和子は独身時代は関西で800人からの従業員の居る織物工場に
勤めて居ましたが、横浜に来て織物工場は無く、唯一見つけたニットの会社
家庭の事情から、夫と子供を仕事・学校へと送り出し、身支度をして
勤務時間に間に合うようにしっかり計算をして先ずは先方に電話をしました。
すると先方から「00日の何時に面接の来てください」と言う返事を頂き
早速その日に履歴書を書いて持って逗子へ・・・
其れほど大きな会社ではなくこじんまりとした会社でコンピューター搭載の
横の編み機が見えた記憶が?
社長の質問にはテキパキと答えて・・・社長から一枚のハガキを見せられました。
採用に当たって・・・社長言わく・・・
「今晩、良くご主人や子供さんと相談をして家族で納得・了解を頂いたら
このはがきの「採用」と言う文字に丸を付けて投函して下さい。
其れが届いたら、貴女の履歴書など社員とよく相談をして検討して
「仮採用」として3ヶ月採用します。この3ヶ月の間で、貴女が続くと思えば良し
又こちらも貴女の仕事ぶりを見て良しと思えば本採用に成ります。」
と言われ、ハガキを貰って帰り、夫と子供に許可を貰ってハガキの「採用」に
丸を付けて投函しましたが、残念ながら不採用らしく。返事は無かったです。
此処まで慎重にする会社は珍しく・・・不採用の理由を聞かせて貰え無かった事が
悔しかったです。もう一度逗子まで不採用の理由を伺いに行きたかったです。
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