思い出ばなし・和子と夫との縁談の時は・・・

 

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和子は若い時から都会に憧れ、せめて一番近くでも彦根か京都の人と

結婚したいと思って居ました。だけど~縁もゆかりも無い夢物語で、大阪の

彼と出会い2年ばかり、結婚を前提にお付き合いをしましたが、双方の両親に

猛反対をされて涙しましたが、東京に住む従兄妹の紹介で夫との話しが

盛り上がった時は、お見合いだったし、当時は夫に悪いけど~夫より若い時から

都会に憧れ、(この縁談だけは絶対に現実のものにしたい)と・・・

 

兄貴と従兄妹の家で夫とお見合いをして「彼だったら大人しそうだし~

真面目そうだから・・・」と太鼓判を打って呉れて、縁談は進みましたが、

何せ一寸「東京は都会過ぎるし、末っ子の和子は都会に憧れて『東京へ行く』と

言うけど~大丈夫かよ~」と言うのが、隣り近所の話題でした。

 

特に兄ちゃんは和子を何時も可愛がって呉れて・・・手放したく無い一心から

新屋の姉さんの弟さんとお見合いをさせたり・・・弟さんの新居を見せに

連れて行って呉れたり・・・又兄ちゃんの知り合いの指物師のオジサンに

和子のお婿さん探しを依頼し・・・和子の勤め先迄指物師のオジサンが

訪ねて来たり・・・でも~和子は「東京に行く」と頑固と聞き耳を持たないから・・・

「兄貴は冷たい奴だ~和子を東京へ遣れば親戚付き合いをしなくても良いから

東京へ遣ってしまう」と兄貴を非難したり・・・

 

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結局夫と縁が有って東京へ来る時には新屋の姉さんは「親鸞会」に

入会して居るから・・・

和子に一冊の本をプレゼントして呉れました。その本とは・・・

【インチキと暴力の邪教OO学会の正態】

と言う本でした。和子が社員寮に入社した当時はこの宗教が大流行で寮生も

数名入会し、早番の時には早朝3.00時に起きて押入れの夜具を置く所で盛んと

お務めをして5.00時に職場に就く仲間も居ましたが、和子はご先祖様は大事に

しても、学会に入会する気持ちは毛頭有りませんでしたが、兄ちゃんと新屋の

姉さんの愛情の賜物でしょうね?((^▽^笑) )

【見くびるな 賞味期限は 切れとらん(シルバー川柳)】

思い出ばなし・父と姉さんの親子喧嘩・・・

 

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兄ちゃんも結婚して父に新屋を買って貰って和子の実家から歩いて56分の

所で新所帯を始めました。兄ちゃんは山林組合の山の監守に成って隣り近所の

オバサンや実家の姉さん・姉ちゃん(長女)を雇って山林組合の山に、苗木を

植えたり、風で倒れた木の木起こしをしたりして頑張って居ました。

 

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姉さんや姉ちゃんが結婚するS267年の頃は嫁入り道具に自転車までは

持って行きませんでしたが、新屋の姉さんや君ちゃん(次女)が結婚する時は

お嫁入道具に自転車を持参でお嫁に行きました。

兄ちゃんの山林組合の山に仕事に行く時に新屋の姉さんは自分の自転車で・・・

姉さんは兄貴が乗ってた古い自転車で山に行き、姉ちゃんだけは自転車が無くて

歩いて山に行ってたそうです。

 

それを見た父が、姉ちゃんだけ歩いて行くのを不憫に思い、自転車屋さんに

頼んで姉ちゃんに新しい自転車を買って届けたそうです。

それを姉さんが見て、普通の人は自分の旦那さんに

「私も新しい自転車が欲しいから買って~?」ってお願いをするのだと思いますが、

姉さんは、若くして父を亡くし、又長男も戦死で亡くし、

女系家族で育った人だから・・・父親の怖さを、知らないし・・

「息子の嫁と舅」との弁えも知らず唯、父に

「姉ちゃんに新しい自転車を買って遣ったから私にも買って~」と

おねだりをして大喧嘩をしたそうです。

 

父はかなり激怒して「わしの家は此処だけじゃ無い・今晩から新屋に行くから

お前もついてこい」と母に言って荷物を絡げて新屋に居候に行ったとか?

でも~母は「私は行かない・長男の嫁は「親の面倒を見る覚悟でお嫁に来てる

でも~新屋の嫁は立派な嫁でも~条件が違うから行かない」と言って

行かなかったそうです。

 

父と母は一ヶ月位、新屋と母屋で別居生活をしたそうですが、やっぱり

母の様には頼み事は出来ず、やっぱり居心地が悪くって母屋の方へ

帰って来たとか?結局、姉さんにも自転車は買って上げなかったとか?

((^▽^笑) )

【赤い糸 夫居ぬ間に そっと切る(シルバー川柳)】

思い出ばなし・新屋の姉さんー1・・・

 

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和子にはお兄ちゃんが2人・お姉ちゃんが2人居る末っ子で兄姉が其々に

結婚しちゃうと義理の兄姉を入れると4人づつ・・・幼少の頃は

「父―おとったん・母―おかさん・兄やん・姉やん」と呼んで

大きく成りましたが、流石に和子も娘に成ると「兄やん・姉やん・おとったん

おかさん」は恥ずかしく、「お父ちゃん・おかちゃん・兄やんー兄貴・

姉やんー姉ちゃん」と呼ぶ様になり・兄貴のお嫁さんー姉さん・兄ちゃんの

お嫁さんー新屋の姉さんと・・・

 

新屋の姉さんは、若くしてお母様を病気で亡くされ、新屋の姉さんの上に

お姉さんが居られますが、お母様が亡くなった時は既に結婚されて居て

独身の頃から家事全般を任されて、家庭の主婦的に頑張って来た方で

お料理も上手だったし・・・家庭の中も綺麗に片付き素晴らしいお姉さんでした。

 

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又兄ちゃんと結婚してからは、兄ちゃんは山林組合に勤めて居て町内の山林を

任されて春には山に苗木を植えたり・・・台風後には木起こしに行ったりし

他人様を雇って夫婦で頑張って居ました。その山林組合のお仕事を

姉ちゃん(長女)も一緒に・・・幼い頃から兄ちゃんと姉ちゃんは兄姉中でも

一番の仲良しだったし・・・新屋の姉さんも姉ちゃんと一緒にお仕事をして

仲良しでした。

 

和子が土日に会社から帰って来る「今晩はかーこちゃんご飯食べにお出で~」と

呼んで呉れて実家のお姉さんのも「今晩かーこちゃん家で食事して貰うから~」と

姉さんの了解を得て何時もご馳走をして呉れたり・・・

 

唯、新屋の姉さんは若くしてお母様を亡くされた制か実家と同じ宗教で

浄土真宗西本願寺の宗派ですが、一寸枝に別れたと言うか、独身の頃から

親鸞会」と言う仏教の仲間に走り、勿論、兄ちゃんと結婚する時は兄ちゃんに

了解を得て結婚したのですが、兄ちゃんも同じ宗派だから納得した様ですが・・・

結婚後は「親鸞会」はどう成って居たのか???

   【苦虫を 長年噛んで 歯も抜けた(シルバー川柳)】

思い出ばなし・お風呂の底が抜けた~

 

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兄ちゃんの家は昔の茅葺の4.54つに土間付きの古い家を買って茅葺の

屋根が落ちない大黒柱を残して大改修をしてリフォームしたお家でした

最近の新しいお家は都会顔負けの立派なお宅も有りますが、田舎は64

「座敷・寝室・茶の間・客室と言うのかな?和子の子供の頃は出ノ口」に

やっぱり62間程の大きな土間が有って、その土間の隅に五右衛門風呂が~

 

和子の実家・兄やん(長男)の家は父が3男坊で新築で64つに縁側が付いてて

兄ちゃんの家より大きく、新しかったです。でも~父が兄ちゃんの為に

山の木を切って立派に改築してお嫁さんを迎えたのですが、お風呂場だけは

改修して無かった様です。

 

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兄ちゃんの結婚式を無事に終えて2日目は昔の風習で、お嫁さんの持って来た

箪笥・夜具一式、鍵を開けて「どうぞ私の持ち物を見て下さい」と言う様にして

お婿さんを連れて黒留め袖に頭には素敵なコサージュを着けて里帰りをします。

そしてご実家でお婿さんのご披露をして帰って来ます。

 

勿論、昔、田舎は男性が先にお風呂に入って女性は後・・・

昔の五右衛門風呂は、浮き板が浮いてて、その板を沈めて真ん中に入る。

兄ちゃんの二日帰りの晩に和子がお風呂に入ったら・・・見る々内に

お湯が抜けて土間は水浸し・・・(涙・・・)

お風呂は昔のままだったから・・・窯と桶が分離して大騒ぎ・・・((^▽^笑) )

 

【昼寝して 「夜眠れぬ」と 医者に言い(シルバー川柳)】

思い出ばなし・兄ちゃんの結婚式・・・

 

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兄ちゃんは、和子が幼い頃から大好きで、良く隣りの部落に有る小学校の

前で学校の壁をスクリーンにして映画が有ると、兄ちゃんは「来るなよ~」って

怒るんだけど~「かーこも行くんだもん」と言って連れて行って貰ったり・・・

幼い頃は、和子はカリエスと言う難病で大津の赤十字病院に連れて行って貰ったり、

本当に大好きでした。

 

兄ちゃんが結婚した時は和子は、もう会社に勤め、社員寮に居ました。

兄ちゃんが結婚する時には、和子は働いて居たから、和服一式を買って結婚式に

兄ちゃんは父に買って貰った新居で結婚式を挙げて和子と君ちゃん(次女)と

節ちゃんと(長男の娘)3人でお給仕を・・・当時君ちゃんは22歳・和子が

17歳・節ちゃんは7歳で三々九度の盃を節ちゃん・・・和子と君ちゃんが

お銚子を持って・・・注いで行く・・・

 

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兄ちゃんのお嫁さんは5人兄姉で上にお兄さんとお姉さん・下に弟さんが2人

居ました。3人でお給仕して歩くと弟さんは君ちゃんの結婚に相応しい年頃で・・・

和子と君ちゃんと2人・・・「この二人どっちがお姉さんだろう?いや~

やっぱり君ちゃんの方がお姉さんだよ~いや~和子の方がお姉さんだよ」と

言い合う先方さんの声を聞いて笑いを堪えるのが必死だった事を思い出す

         【売るほどの 病を持って 長生きし(シルバー川柳)】 

 

タヌキかハクビシンがお庭に???・・・

 

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数年前にマンションの管理人さんの奥様からメダカを頂いてお庭で

飼って居ました。彼女は何度も稚魚を繁殖させて沢山のメダカを飼ってて

飼い方・育てから・・・又繁殖方法等など教えて下さいましたが、和子には

メダカの雄&雌の判別すらも分かりませんでした。

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    「じゃ~水槽を2個、用意して「アナカリス」と言う水草を買って来て一束づつ

水槽に入れて置いて、大きい水槽にメダカと水槽・小さい水槽には先ずは水草だけ・・・一週間経ったらメダカの居る水槽の水草を小さな水槽にそのまま入れて

小さな水槽の水草を綺麗に洗ってメダカの居る大きな水槽に・・・と

3~4日すると大きな水槽から小さい水槽に入れ替えた水草に卵が着き、

やがて稚魚が生まれるよ」と教えて呉れて毎週日曜日の朝に水草交換をし

新しく生まれて来る稚魚を拡大鏡で見て新しい命の誕生を喜びました

 

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4月頃から8月頃まで稚魚が生まれて・・・又翌年も3月の末か4月に

大きな水槽を綺麗にお掃除して親子で合流・・・

そんな事をしてメダカは100匹位居ました。

所が有る夜、タヌキの親子だかハクビシンだかがお庭に侵入して殆どメダカを

食べられちゃって・・・10匹位居たかな?(涙・・・)

エアコンの室外機の台の所にメダカの餌を置いて居たらそれも全部無し・・・

それ以来お庭では飼えなくなってリビングで観賞用に買って楽しんで居ます。

 【夫より 三歩前行く 老後かな(シルバー川柳)】

夜中にムカデ侵入・・・

 

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昨日、お風呂に入ろうと浴室の戸を開けると大きな毛虫が????

夫に助けを求めて殺虫剤を掛けてお陀仏・・・長さが5cm~7cm位で

大人の親指位大きな毛虫でした。

「こんなデッカイのが何処から入って来るんだろうね?身体が糸の様に

細く成って排水溝を潜り抜けて来るのかな?」って夫と話しながらその夜は

終わりました。その次の夜には、和子がお風呂に入ろうと生まれたままの姿で

お風呂に入ろうとすると今度は全長が10cm~12cm位のムカデが???

夫に「今度はムカデが居るからポットのお湯を持って来て・・・?」と

叫んでも夫はピンと来ず晩酌を・・・(笑)お風呂の湯殿で熱湯をぶっ掛けて

遣ろうと思ったのに~酔っぱらった夫に通じず、今度は取り逃がしてしまった~(涙・・・) お風呂に入っても又出て来るんじゃ無いかとビクビクしながら

急いで身体を洗って出ました。我が家のマンションはお庭が有るから~

その後12日はお風呂に入る度に警戒しながら入って居ましたが

やがて忘れて居たら・・・

 

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今度は夜中の就寝中に・・・良い気持ちでエアコンの風に煽られながら

スヤスヤと眠って居ると右足の小指の当たりをチクッと・・・

「痛い~痛い・・・」と眠気眼で騒ぐと、傍で寝ていた夫が・・

「どうした~?」って起きて電気を点けて・・・「大丈夫か?」と・・・

和子を襲う前に夫の方をさ迷い夫が見逃した制で直ぐに起きて電気を点けて

見て呉れて・・・夫も「痛い~」と刺されながらティッシュで捕まえて呉れて・・・

今度は台所の流し台のシンクに・・・ポットのお湯をぶっ掛けてお陀仏・・・

 

次の朝も朝食の時に足元に・・・又表れて・・・今度はスリッパで叩き潰し・・・

その後、散歩から帰って首筋に汗が流れても「又ムカデ???」って

今回は立て続けに出て流石の和子もお手上げ・・・((^▽^笑) )

【昔酒 今はびょういん はしごする(シルバー川柳)