和子の生い立ち-93〜金の星幼稚園へ〜

そうこうして居る内に誠も幼稚園に・・・
誠は社交的な子供で毎日の幼稚園も喜んで、9時に成ると「早く行こうよ〜」
って・・・金の星幼稚園に行くと表玄関で先生が迎えて呉れると喜んで
入って行っちゃう・・・
一週間か10日程行った頃かな?幼稚園から帰って来ると・・・
「ね〜ね〜お母さん、今日はお友達が出来たんだよ〜?末広美和ちゃんって
言うんだ〜?」って・・・「そう〜もうまこくん彼女が出来たんだ〜」
「だって〜可愛いんだもん」だって?
一方、大ちゃんは毎朝、幼稚園の前で愚図って中々お母さんから離れられず
オバサンは苦労して居る様でした。有る時、弟の義則君が中耳炎だったか?
病院に連れて行くから大ちゃんの幼稚園の送り迎えをお願い〜って頼まれて
引き受けたけど・・・此れが大変!!玄関の下駄箱の前に立って動かない?
「大ちゃん、未だ幼稚園に行く時間が有るからこっちに来て遊ぼう?」って
言っても「僕此処で良い〜」って?丁度其の日の朝、誠は下痢気味で夫から
「誠は元気で幼稚園に行けるか?」って電話が有りました。フト以前に
オバサンから「大助はお医者さんが大嫌い」って聞いた事が有ったのを
思い出し、「大ちゃんお医者さんが幼稚園に行かなかったら注射しに来るって?」
って脅したら「僕、幼稚園に行く〜」って?
丁度出掛ける頃に成ったら今度は「オバサン、僕お腹が痛いからまこくんちで
待ってる」って言いだし・・・「じゃ〜幼稚園に行かなくても良いからまこくん
送って来よう〜」って一緒に連れて行って先生に預けて終わり・・・


所が、今度は帰りが大変!「お母さんが帰って来るまで僕幼稚園で待ってる〜」
って言いだし・・・「鶴見のお婆ちゃんが来てるから帰ろう?」って言っても
駄目、「鶴見のお婆ちゃんがおもちゃを買って来て待ってるから帰ろう〜」って
延々30分以上愚図られてやっと帰って来たけど〜今度は「僕んちの玄関で
待ってる」って「良い加減にしなさい」って思いっきり引っぱたいて遣りたい
心境でした。この子に付き合うオバサンは偉い!!って言うのかな?