【特別・番外篇】
植えっぱなしで毎年梅雨に美しい花が咲く多年草3選
植物の梅雨越しの3つのコツ【ガーデニング豆知識】
ジメジメした梅雨がやってきましたね?
「梅雨の時期になると毎年植物が枯れてしまう」とお悩みの方も
多いのではないでしょうか。 そのような方には、梅雨の時期に美しい花を
咲かせてくれる多年草がおすすめ。比較的湿気に強く、植えっぱなしでも
毎年梅雨にお庭が明るくなるような花が楽しめますよ。
🧿 ここで紹介する「湿気に強い梅雨の花」
◎ アスチルベ
◎ アガパンサス
◎ ホリホック(タチアオイ)
美しい梅雨の花!梅雨が楽しみになる植えっぱなしOKの多年草3選
🪷 アスチルベ[落葉]
アスチルベは梅雨から秋にかけて、ふんわりとした花を咲かせます。
花色はピンク、白、赤など。優しい色合いのお花が多いので、
ナチュラルガーデンやかわいらしいお庭をつくりたい方におすすめです。
湿り気のある半日陰を好み、多湿に強く、雨に濡れても花が傷みません。
しっとりとした日陰の空間を、優しく彩ってくれますよ。
開花前と花後に有機肥料や化成肥料を適量与えると、花付きがよくなります。
梅雨が明けたら乾燥に注意して育てましょう。
🪷 アガパンサス[常緑・落葉]
アガパンサスは、まっすぐ伸ばした花茎の上にボリュームある花を咲かせる
梅雨の花。花色は定番の青のほか、白やピンクなどで、じめじめした季節の
お庭を爽やかな雰囲気にしてくれる、梅雨空が似合うお花です。
草丈の高い品種が多く、夏花壇の背景や玄関横の植栽スペースにおすすめ。
切り花にすると1本だけでも見ごたえ十分で、涼しげなインテリアになります。
常緑種は暑さに強く、暖地向き。落葉種は寒さに強く、寒冷地向きです。
どちらも日当たりのよい場所から半日陰でよく育ちます。
🪷 タチアオイ(ホリホック)[落葉]
梅雨の初めに咲き始め、梅雨が終わるころ花が咲き終わるタチアオイは、
アオイやハイビスカスに似た、夏らしい鮮やかな花を咲かせます。
まっすぐ伸びた花茎にたくさんの花が咲く様子は南国ムードたっぷりで、
ジメジメした季節に元気をくれる梅雨の花です。
草丈が高いので、花壇の背景やお庭の外周で楽しむのがおすすめ。
風で倒れやすいので、支柱を立てておくと安心です。品種によって花色や
花形がさまざまで、一年草の品種もあるため、確認してから購入してください。
日当たりと風通しのよい場所でよく育ちます。花がすべて咲き終わったら、
花茎を切り取りましょう。
🧿 もう枯らさない!植物の梅雨越し3つのコツ
🚼 水はけのよい土に植える
雨のたびに水たまりができて、なかなか水が引かない水はけの悪い土は、
植物の根が腐りやすく枯れる原因になります。腐葉土を混ぜ込み、
水はけのよい土に改良しましょう。
🚼 風通しをよくする
風通しの悪い場所は蒸れて病虫害が発生しやすく、植物が弱る原因に。
風通しのよい場所に植えるのはもちろんのこと、梅雨前に込み合っている
枝を間引いて切り戻しを行い、株内の風通しをよくしておきましょう。
🚼 花がら摘みと枯葉除去
花が終わって落ちた花びらや枯葉をそのままにしておくと、湿気で腐り、
病気の原因になります。梅雨時はとくに、こまめに花がら摘みと
枯葉除去を行うと、梅雨越ししやすくなります。
🧿 まとめにかえて
ジメジメして悪天候が続く時期は気分が沈みがちですが、梅雨だからこそ
楽しめるお花を植えると、梅雨が楽しみになるかもしれませんよ。
梅雨もお花を楽しみながら、ジメジメした季節を乗り切りましょう!
🚼 【ガーデニング豆知識】多年草ってどんな植物?一年草とどこがちがうの?
さいごに多年草・一年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。
◎ 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで
完結する植物
◎ 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。
常緑性と落葉性がある
◎宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。
開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。
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