「納得いかない」お嬢様が御曹司との結婚を後悔!?

《和子は又々こんな記事を見た~》

💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦

音楽では年収100万円にもならない厳しすぎる現実

 

甘えん坊でわがままな美智子さん。結婚生活も退屈に

63歳の鈴木美智子さん(仮名)は、言ってみればお嬢様育ち。

幼稚園から私立の女子大付属に通い、中学からは音大付属。そのまま

大学院までピアノを専攻していました。海外への留学も経験済みで、

そのくらい実家はお金持ちだったのです。お父さんは経営者で、

美智子さんはお金に苦労した経験がありません。

美智子さんが結婚をしたのは、海外留学から帰国した直後、

25歳の時でした。美智子さんとしては、これからピアノの世界で頑張ろうと

思っていたのですが、親の勧めもあってお見合いをしました。当時は、

女性は「クリスマスケーキ」と言われた時代。クリスマスケーキは

24日、25日には売れるけれど、26日になると売れなくなってしまいます。

それを例にした女性の結婚観が強くあったので、美智子さんの両親にも

焦りがあったのでしょう。 美智子さんは、ずっと自由に楽しく生きてきた

女性です。そのため結婚をして旦那さんのために家事をすることが

窮屈になっていました。それにもう1つ問題が。美智子さんはお嬢様として

扱われてきたので、自分は特別と思っていたのです。でも旦那さんは

美智子さんの気持ちやこれまでの生活ぶりを理解しない人でした。

会社の経営者でお金は稼ぐのですが、財布のひもは固く、月の生活費も

最低限に。美智子さんは倹約生活を強いられることになり、かなりストレスを

溜め込んでいました。子どもの頃から好きなものを買ってもらい、

好きなことをさせてもらってきたのですから、結婚したからと言って

急に変わるのは難しいですよね。

そうこうしているうちに子どもが生まれましたが、旦那さんは仕事が忙しく、

あまり家庭を顧みなくなりました。子どもの教育は美智子さん任せ。

でもそれは美智子さんにとっては嬉しいことでした。子どもにも自分と

同じ音楽の道を進ませたのです。

 

子どもの頃からのピアノではお金を稼げない現実

子どもも大きくなって手がかからなくなってきた時、美智子さんはピアノの

先生を始めました。毎月旦那さんからもらう生活費では、美智子さんが望む

生活を送れなかったからです。でも、実際にピアノの先生をしてみると、

悲しい現実に直面しました。大学院を出て留学までしているのに、

ピアノの先生で稼げる金額は年間100万円にも満たなかったのです。

自分にお金を使ってくれた両親にも申し訳ない気持ちになりますし、

何より稼げない自分に対して悔しい思いもあったのだと思います。とはいえ、

悔しくても稼げないものは稼げませんから、美智子さんは両親にお金を

工面してもらっていました。両親ももう高齢になったのですが、これまで

買ってきたブランド品を売ることで美智子さんにお小遣いを渡していた

そうです。母親は美智子さんに負い目があったようです。自分と同じような

生活を送らせてあげられると思い、お見合いを勧めました。しかし、

旦那さんは外でばかりお金を使い、美智子さんにはブランド品を買って

あげない人だったのです。

旦那さんとの死別。結婚相談所への入会

美智子さんにとっては納得のできない結婚生活が続きましたが、

離婚という考えはなかったそうです。でも、次第に旦那さんが経営する

会社の業績が右肩下がりになり、とうとう旦那さんが病気になって

しまいました。美智子さんは懸命に看病し、最期を看取ったそうです。

旦那さんの「感謝している」という言葉には、妻としての誇りも感じたと

言います。 でも旦那さんは借金を残していたので、美智子さんが

完済しました。住んでいた家や実家を売り、借金返済に回したそうです。

そのため今は、娘さんと一緒にマンション暮らしをしています。

 

「もう一度あのような暮らしをしたい」

旦那さんが亡くなった後しばらくして、美智子さんは結婚を考えるように

なりました。63歳とはいえ、人生100年時代ですからまだ先は長いです。

恵まれた子ども時代を思い出し、「もう一度あのような暮らしをしたい」と

思ったからと、後になって話してくれました。

今度こそわがままを言っても許される人生を送りたい美智子さんですが、

実際は簡単なことではありません。相手の男性も同じことを考えるので、

お互いに譲り合うことができないのです。美智子さんも

「今までの結婚生活では、贅沢を我慢してきたのだからもう嫌だ!」と言います。

結婚相談所の会員になられて、私たちも美智子さんのお相手を探しますが、

美智子さんは首を縦に振らない状況が続きました。

 

お金には妥協ができない。これが本音

結婚相談所には、実にたくさんの方が登録されます。

それぞれ人生観がありますが、お互いに妥協ができないのはお金の面で

あることが多いです。もうすぐ結婚というところまで進んでも、

お金の価値観の違いで破談になることもあるくらいです。

例えば女性はある程度優雅に暮らしたいですし、温泉に行ったり旅行を

したりしたいもの。それにこれまで一心不乱に働いたり家事をしたり

してきたのですから、これからは自分磨きもしたいものでしょう。

エステや美容院、ネイルサロンにも行きたいという女性は少なくありません。

それにスタイルの維持も欠かせません。

その背景には、同年代の女性から羨ましいと思われたい、

マウントを取りたいという欲があるように思います。もちろん

そのような気持ちが自分磨きのモチベーションになりますが、

それを叶えてくれる男性は、基本的にもう誰かの夫になっている

ことが多いです。なぜなら、そのような男性を、他の女性は放って

おかないですから。また、ある程度の年齢になってからの結婚の場合は、

相続で争いが起こらないように婚前契約を結ぶことも珍しくはありません。

遺産の取り分を心配する子どもたちが再婚に反対するからです。

結婚自体を諦めさせるために、「再婚したら、もう会わない」と迫って、

結婚を諦めさせたご家族もいました。

 

愛とお金は天秤にかけるものではない

一方で、「お金、お金」と言うことに関しては、あまり好ましくないとの

意見もあります。昔からお金の話はタブーとされてきましたが、

生活するにはお金が絶対に必要です。それは認める必要があるでしょう。

美智子さんも「苦労が人を作るみたいなことはないですね。お金がないと

性格が悪くなります。いいことなんてないですよ!」とキッパリと言いました。

子どもの頃からお金に不自由がなく、結婚した途端に窮屈な生活を

強いられたからこその言葉なのでしょう。お金の大切さ、ありがたさを

感じているのだと思います。私は美智子さんの考えを否定したいとは

思いません。自分の経験からの信念ですから、素晴らしい考えと思います。

結婚をする以上、妥協ばかりでは辛い結果になってしまうことも

少なくありませんから、美智子さんのように正直に自分の思いを

伝えることも結婚相手探しにはとても大切になってくるものなのです。

結婚には愛が1番大切と言われますが、実はお金の重さも考えないと

いけません。愛とお金を天秤にかけるのではなく、両方を手に入れることが

理想の結婚の形の1つと私は考えます。お金の話は決して

恥ずかしいことではなく、自分の人生を豊かにできるかどうかの

カギを握っている重要な部分ではないでしょうか。

 

「お金がないと性格が悪くなる」波乱万丈の末、

     63歳お嬢様が辿り着いた“結婚の条件”

 

♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️

【三回忌 頃から光る 未亡人(シルバー川柳)】