和子の生い立ち-29〜苦心のデート〜

洋一は四国、香川県出身で大阪で床屋さんに勤め頑張って居ました。
和子は日曜日、彼は月曜日がお休みで中々デートの機会は有りません。
でも和子は2部制で早番の時は何時も午後から自由だから・・・
何度か大阪から能登川まで逢いに来て呉れてデートをする事も・・・
能登川迄、態々大阪から逢いに来て呉れても田んぼや畑ばかりで
散歩する所も無く只、喫茶店でコーヒーを飲みお話しをするだけ・・・
最も散歩する所も無ければ、時間も無い。でも〜時々来て呉れる事が
取っても嬉しかった。有る時、「俺、お店変わったから〜?」って
住所も変わり・・・報知新聞社のビルの中の理髪店に・・・
此処だと日曜日が休めるから・・・と
その後は、京都の中央出口の公衆電話を待ち合わせ場所に・・・