マンションに越して来てまこ君の彼女が家に来て、結婚準備も着々と進み
マンションでは浩ちゃんと3人家族に成ってまこ君は新O安のアパートで
一人暮らしを始めて2度目のお正月を迎えて早々に和子の従兄妹勇ちゃんの
兄貴、昭ちゃんから電話が有って勇ちゃんの死を知らされた。
勇ちゃんの思い出―1
勇ちゃんは和子夫婦の仲人さんでお世話に成りましたが、勇ちゃん夫婦は
和子が結婚した当初から余り仲が良く無く、6畳一間のアパートに居る頃は
泊りには来なかったけど~洋光台の団地に入居してからは良く泊まりに来て
夫と2人「どっちが和子の夫なの?」と言いたい程威張っちゃって・・・
又夫婦喧嘩をして顔中傷だらけに成って来たり・・・「女房と喧嘩をしたから
暫く居候をさせて欲しい」と言って来たり・・・「居候に来る所じゃ無いでしょう?
昭ちゃんのお家に行って『和子の家で居候をして居る』と言って来てね?」と
言っても「ねえさんしか居なかったから言わなかった」と言って帰って来る。
彼は幼い頃に両親を亡くし、兄弟が叔父や叔母さんの家に預けられて、義務教育を
終わると直ぐに東京のオバサンに預けられた兄貴・昭ちゃんを頼り、東京で
松陰神社の傍に自宅を買って貰い、洋服屋さんを営んで居ましたが、経営が上手く
行かず、お店を閉めてO野ビルの警備員の職に就き和子の家に来た時は
夜勤勤務でした。未だ子供の小さい我が家で夜勤勤務を終えて朝、家に帰り
昼間就寝は不可能と・・・夜に田舎の兄ちゃんに電話をした
【人恋し 恋とは違う 人恋し(シルバー川柳)】