和子の生い立ち-52〜えびす子〜

お店の前に縁台を作って「さ〜いらっしゃい・さ〜いらっしゃい・・・」と
大声を上げて何処のお店も賑やかでしたし、銀座通りも活気が有りました。
山中さんのお宅の様に「親奥さまどう致しましょうか?」って
彼処ばってるより、ず〜〜〜と楽しかったです。偶には「ハイ差し入れだよ〜」
ってたこ焼きを買って来て呉れて食べさせて呉れたり・・・
お店が閉まると正木屋さんのご家族と一緒に夕飯をご馳走に成り
夜には息子さんのお宅へ泊りに行って、朝食をご馳走に成り又お店に・・・
息子さんには2〜3才の可愛いお坊ちゃんが居ました


夜、お店が終わって後片付けをして居るとお隣のシャッターの閉まった所で
占い師が???何時かおしげさんが「和子と洋一の仲を占って貰ったら
『この2人は一旦は別れるけど将来は絶対に結ばれる』と出た」と・・・
そんな事を言った事を思い出し、聞いた時は嬉しかったけど〜
この占い師を見て(別れた今も同じ事を言うだろうか?此れから結婚して
子供が出来てから又再会?そんなの嫌だ〜〜〜?)と思う反面
一寸興味を引き、占って貰おうかと思った事も?
でも〜辞めた〜何も知らない方が良いから・・・
占いは「当たるも八卦・当たらぬも八卦」と言う諺も有り絶対に
当たるとは思えませんが、嫌な予感がする時は微妙に信じて仕舞う。
その夜も息子さんのお宅で泊り大晦日の夜まで・・・
新年明けて元旦の朝に実家に帰った事も・・・