和子の生い立ちー1  〜家族構成〜

昭和19年10月6日に小林與惣吉・キノの5女として滋賀県の山奥、大滝村樋田に
生まれる。和子が生まれた昭和19年には既に1男2女の兄姉は死去し和子には
2男2女の兄姉が居ます。
長男(義雄)とは20歳、長女(トミ)とは15歳、次男(利雄)は11歳、次女
(君子)とは5歳・・・と偶然にも5歳間隔でした。

父、與惣吉は5人兄妹の次男で・・・長女にサノ、長男甚吉、次男與惣吉
次女にチヨ、三女にキヨ
母、キノは5人兄姉の三女で・・・長男に作太郎、長女にトヨ、次男に弥平
次女にマキ、三女にキノ・・

和子の父と母が結婚した後(勿論昔の事だからお見合いだと思う)
母の兄(弥平)は父の妹(チヨ)と結婚し弥平叔父さんの子供たちと和子兄姉は従兄弟同士でも兄弟に近い血縁の様です。

父は次男に生まれ本家より少し村の下に新しく新居を
建てて貰い新生活を初め8人の子供を授かりましたが、今の様に
医学も発達せず、肺炎だとか、腸チフスとかで嬰児の頃に他界したとか?

夫婦2人で5人の子持ちに成った両親は長男、長女に下の子供の面倒を
頼んで野瀬の山で炭焼きをして生計を立てて本家から財産として頂いた
野瀬の山の木も伐採もせず、堅物な父は石橋を叩いて5人の子供を
育てて呉れました。