病院に親奥様のお見舞いに行って本宅に帰って来た旦那様は何時もと
変わらない様子でした。大津の赤十字病院に一旦検査入院をされて
1週間か10日ほどして退院されて本宅には戻らず三男のお宅でお世話に成って居た頃に親奥様は手帳にびっしりと若奥様の悪口を書いて再入院
何処から若奥様の眼に止まったのかは和子には分かりませんし、旦那様と夫婦喧嘩を
されて居るのも気が付きませんでしたが、若奥様は旦那様の留守に4人の子供を・・・未だ々幼い2歳の正英君を無視して「アトラキシン」と言う睡眠薬を一瓶
何錠入って居たか分かりませんが、全部飲んで2日2晩昏睡状態で休まれました。
昼間はお手伝いさんのオバサンが居て下さるから良いけど・・・夜に成ると
4人の子供とオジサンだけで2歳の正英君をおんぶして寝かせるのに一苦労・・・
暗い廊下を子守歌を唄って歩き・背中で寝る正英君を卸すと眼覚まし泣く・・・
夜中まで掛かってやっとの思いで寝かせた思い出・・・
今思えば自殺未遂?救急車を呼んだ記憶も無く、お医者さんが来た記憶もない?
此れって立派な豪邸の若奥様だから世間に恥を晒す事無く穏便に済ませたのかな?
【未練ない 言うが地震で 先に逃げ(シルバー川柳)】