クリスマスローズの育て方! 様々な花姿・・・

  

【特別篇】

   

【スポット・ブロッチ・ピコティ

フラッシュ・ベインなど】も写真付きで紹介

 

世界中に愛好家が多く、珍しい品種には人気が集中!

一重咲き・半八重咲き・八重咲きなどカワイイ花がたくさん

冬枯れの庭を明るく華やかに彩ってくれるクリスマスローズ

花色や花姿のバリエーションが豊富で、毎年続々と新しい品種が

登場しています。冬花壇に欠かせないクリスマスローズを育てるコツ

個性あふれるさまざまな花姿も参考に見ていきましょう。

クリスマスローズとはどんな花?

🌺 キンポウゲ科の常緑多年草クリスマスローズ

   

キンポウゲ科クリスマスローズ

多年草

・草丈:10~50センチ

クリスマスローズは「ニゲル」という別名で呼ばれることもある常緑多年草

「クリスマス」と名前にはありますが、実は多くの品種は

1~4月にかけてが開花時期です。

落ち着いた色合いの花が、恥じらうようにうつむいて咲く姿が清楚な印象。

主張し過ぎないたたずまいが大人っぽく、冬の庭をシックに彩ります。

丈夫で育てやすく、植えっぱなしでも毎年カワイイ花を見せてくれるので

初心者にもオススメ。何年も育てると大株に生長し、1株だけでも

バツグンの存在感を発揮します。

クリスマスローズを育てるコツ

開花苗からスタートする

すぐに花を楽しみたいなら「開花苗」から始めるのがおすすめ

   

植えてすぐに花を楽しみたいという場合や、初めてクリスマスローズ

育てるという方は、すでにツボミが付いている開花苗からスタートしましょう。

開花苗はやや高価ですが、ツボミを持たない若い苗は開花するまで

1~2年かかることがあります。夏は半日陰になる場所に植える

クリスマスローズは強い日差しが苦手。とくに夏の強い直射日光が当たると

葉焼けしてしまいます。冬は光が当たり、夏は半日陰になるような場所に

植えましょう。

地植えする場合は落葉樹の根元がオススメです。冬は葉を落として

タップリと光を届け、夏は茂った葉が日光を遮ってくれます。季節によって

場所を移動できる鉢植えにするのもよいでしょう。

水やりは控えめに クリスマスローズの水やりは控えめに

   

じめじめした場所では根腐れを起こすことがあるので、乾燥ぎみに

育てましょう。地植えにしたクリスマスローズは雨水にまかせるだけでよく、

とくに水やりする必要はありません。

鉢植えにした場合は土の様子を確かめて、乾いているようであれば鉢底から

水が出るまでタップリと与えましょう。

肥料を与え過ぎない

肥料がなくても育ちますが、栄養豊富になると花数が増え株も大きく

生育します。ただし必要以上の多肥は、かえって株を弱めることに。

肥料は与え過ぎないことがポイントです。庭植えは10月に

緩効性肥料を与え、鉢植えには10月・12月・2月に施すとよいでしょう。

花ガラと古葉を摘み取る

クリスマスローズの花が咲き終わったあと、雌しべと花弁はそのまま残ります。

種を作ることで体力を消耗してしまうので、種の採取をしない場合は

早めに花ガラを摘み取りましょう。

古い葉もなかなか落ちないので、茶色く変色したらカットするのが

オススメです。大きな葉がなくなって株元に光がよく当たると、新芽も

出やすくなります。 クリスマスローズのさまざまな花姿

【一重咲き・半八重咲き・八重咲き】

🌺 一重咲き

シンプルな美しさが魅力「一重咲き」のクリスマスローズ

   

もっとも品種が多い一重咲き。シンプルな咲き姿はいつまで見ていても、

飽きることはありません。クリスマスローズ本来の野趣あふれる花姿です。

🌺 半八重咲き

控えめだけど華やかな「半八重咲き」のクリスマスローズ

   

花弁は一重ですが、中央部分に小さな花弁のようなものが密になって

付いている半八重咲き。控えめな華やかさで庭を彩ります。

🌺 八重咲き

冬花壇の主役にも!豪華な花姿の「八重咲き」クリスマスローズ

   

八重咲きはダリアと見間違えるような豪華さが魅力。

本来のクリスマスローズとはまったく異なる印象で、冬花壇の主役としても

最適です。

クリスマスローズのさまざまな花姿

【スポット・ブロッチ・ピコティ・フラッシュ・ベイン】

🌺 スポット

そばかす顔の少女を思わせるキュートな「スポット」

   

花弁に濃い色の塗料をスプレーしたかのようなスポット柄。そばかす顔の

少女のようにも見え、愛らしい雰囲気をかもし出します。

🌺 ブロッチ

鮮やかなツートンカラーがポイント「ブロッチ」

   

ブロッチはパンジーなどにもよく見られる柄。中央の広い範囲に濃いめの

カラーが現れ、鮮やかなツートンカラーが遠目からもよく目立ちます。

🌺 ピコティ

濃い色のふちどりでメリハリのある花姿「ピコティ

   

花の縁が濃い赤やピンクに囲まれているピコティ。淡い色彩の花弁が

クッキリと見え、メリハリのある印象を与えます。

🌺 フラッシュ

星形の模様がロマンティックな「フラッシュ」

   

フラッシュは中央に星形のキレイな模様が入るのが特徴。星がキラキラ

輝いているように見え、ロマンチックな雰囲気です。

🌺 ベイン

個性的な模様が存在感たっぷりの「ベイン」

   

花弁に血管のような赤い筋が広がるベイン。個性的な花姿は好き嫌いが

別れるところですが、ほかのクリスマスローズにはない存在感があります。

さまざまな表情が魅力のクリスマスローズ

クリスマスローズにはさまざまな花色や表情があり、上品で優雅な花姿が

魅力的。世界中に愛好家が多く、珍しい品種には人気が集中してなかなか

手に入らないほどです。同じ品種でも花弁に出る柄は株ごとに少しずつ

異なります。数多くのクリスマスローズから、イメージに合ったお好みの

タイプを選んで育ててみませんか。

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