山中様のお宅は立派な豪邸だけにお庭も数ヶ所あって年に2回ばかり
植木職人さんが入ってお庭の手入れをされます。
この職人さんは若奥様のご実家の近所で長浜から数名の方が・・・
何時も10時と3時にはお茶とお菓子を用意しておもてなしをします。
その職人さんの中に若い27~8歳の男性が農閑期の間とかでバイトに
来て居ました。
和子も社会人一年生じゃ無いので其れなりにお話しをして冗談を言い
楽しい一時を過ごしました。彼も高齢者のオジサンばかりの中できっと
楽しい休憩だったと思います。
和子・・・若くして植木職人さんに成るって偉いね?
彼・・・ 僕は植木職人では無く、只のバイトです。本職は百姓だから・・・
和子・・・そうなんだ~でも~田んぼの合間にバイトに来るって凄いね?
ご両親と奥様とで沢山の田んぼの仕事をして居るんだ~偉い~(笑)
彼・・・ 僕は未だ独身です。今時百姓家にはお嫁さんに
来て呉れる人何か居なくって???
和子・・・ま~其れは失礼しました。でも~素敵な男性だから・・・素敵な
彼女が直ぐに見つかるよ~~~(笑)何だったら
私~貰って呉れ る~(笑) 冗談・冗談・・・((^▽^笑) )
彼・・・ エッ?貴女は彼氏は居ないの?マジで・・・
和子・・・ヾ(@゜▽゜@)ノ あはは~ ~マジ 冗談・冗談・・・
と言ってお茶を片付けてその場を去り・彼もお仕事に・・・
そんな他愛もない冗談を言ったら彼は本気に成って・・・
「付き合って欲しい」とせがまれ・・・植木の選定から大掃除全部終わって
職人さん達は「又次回に・・・」と引き上げて行かれました。
でも~彼は・・・有る朝、5時頃に電話を掛けて来て・・・偶々若奥様が
出られたんだけど・・・何のお咎めも無く電話を引き継いで下さり・・
出ると・・・「和歌山にお仕事に行ってミカンを買って来たから届けに行くね」
と言って再度「OO迄来たから取りに来て~」と・・・
親奥様の怖いのも一風変わったお宅だと言う事も和子より山中家での
お付き合いは長いから良くご存じで・・・届けて下さいました。
和子はチョッピリ恋に目覚めたかな?((^▽^笑) )
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