和子の生い立ち-6 〜カリエス①〜

再度小学4年生の4月、又々左足の痛みが出て豊郷病院へ・・・
今度はレントゲンを撮って経過を見ると「関節リューマチ」では無く
「筋炎」と・・・「筋炎」とは素人考えでは筋肉が炎症を起こす?
其れなりの処置はして頂きましたが、一向に痛みは治まらず、
野波のお灸に連れて行って貰ったり・・・味噌の引きずり灸とか言って
油紙の上に味噌を乗せて藻草に火を付けて患部引きずって温める?
その頃「ペニシリン」と言う新薬が開発された当時は高かっただろうに〜
毎日学校へ登校する前に大杉先生の所へ、ペニシリンを打ちに行って遅刻!

2〜3ヶ月に1度豊郷病院へ行ってレントゲンを・・・その時
レントゲンの結果「カリエス」と診断さて入院して手術をする事に・・・
「カリエス」とは骨の腐る病気で難病との事でした
夏休みも終わりに近い8月の末に豊郷病院の3人部屋に入院し
初めて手術をする事に成り、父は取っても心配して呉れてず〜〜〜と
手術台の和子の傍で見守って呉れて、1時間程の手術で終わり
父が和子を抱っこして呉れて病室へ・・・
普段は頑固な父で、何処かへ連れて行って呉れる事も無く
物を買って呉れる事も無く、君子と口喧嘩をすると
火箸で頭を叩かれたり・・・怒られる事ばかりで和子は
父は大嫌いでした。でも〜カリエスで初めて手術をした時は
取っても心配して呉れて手術の間、ず〜〜〜と傍で見守り和子の手を
しっかりと握って呉れた父、病室まで抱っこして連れて行って呉れた父
取っても嬉しかったけど、でも〜怖いイメージは消えず
でも〜どうしても好きには成れませんでした。怖いイメージが強くって

入院をして直ぐに学校は2学期が始まり、先生がお見舞いに来て呉れて
仲間からの寄せ書きのお手紙を貰った時は嬉しかったな〜?
入院は10日程で無事に退院して、暫く家で養生をし学校へ・・・
その後は発病もせず元気に学校に行き、好ちゃん達と仲良く
遊んだり・・・自転車の練習をしたり〜母から「足を冷やすといけないから
泳ぎに行かない様に〜」って言われながらも隠れて川に泳ぎに行ったり・・
楽しい日々を過ごしました