【京都・ 2023年】 秋の絶景・風物詩10選

【特別篇】

 

◆ 渡月橋の紅葉

  

    🍁 渡月橋の紅葉。

モザイクに染まる山の紅葉と優美な橋

 暑い夏が過ぎ、秋風が心地いい季節。旅をしたい気持ちが

高まってきました。 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本には

たくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。自粛中に、そんな日本の

魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている

秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

 

 嵐山を流れる大堰川に架けられた「渡月橋」。雄大な山々や清流と調和し

美しい景観をつくる優美な橋で、平安時代から1200年近く親しまれてきた、

嵐山の代表的スポットだ。 季節や時間帯によって異なる表情を楽しめるが、

特に秋は人気のシーズン。モザイクの紅葉に染まる山々と橋が織りなす

美しい情景が眺められる。 橋から見渡す景色もすばらしいが、撮影を

するのであれば下流側の河川敷から全景を撮るのがおすすめだ。

見ごろの時期:11月中旬〜12月上旬

 

◆ かやぶきの里のコスモス

   

    🍁 かやぶきの里のコスモス。

 南丹市美山町にある「かやぶきの里」は、伝統的なかやぶき屋根の民家が

集まる山村集落。町内各所でかやぶき屋根の家が見られるが、39棟が

密集する北集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された地域である。

 山や田畑などの自然あふれるのどかな村で、秋になると一帯を彩るのは

たくさんのコスモス。ピンクや薄紫、オレンジなど色とりどりの花が

咲き広がり、秋色に染まる風景で訪れた人の目を楽しませてくれる。

見ごろの時期:9月中旬〜10月中旬

 

◆ 臥雲橋

   

     🍁 臥雲橋から見た通天橋。

 「臥雲橋」は、紅葉の名所・東福寺の渓谷に架けられた「東福寺三名橋」の

ひとつで、京都府指定重要文化財の木造橋。東福寺では拝観料がかかるが、

この橋は境内と一般道の境界にあるため、無料で通ることができる。

 秋になると、境内では約2,000本のモミジを中心に紅葉が見られ、

なかでも大きな見どころは、「通天橋」と渓谷の紅葉の景色。臥雲橋から

望むその様子は、まるで一幅の絵のような美しさだ。

 見ごろの時期には多くの観光客やカメラマンが訪れる。

見ごろの時期:11月中旬〜下旬

 

◆ 八瀬もみじの小径

      

         🍁 八瀬もみじの小径。

 「八瀬もみじの小径」は、叡山ケーブル八瀬駅の隣にある散策路。

約3,700平方メートルの敷地にモミジが群生し、秋には鮮やかな紅葉で

一帯を染め上げる。 外周は約300メートルで、歩道沿いには

「平安遷都記念橖」「水力発電所跡」「ラジオ塔」といった遺構が点在。

これらの遺構を包み込むような紅葉も美しく、ベンチからゆったりと

眺められる。 また、叡山ケーブルの車内からも紅葉を見下ろすことができ、

写真を撮影する人も多く見られる。

見ごろの時期:11月中旬〜12月上旬

 

◆ 瑠璃光院の紅葉

   

     🍁 瑠璃光院の紅葉。

 比叡山麓の自然豊富な町・八瀬に、ひっそりと佇む瑠璃光院。12,000坪の

敷地に延べ240坪の数寄屋造りの建物と、自然を借景とした名庭を持つ、

品格漂う寺院だ。 秋に見られる紅葉は素晴らしく、

参道では錦繍の色づきを競い合う100種以上の木々を眺められ、

「瑠璃の庭」や「臥龍の庭」では赤・黄色・オレンジに彩られた庭園を

堪能できる。 また、書院の2階から望む紅葉は神秘的だと評判で、

窓の外に広がる盛大な紅葉と、机や床に映り込む紅葉の美しい光景を

望むことができる。この景色の珍しさから「幻の紅葉」とも呼ばれており、

SNSを中心に話題を集めている。

 瑠璃光院は通常、文化保護のために非公開だが、春の青もみじと、

秋の紅葉の時期にのみ期間限定で特別拝観が開催される。事前予約制なので、

瑠璃光院のHPでネット予約をしてから出掛けよう。

見ごろの時期:11月下旬~12月初旬

 

◆ 笠置山 もみじ公園の紅葉

      

         🍁 笠置山 もみじ公園の紅葉。

 笠置山もみじ公園は、京都府笠置山自然公園内の笠置寺境内にある

モミジの名所。紅葉シーズンは、真っ赤に色づくモミジの木々と落葉の

絨毯が園内を赤く染め上げ、息をのむ美しさを見せる。

 シーズン中は、ライトアップされた幻想的な空間を楽しめるのも魅力だ。

 「笠置寺のご本尊は、磨崖仏といわれる自然の岸壁に直接線で彫り刻んだ

弥勒仏様で、平安時代以降に弥勒信仰の聖地となりました。

 紅葉の見ごろは、例年11月上旬から11月下旬です。山の上にあるので

歩きやすい靴で散策ください」

 

◆ 大内峠一字観公園の紅葉

   

     🍁 大内峠一字観公園の紅葉。

 大内峠一字観公園は、日本三景の1つ「天橋立」を望む、山頂付近に位置する

自然体験施設。園内にはコテージやテントサイトが整備されており、

天橋立を眺めながらアウトドアライフを満喫できる。

 「公園から望む天橋立が漢字の『一(いち)』の字に見えることから

『一字観』と名づけられました。

 園内にある『松の平』は天橋立と青い海も見える紅葉の名所です。

見ごろは例年10月下旬から11月下旬です」

 

◆ 向日神社の紅葉

      

        🍁 向日神社の紅葉。

 奈良時代の創建と伝えられ、本殿が国の重要文化財に指定されている

向日神社。紅葉の時期には、府道から本殿へと続く約200メートルの

参道がカエデなどで美しく彩られる。

 「鳥居は江戸時代に重要な幹線道路であった『西国街道』に面しており、

周囲には当時の面影を残す住宅も残っています。

 紅葉のトンネルを楽しめるのは、例年11月中旬~12月上旬です」

 

◆ 二瀬川渓流一帯の紅葉

   

     🍁 二瀬川渓流一帯の紅葉。

 奇岩と大江山の清流が織りなす風景が、京都府内有数の美景として

知られる二瀬川渓流。二瀬川に架かる木造の吊り橋「新童子橋」からは、

色とりどりに紅葉した山の自然や渓流を見下ろすことができる。

 「福知山市大江町には『酒呑童子』などの鬼伝説が残り、伝説にまつわる

スポットを遊歩道で巡ることができます。

 紅葉の見ごろは11月上旬~11月下旬。

奇岩と清流に映える鮮やかな紅葉を見ることができます」

 

◆ 京都府立植物園の紅葉

   

     🍁 京都府立植物園の紅葉。

 京都府立植物園は、1924年に開園した歴史ある植物園。

 総面積24万平方メートルの広大な敷地には、約12,000種類もの

植物が植栽・展示されており、木々の紅葉を都市部にいながらにして

楽しむことができる。 「京都府立植物園では、日本各地の山野に自生する

植物をできるだけ自然に近い状態で植栽しています。

 紅葉の見ごろは例年11月上旬から12月中旬。

モミジやサクラ、イチョウなどの鮮やかな紅葉を観賞できます」

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