和子のこぼれ話-96〜社長に手紙〜

日本ジャージでは5年6ヶ月と言う歳月を過ごしましたが、最後には
思い掛けないハプニングで退職をせざるを得なくなり、5.00までの
勤務も勤めず、途中で逃げる様に帰って来ました。
会社では大失敗をして、この様な結果に成ったのなら、自分でも納得
出来ますが、折角社員採用で2人の息子を大学まで送り出す迄・・・と
頑張って来たのに〜意味不明で池田さんに追い出され、悔しくって次の日は
一日泣きました。でも〜山口さんから「秋ちゃんが悪いんじゃない、
秋ちゃんの様に追い込まれて辞めざるを得ない人達も数人居る。この際、
社長に手紙を書いて秋ちゃんの胸の内を全て社長に話しなさい」と
社長の自宅の住所まで教えて呉れた山口さんに免じて和子は思い切って
社長に全て胸の内をさらけ出し、手紙を書いた。結果はどうあれ此れで
全て日本ジャージの思い出を消そうと・・・


その後、暫くして山口さんから電話を貰い、社長は和子からの手紙を読んで
社員全員を読んで説教したとか?その後、どれ位、続いたか判りませんが
日本ジャージも不況の波に飲み込まれ倒産したとか?