【特別篇】
庭木14選!春の訪れはお気に入りの色で感じたい
イエロー、ピンク、ホワイトガーデンづくりにおすすめ!
2~3月にかけていち早く咲きだし、春が近づいて来たことを教えてくれる
早春の花木。この季節に咲く花は明るい黄色の花が多く、待ち焦がれた
春の到来に心が浮き立ちます。冬枯れの野山を散歩していると、木々は着実に
春支度を整えていることに気づくでしょう。
今回は黄色のほか、さまざまな色合いの花を咲かせる早春の花木をみようね
🌀 黄色の花が咲く花木7選
🌺 マンサク
まだ寒い時期からほかの花よりいち早く花が咲くマンサク。
「まず咲く」という言葉が変化して呼び名になっています。
昔から稲作と深い関りを持ち、花がたくさん咲けばその年は豊作に、
少ないと凶作になると言われていました。
🌺 ロウバイ
ロウバイは中国から日本に伝来。濃厚な甘い香りが魅力で、生け花や
庭木として古くからなじみ深い花です。
まるで蝋(ろう)で作ったような質感の花が艶やかで、春の日差しに
キラキラ輝く様子が楽しめます。
🌺 サンシュユ
満開時には木全体がふんわりと優しいイエローに包まれるサンシュユ。
数多くの小花が集まって数センチの花房を形成します。
秋には紅葉や真っ赤な赤い実もキレイです。
🌺 オウバイ
長い枝をしなやかにしだれさせ、鮮やかな黄色の花を咲かせます。
強剪定にも耐えるので、盆栽にもよく利用されている花木です。
🌺 ミツマタ
細い枝にうつむいて花を咲かせるミツマタ。枝が3つに分かれることが
名前の由来で、花からは甘い芳香が漂います。日陰の森林でひときわ明るく
輝くように咲く風景がキレイ。枝は繊維質を豊富に含み、
高級和紙の原料としての利用価値があります。
🌺 シダレヤナギ
シダレヤナギは川沿いの道で街路樹としてよく見かける樹木。
細い枝が風に吹かれてソヨソヨと揺れ動く様子がたおやかです。
早春には葉と同時に黄色い穂花が開花します。
🌺 キブシ
日本原産で雄株と雌株に分かれるのが特徴のキブシ。ブドウの粒のような
黄色い花が5~10センチほどの紐状に連なり、遠目に見ると黄色の
ネックレスのよう。黒い色素の原料として知られ、江戸時代までは
お歯黒のときによく使われていました。
🌀 ピンクや白の花が咲く花木7選
🌺 ウメ
日本では庭での観賞用低木として親しみ深いウメ。実を収穫するための
農園も多く、日本の暮らしに密着した樹木です。
満開時には白やピンク・赤の花が山一面を華やかに彩ります。
🌺 アセビ
アセビは漢字で「馬酔木」と表記。有毒物質を含み、馬が食べると酔った
ような足取りになることが名前の由来と言われています。
ベルのような白い花が集まって咲き、軽やかな花姿がキュートです。
🌺 オニシバリ
樹皮が硬く鬼も縛れそうなのでこの名前が付けられたオニシバリ。
ジンチョウゲ科の1種で、珍しいことに夏に葉を落とす落葉低木です。
早春には葉の付け根から黄緑色の花が咲きます。
トキワヒメハギはヨーロッパの高山地帯が原産地。春に咲く花は紫と
黄色のコントラストが鮮やかで、芳香も楽しめます。
樹高10~15センチとコンパクトなサイズの常緑低木で、
花壇の縁取りやグラウンドカバーにもオススメです。
白い大きな花がインパクト抜群のミヤマガンショウ。中国に自生する
常緑樹で、満開時には白い花が木全体を覆いつくすように咲き広がります。
漢字で「深山含笑」と書くように、奥深い森林に咲く花が
ニコニコと笑っているかのようです。
🌺 ギョリュウバイ
ギョリュウバイは寒さに強いオージープランツの1種。ウメの花に
そっくりの小花が咲き、ピンクや赤の花が冬の庭を彩ってくれます。
花には甘い蜜があり、採取した「マヌカハニー」はニュージーランド産
ハチミツとして有名です。
🌺 ネコヤナギ
モフモフの花穂が愛らしいネコヤナギ。3~4月にかけて白っぽい綿毛の
花穂が開き、まさに猫の尻尾のような花姿がユニークです。
暑さ寒さに強く、庭木のほか街路樹としても日本全国で植えられています。
早春の花木が咲いたら、春はもうすぐそこまで!
葉を落とした木々が立ち並ぶ中、早春の花木があちらこちらでポツポツと
咲き始める季節。吹く風はまだ冷たいけれど、耳をすませば春の足音が
聞こえてきそうです。家の中で縮こまっていないで、暖かい恰好で春を
探しに野山に出かけてみませんか。
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