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全国戦没者追悼式
山東昭子参院議長追悼の辞全文「平和の思い改めて胸に刻み」
本日ここに、天皇、皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、全国戦没者追悼式が執り
行われるに当たり、参議院を代表して謹んで哀悼の誠をささげます。
8月15日。この日には、降り注ぐせみ時雨をかき消すかのように、
静寂が日本中を包み込む時間があります。
300万余の命を奪った先の大戦から75年の歳月が流れました。
あの苛烈を極めた戦争の犠牲の大きさとご遺族の深い悲しみに思いを致すとき、
万感胸に迫ってまいります。 戦後生まれが8割を超え、あの悲惨な戦争や
その後の復興を経験したことのない国民が大半となりました。しかし、
どれだけ時代が過ぎようとも、今日の社会の礎には、この国や家族の安寧を願い、
戦火に命を落とされた方々の存在と、焦土の中から復興を信じて懸命に
歩んでこられた先人の努力があることを決して忘れてはなりません。
今や指先の操作一つで簡単に何かを知ることができる世の中です。
だからこそ、私たちは、先の大戦の経験に直接触れ、皆で歴史を語り合い、
平和の尊さを次世代に確かに伝承していく努力が必要と考えます。
その上で、今世界において求められていることとして、分断ではなく連帯を、
対立ではなく協調を、国際社会の先頭に立って訴え続けていかなければ
なりません。このことが人類の未来に対する私たちの責務だと確信いたします。
本日の式典に臨み、平和への思いを改めて胸に刻み、世界があらゆる困難を
克服し、世の中が希望に満ちたものとなるよう全力を傾けて
まいりますことを固くお誓い申し上げます。
結びに、戦没者の御霊(みたま)の安らかならんことをお祈り申し上げます
とともに、ご遺族皆さま方のご平安を心より祈念いたしまして、
私の追悼の言葉といたします。
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和子は滋賀県の山奥で生まれ、物心附いた頃は、戦争の面影は無く、平和に
成りつつある頃でしたが、子供心に記憶に有るのはボロボロに焼け焦げた
着物を身に着け大きな唐草模様の風呂敷に反物を包んで背中に背負い
「食うや食わずの生活故にこの着物を買って欲しい」と言って来るオジサンに
母が哀れみを買い帯を1本買って居たのを微かに覚えて居たり・・・
「何か食う物を恵んで下さい」と乞食(今で言うホームレス)が来て
母がおにぎりを作って上げると喜んで石段の上に座って食べてるオジサン
未だ々戦後まもなくで食べる物が無くて小麦粉を練ってみそ汁に浮かべて
団子汁を食べたり~ジャガイモを鍋で茹でてお塩を掛けて食べたり・・・
戦時中から思えば幸せだったかと思いますが、今思えば、其れなりに
想像も付かない現実でしたね?
終戦から28年目で無事にお帰りに成った・横井正一さん・
終戦から30年目で無事にお帰りに成った・小野田寛郎さん・ご苦労様でした