和子の生い立ち-118〜ベットの廻りを歩く〜

石塚先生から「14日間は身動きの出来ない事を覚悟して入院しなさい」と
言われ14日間仰向けに寝たきりで、今の様にギャッチアップの出来る
素晴らしいベットなら良いけど〜平らなベットで朝の9時に回診に
来て呉れる時、治療の為に横向けて背中に風を入れる。唯数分の移動だけで
後は仰向けに寝たままの14日間の苦しみを乗り越えて15日目の回診の時
石塚先生が見えて「未だ、後3日程大事を取って尿菅は外さないけど
起きてベットの廻りを歩いてごらん?」と言って初めて起こして下さいました。
ベットに腰を降ろし床に足を突いて立ったら、14日も寝て居たから
まるで剣山の上を歩く様にチクチク・・・と足の裏が痛く驚きました。
やっと起きて皆さんと同じ様に座って食事が出来る喜びを見に染みて
感じました。後3日我慢すれば自分でトイレに行ける。自由に歩ける。
入口に居る三国さんも共に喜んで呉れて・・・
でも〜彼女は段々と弱り、窓際の和子の所へ来るのもやっとでした。