和子の生い立ち-119〜個室に感動〜

石塚先生の指示通り2週間と大事を取って3日間、合計17日間ベットに
釘づけの生活を全うし、尿菅も外して貰ってやっと自由に動ける様に成った。
検査の結果、腎臓の方は80%動いて居るので万が一右の腎臓を破壊しても
充分に生きられます。と・・・良く頑張ったね?って・・・
其れから2週間未だ病院生活を続けましたが、今回の闘病生活で
他人の心を読む事や、元気で他人にお世話に成らないで日々過ごせる喜び!
又尿管を繋いでの17日間だったので、お小水は良いけど、お通じは辛かった〜
石塚先生から「歩いて良いよ〜」って言われて初めてトイレに行った喜び!
(誰がこんな個室を考えたのだろう?)って元気な時は微塵も感じなかった
事に感動を覚えたり・・・第一、日頃の仕事をしながらお姑さんの助けを
借りながらも、2人の子供のお世話をして呉れて、折角のお休みには和子の所へ
来て呉れて・・・夫には感謝してもしきれない程、お世話に成りました。
この気持ちは一生忘れる事は出来ませんでした。

有る日曜日にお見舞いに来て呉れた夫は「親父とお袋が『和子が入院する前に
ツアーで旅行の予約をして居るから退院する前に行く』んだって?
暫くは朝、遅刻をして会社に行き、帰りも早く帰るしか無い」と・・・
2〜3日旅行に行って帰って来ても「もう直ぐ、和子さんは退院するから
良いよね?」と言って旅行から帰ってからは子供のお世話に来て呉れず
夫が遅刻、早退をしながら退院の日を待ちました。