【特別篇】
広大な空の下、どこまでも続く紫色のカーペット
広い大地にどこまでも続くかのような紫の絨毯。
ラベンダー畑と言えばやはり北海道、それも富良野が有名ですね。
富良野地区にはいくつものラベンダー畑が点在していますが、ほかにも
札幌近郊や定山渓などにもあるのをご存じですか? 紫の花が大地を
埋め尽くし、美しい模様を描くさまは一度は実際に見てみたい光景です。
旅時間を心豊かにしてくれる「ラベンダーを楽しめる宿」を厳選しました。
ラベンダーの見ごろは7月上旬から8月ごろ。夏の真っ盛りに、
避暑にぴったりの北海道へラベンダーを体感しに出かけてみてはいかがですか。
🛅 1:フラノ寶亭留(北海道)
北海道のほぼ真ん中に位置する富良野地区はのどかな田園風景、
まっすぐ延びた道など、北海道ならではの景色が楽しめます。
その中心地である富良野市は札幌から約115キロ、車では約2時間の距離。
3万5000坪の広大な敷地を持つ宿。敷地の大部分が森になっており、
夏のラベンダーやハーブのほか、秋には紅葉、冬はダイヤモンドダストなど
美しい北海道ならではの四季を楽しむことができます。
▷この宿で楽しめるラベンダースポット
この宿から車で25分の所にある「ファーム富田」は、富良野を代表する
ラベンダーの名所です。毎年、100万人が訪れ、ラベンダーの栽培面積は
日本最大級。見ごろの時期や特徴が異なる4種類のラベンダーが美しい
景色を作り出し、写真映えスポットでもあります。ラベンダーを使った
ソフトクリームやかき氷など、スイーツが充実したカフェやショップも併設。
営業時間はラベンダーが見ごろの8月中旬ごろまでは8時30分~18時、
年中無休で入園は無料です。
▷この宿ならではの魅力
🥩 客室.
🥩 大浴場
🥩 夕食の一例「畑のココットスープ」
2023年4月にリニューアルオープンしたばかり。ほとんどの部屋は
十勝岳に向かってベランダを設置しているため、夕日に染まる十勝岳、
そして山の頂から昇る朝日を望むことができます。男女入れ替え式の
大浴場では保湿効果が高く、ほとんどにごりのない、肌に優しい温泉を
楽しめます。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
夕食はジャンルに捉われず、富良野の自然の恵みをふんだんに取り入れ、
庭で採れた無農薬ハーブも使用。素材の旨味をダイレクトに
感じることができるスープをホーロー鍋から取り分け、炭火で焼いた
豪快なお肉をナイフで切り分ければ、ワイルドな北海道を
感じることができるでしょう。
🛅 2:十勝川温泉 三余庵
北海道遺産に認定され、世界でも希少な植物性モール温泉を有する
十勝川温泉は、樹木や植物由来の天然保湿成分が多く含まれていることから、
美肌効果が高く「美人の湯」と呼ばれています。
十勝川温泉にある『十勝川温泉 三余庵』は、十勝・帯広の開拓に力を尽くした依田勉三の師、土屋三余の名前に由来した宿です。「三余」とは、
中国の故事の教えで、書を読むのによい“時”のこと。冬、夜、雨の日を指します。そんな時の余りをいとおしむような時間を過ごしてほしいと
名付けられました。
▷この宿で楽しめるラベンダー
空知川に建設された金山ダムによってできた人造湖、かなやま湖。
宿からは車で1時間30分ほどの湖の湖畔にラベンダー畑が広がっています。
晴れた日には鏡のようになった湖面に山々が映り込み、まさに絶景。
ラベンダーと湖を一緒に見られると人気です。
「かなやま湖森林公園」にはラベンダー畑のほかに、保養施設や
キャンプ場などが併設されています。ラベンダーの見ごろは7月下旬から
8月上旬ごろ。入場は無料です。
▷この宿ならではの魅力
🥩 和室
🥩 秋田檜を使った檜風呂
🥩 創作和食懐石
日本で唯一の植物性モール湯はまさに天然の化粧水。
水に強く黄味がかった秋田檜を使った露天風呂や、イタリアから
取り寄せたガラスモザイク風呂の2つの大浴場や、客室のお風呂で楽しめます。
夕食は創作料理。食事処はライブ感あふれるオープンキッチンで、
食材は地元のものを使い、味だけでなく見た目や香り、
触感など五感に響く料理が人気です。
🛅 3:フェアフィールド・バイ・マリオット札幌
北海道の玄関口、札幌。大通公園や二条市場、狸小路商店街など人気の
観光スポットが集中するエリアにある
『フェアフィールド・バイ・マリオット札幌』。マリオット一家の
保養地であるフェアフィールド農場の名を受け継ぎ、温かさ、快適さ、
シンプルさを基本理念に設立されたブランドです。
200室以上の大型ホテルながら、落ち着きのあるデザインとカラーで
統一され、温かくフレンドリーなおもてなしで迎えてくれます。
▷この宿で楽しめるラベンダースポット
「青年よ、大志を抱け」で有名なクラーク博士像がある
「札幌羊ヶ丘展望台」では、1,200平米の畑に1,000株のラベンダーが
栽培されています。宿からは車で20分ほど。
毎年、ラベンダー刈り取り体験が実施され、今年は7月7日(金)から
7月17日(月・祝)まで。ハサミの貸し出しや、持ち帰り用の袋の用意もあり、
ひとり50本を目安に持ち帰ることができます。体験は無料。
ラベンダーの見ごろは例年、7月中旬から下旬ごろ。
▷この宿ならではの魅力
🥩 客室
🥩 カフェのパンランチ
シンプルながらも使いやすい設備が整った客室は、全米売上No.1の
Serta(サータ)社製ベッドマットレスを採用。4K対応の
49インチ液晶テレビも備えています。
北海道の地物野菜や果物を使った朝食ブッフェでは、8種類の卵料理や、
搾りたてのオレンジジュース、ベトナムのフォーなど、
バラエティ豊かなメニューがずらりと勢ぞろい。甘いものとともに
コーヒーやお茶を飲む、スウェーデンのお茶習慣「フィーカ」を
テーマにしたカフェでは自慢のパンを使ったランチも提供しています。
🛅 4:シャレーアイビー定山渓
支笏洞爺(しこつとうや)国立公園内に位置し、札幌の奥座敷といわれる
定山渓温泉。泉質はナトリウム塩化物温泉で、疲労回復の効能があります。
また、かっぱにまつわる伝説が残っていて、町のあちこちにかっぱの像が
たっているのも楽しいです。定山渓温泉を流れる豊平川の畔に建つ
『シャレーアイビー定山渓』は、全26室すべてに専用の展望風呂を
備えたスイート仕様の宿です。
▷この宿で楽しめるラベンダースポット
1987年に植えた120株から始まったラベンダー園は、いまでは
8000株に増えたそうです。咲き誇るかわいらしいラベンダーの向こうには
札幌の街並みが一望でき、ブライダル撮影のスポットとしても人気。
宿からは車で20分ほど。
見ごろは7月上旬から下旬で、入園は無料ですが、駐車料金は500円。
開園は9時から17時、500円でラベンダーの刈り取り体験も可能です。
▷この宿ならではの魅力
🥩 客室
🥩 大浴場露天風呂
館内に入ってすぐ目に飛び込んでくるのがロビーの雪見台。
石積みの壁と無垢の木を多用した空間で、大窓に緑に萌える豊平川の
景色が広がります。北海道は食材の宝庫。海から、山からたっぷりの
パワーを取り込んだ食材を贅沢に使い、本格的なローカルグルメをを
提供しています。セラーもあってワインのストックは常時300種類だそうです。
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梅雨も台風上陸もほぼない北海道の夏は、湿気も少なく気温が高くなっても
爽やか。暑さで疲れ切った心とからだを癒やすにはおすすめの観光地です。
ラベンダーはリラックス効果が高く、さらに日焼けや肌荒れ対策にも
効果的と言われています。見るだけではなく、味わったり、
香りを楽しんだりと、余すことなくラベンダーの恩恵に預かりましょう。
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