江ノ電にゆられて出かける6月の鎌倉♪♪

  

鎌倉・長谷♪大仏様の参拝と古民家カフェを

                                             訪ねるアジサイ散歩

鎌倉から江ノ島を通って藤沢までつながる江ノ電の沿線ぞいは

見どころが多く、その中でも特に注目を集めるのが“鎌倉の大仏様”が

鎮座する高徳院です。長谷の街中にたたずみ、この時期だけのアジサイ

大仏様を描いた御朱印もいただけますよ。参拝したあとは古民家カフェに

立ち寄って、期間限定のランチやスイーツをいただくのもおすすめです。

長谷のアジサイ散歩にお出かけしてはいかがでしょうか。

のんびりと街中や海沿いを走る江ノ電。住宅の多い長谷の界隈は家々の

すぐ脇に線路が敷かれ、民家をすり抜けるかのようにガタンゴトンと

のんびりと走ります。風情ある鎌倉の風景で、6月は線路わきに沢山の

アジサイが花を咲かせ、昔ながらの街並みに華を添えます。

   

連日大勢の人々が参拝に訪れる“鎌倉の大仏様”は、長谷の街中にある

浄土宗の寺院・高徳院のご本尊、国宝銅造阿弥陀如来坐像のことで、

仁王門をくぐり境内へ進むと台座に座る姿を現します。この大仏様の

建立がはじまったのは1252年ごろと伝えられ、完成当時は大仏殿に

鎮座し金箔で覆われ、金色に光り輝いていたのだそう。その後は天災に

よって大仏殿が倒壊し、今のような露坐の大仏様になったのだとか。

高さ11mにも及ぶ大きさはもとより美しいことでも知られていて、

和歌や短歌、小説の一場面などにも描かれています。

   

参拝を済ませたら、初夏の限定特別御朱印をぜひ。今年はアジサイを背景に

往時の金色の大仏様が描かれています。

   

ハンドドリップで淹れるコーヒーで一息つける

「カンノンコーヒー カマクラ」。モチモチとした生地が特徴のクレープは、

季節ごとにトッピングが変わり、店頭で大仏様の型で焼くビスケットも

トッピングできます。大仏様の参拝のあとにぜひ立ち寄りたい

コーヒースタンドですよ。

   

コーヒーのほかに季節のドリンクも登場します。アジサイの咲く時期は

洋梨のシャーベットを浮かべた「紫陽花ゼリーフロート」。

バタフライピーのゼリーとナタデココ、自家製のレモングラスシロップを

ソーダで割り、さっぱりとした飲み心地です。

   

           

昭和のはじめ頃に建てられた平屋の古民家をリノベーションした

「COTONOHA(コトノハ)」では、新鮮な鎌倉野菜をたっぷり使った

体に優しいヴィーガンのランチやお菓子などをゆったりと楽しめます。

   

6月のランチは涼やかな竹籠に入った「紫陽花御前」です。豆腐のカツなど

すべての食材はヴィーガン対応で、食後はバタフライピーの

ハーブティー付き。レモンをギュッと絞ると青色があざやかな

紫色へと変わっていく色の変化も楽しんで。

   

           

最高級の食パンを使ったフレンチトーストでほっと一息つく

「café recette(ルセット) 鎌倉」。このお店の6月は、通常の

「姫様のフレンチトースト」の種類に「紫陽花フレンチトースト」が加わります。

アジサイ色のゼリーをヨーグルトアイスと北海道ミルクジェラートにトッピング。

   

生い茂る木々が心地のいい木陰をつくるお庭のベンチでは、テイクアウト用の

かき氷がいただけます。バタフライピーで手づくりするシロップは、

淡い紫色と水色のアジサイカラー。涼やかなグラデーションに。

   

            

力強い筆による屋号を染めた暖簾のかかる「力餅家」は、

この場所で300年以上続く老舗の和菓子店。創業時から変わらない

昔ながらの製法を今は9代目が受け継いでいます。できたてのお餅を

甘さ控えめの、きめ細やかなこし餡でくるむ「権五郎力餅」をはじめとして

求肥力餅」や「福面まんじゅう」は長谷の名物として親しまれています。

   

上生菓子も季節ごとにいくつか並び、この時期はほんのりと色づいた

花びらのような色合いのきんとん製の「あじさい」がショーケースを彩ります。

季節感いっぱいの和菓子をお土産にしてはいかがでしょうか。

   

            

鎌倉の大仏様の参拝で賑わう長谷の6月は可憐に咲くアジサイにあふれ、

それぞれのお店ではこの時期だけの限定商品を用意しています。

期間はお店によってまちまちなのでSNSなので確認してお出かけくださいね。

   

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