソウとも呼ばれています。
放任しても育つ強靭さで、ビギナーでも育てやすい植物です。
花が咲いて実をつけるまでの変化を楽しんでみましょう。
🌺 トレニア
・学名:Torenia
・科名:アゼトウガラシ科
・草丈:20~30cm
・開花期:4~11月
とても育てやすく、たくさんの花を咲かせてくれるトレニア。
バリエーションに富んだカラーとスミレに似た可憐な姿で人気があります。
こぼれ種が発芽して増える場合も。また、多年草の品種もあります。
春の始まりに探してみたい、私の”推しの花”
いかがでしたでしょうか?それぞれの花の魅力を感じていただけたと思います。好きなものを見つけたら、愛情たっぷりに育ててみてください。
太陽というスポットライトを浴びて、けなげに花を咲かせるその姿に
キュンとすること間違いなしです。花からエネルギーをもらって
素敵な春を過ごしましょう。
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