【滋賀県 2023年】 秋の絶景・風物詩10選

【特別篇】

◆ 永源寺

  

     🍁 永源寺

寺院を彩る紅葉のグラデーション

 暑い夏が過ぎ、秋風が心地いい季節。旅をしたい気持ちが

高まってきました。 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本には

たくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。自粛中に、そんな日本の

魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの

豊かな景色をお楽しみください!

 

 「永源寺」は、全国に127の末寺を擁する臨済宗永源寺派大本山

豊かな自然に包まれた寺院で、関西有数の紅葉の名所である。

 立派な山門をくぐると、目の前に広がるのは鮮やかな紅葉のグラデーション。

永源寺の木々は一本一本が大きく、ダイナミックな紅葉が楽しめる。

特に開山堂前の「開山御手植の楓」や境内裏看門付近の紅葉が見事だ。

 また、見ごろに合わせて、「観楓特別公開」も実施。多彩なカエデに

彩られた庭園を眺めながら抹茶を味わう、

優雅なひとときを楽しめる。

見ごろの時期:11月中旬~12月中旬

 

◆ 金剛輪寺

   

     🍁 金剛輪寺

 「湖東三山」のひとつで、奈良時代聖武天皇の勅願によって創建された

天台宗の古刹。参道の両脇には、赤い風車を携えた2000体以上の

お地蔵様が鎮座し、参拝客を出迎えてくれる。

 広大な境内の各所で紅葉が見られるが、近年話題となっているのが

「血染めの紅葉」。本堂脇のモミジが真紅に染まる姿は圧巻で、

周囲の木々と作る紅葉のモザイクも美しい。 また、名園古庭

「明寿院庭園」でも、桃山時代、江戸時代初期、中期と、時代ごとに

作庭された庭園美と錦秋を満喫できる。

見ごろの時期:11月

 

◆ 西明寺

   

     🍁 西明寺

 「湖東三山」のひとつで、滋賀県を代表する紅葉スポット。

11月に入ると、境内に植えられた1,000本以上のモミジが鮮やかな

色に染まり、特に三重塔や本堂周辺、二天門の周辺などで美しい紅葉が

眺められる。 境内には、夏以外に花を咲かせる不断桜が7本ほど

点在しており、淡いピンクの花をポツポツと咲かせる姿はなんとも可憐。

背丈ほどの低い木もあるので、写真撮影にも人気だ。

 不断桜は、紅葉とのコラボレーションが楽しめる秋が一番の見ごろの季節。

西明寺は午後は混みあうことが多いので、午前中に訪れるのがおすすめだ。

見ごろの時期:11月

 

◆ 大瀧神社・大蛇ヶ淵

   

     🍁 大瀧神社・大蛇ヶ淵。

 「大瀧神社」は、水神である高寵神(たかおかみ)と

闇寵神(くらおかみ)を祀る神社。神社の奥には犬上川が流れており、

奇岩の間を激しくうねるように流れる中流は「大蛇ヶ淵」と呼ばれている。

 大蛇ヶ淵は紅葉の名所として知られており、渓谷と紅葉が織りなす景色は、

まさに日本の美といった様相。川に沿って岩場の上に整備された

約500メートルの遊歩道から、正面に広がる紅葉と眼下に流れる清流の

絶景を楽しめる。

 大蛇ヶ淵へ向かう道程で神社を通るので、境内でも美しい紅葉が眺められる。

見ごろの時期:11月

 

◆ 日野城跡(中野城跡)

   

     🍁 日野城跡(中野城跡)

 戦国武将・蒲生氏郷公の居城跡で、中野城とも呼ばれる日野城跡。

滋賀県(近江)では、戦国の世に1,000を超える城が築かれたと

いわれるが、その中でも日野城跡は「近江の城の50選」に選ばれており、

城址の雰囲気から時代のロマンを感じることができる。

日野城は、明智光秀の謀反によって殺された織田信長の妻子が

身を寄せていた城で、現在は石垣などが残るのみだが、ひっそりとした

空間は神秘的で、紅葉で染まる光景も素晴らしい。

 映画のロケ地としてもよく使われている場所で、『るろうに剣心

伝説の最期編』の撮影も行われた。

見ごろの時期:11月

 

◆ 信楽のたぬきたち

   

     🍁 信楽のたぬきたち。

※現在、たぬきの焼き物は赤いスカーフをつけていません。

 信楽たぬきは八相縁起ものとして、滋賀県民には身近な置物。

NHKの朝ドラでさらに有名になった陶芸の町、信楽の象徴であるたぬきの

焼き物が、信楽高原鐵道信楽駅で勢ぞろいで乗客を出迎える。

 紅葉に染まる山里の中で信楽たぬきが佇む情景は、陶芸文化が根付く

この町ならでは秋景色だ。

紅葉の例年の見ごろは、10月上旬から11月中旬ごろ。

 

◆ 小入谷の紅葉と雲海

   

     🍁 小入谷の紅葉と雲海。

 滋賀県福井県の県境にあるおにゅう峠は、滋賀県が誇る紅葉の

絶景スポット。気象条件が合うと早朝に雲海を見ることができ、紅葉と

雲海の神秘的な光景に出会える。紅葉の例年の見ごろは、

10月下旬から11月上旬。この付近はかつて、小浜から京の都へと鯖が

運ばれた「鯖街道」のひとつで、現在は「中央分水嶺・高島トレイル」と

交差しており、ルートによっては本格的なトレッキングを楽しむこともできる。

 

◆ 太郎坊宮

   

     🍁 太郎坊宮。

 太郎坊宮は、美しい山容を持つ赤神山に位置し、勝利と幸福を授ける

神様として信仰される。また、古くから天狗が住んでいるとされる

パワースポットでもある。境内には真二つに押し開かれたと伝わる巨岩があり、

「悪心あるものが間を通ると岩に挟まれる」という言い伝えが残る。

 山が色とりどりに紅葉する頃、山の麓にある御神田では太郎坊宮の

神様が召し上がる米の稲穂が黄金色に染まり、秋らしい景色が広がる。

紅葉の例年の見ごろは、11月中旬から12月初旬。

 

◆ 日吉大社からの帰り道

   

     🍁 日吉大社からの帰り道。

 日吉大社は、数多くの壮麗な社殿と美しい紅葉で有名なスポット。

広大な境内で見ることができる素晴らしい景色はもちろんのこと、

日吉大社まで続く参道や帰り道にも、紅葉と鳥居と琵琶湖の景色など、

見どころが豊富にある。石工の集団、穴太衆(あのうしゅう)による

石垣も必見だ。 近くには、世界遺産比叡山延暦寺へと続く日本最長の

坂本ケーブルの駅があるので、比叡山延暦寺を訪れた後に、日吉大社

紅葉を楽しむのもおすすめ。

紅葉の例年の見ごろは、11月中旬から12月上旬頃。

 

◆ 教林坊

   

     🍁 教林坊

 桃山時代の名勝庭園に、茅葺きの書院がひっそりと佇み、侘び寂びの心を

感じる教林坊は、聖徳太子が創建されたと伝わる小さな寺院。境内に立つ

約300本の大木が真っ赤に紅葉する光景は圧巻で、周りを囲む数千本の

竹林と相まって、まるで絵画のような世界が広がる。

紅葉の例年の見ごろは、11月中旬から12月初旬。

♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️

【恐妻を 天使に変えた 認知症(シルバー川柳)】