車にひかれ前脚を失った子猫「死んでしまう」~

  

《和子は又々こんな記事を見た~》

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愛情込めて9年、おっとりした甘えん坊さんに

2016年のある日、ユーザーのまめたろさんが車で移動中、車道の真ん中に

小さな猫がうずくまっているのを見つけました。

「このままだと轢かれてしまうと思って、車を止めて近づいたんです。

そしたら、口から血を垂らし、左前足を引きずっていました。

きっと車に轢かれたんだと思います」

それでもその子猫は「シャー!」と威嚇しながら、よろよろと逃げようと

していたといいます。「こんな状態でこのまま放っておけば、死んでしまうと

思いました。怖い思いをした分、幸せにしてあげたいと強く思ったのを

覚えています」 生後わずか2、3カ月ほどだった小さな命は

肉球黒豆太郎」くんと名付けられました。普段は「まめたろ」くんと

いう愛称で呼ばれ、新たな猫生を歩み始めたのです。

🧿 預かり期間から始まった“試練の子猫時代”

   

    🐶 保護翌日、生後推定2、3カ月のまめたろくん

保護当時、飼い主さんは忙しく、すぐにお世話することが難しかったため、

猫と暮らしている姉に1カ月預かってもらうことになりました。

「猫2匹と暮らす姉にお世話してもらいました。その後、我が家に

お迎えしましたが、まったく怯えずに家の中を探索。左前足は失って

しまいましたが、とても元気なチビッコでした」

     

   🐶 飼い主さんの姉宅で過ごしていた時期のまめたろくん

顎の怪我はひどく、ワイヤで固定する手術が必要でした。獣医からは、

顎の状態からして「頭に上からの衝撃が加わった可能性がある」と

伝えられたといいます。 「頭を打っていたため、保護から数日間は

もしかしたら急変するのではないかと心配でした。また、片方の前足が

ないことで体のバランスを崩しやすく、うんちをよく踏んでしまって、

家のいろんなところにうんちがついていたことも。それでも、

すくすくと元気に成長してくれました」

2匹の先住猫を老衰で見送ってから2年。再び猫と過ごす日々は、

飼い主さんの心にそっと温かな光を灯してくれる出来事となりました。

「久しぶりの子猫がかわいくて仕方なかったです。当時、息子は幼稚園の

年中さんでまだ手のかかる年齢でしたが、ふと見ると一緒にお昼寝していたり、

じゃれあったりと兄弟のようで微笑ましかったです」

🧿 かわいいだけではない、猫の賢さを実感する日々

   

    🐶 胸まわりの真っ白な被毛も素敵なまめたろくん

まめたろくんは、現在9歳を迎えました。

「朝一番に私のところへ来て抱っこをねだるのが毎日の始まりです。

かわいくて、甘やかしてしまいます」 登校する小学生たちを見送るのも

日課になっており、少しずつ落ち着いた時間を静かに過ごすように

なってきたそうです。「おっとりしていて、甘えん坊。でも慎重で、

ツンデレな面もあります。ご飯のときはお皿の前に無言で座って、

何分でもじっとこっちを見てきます」

   

    🐶 赤ちゃん抱っこされるのが大好きなまめたろくん

撫でても、抱っこしても、猫吸いしても怒ることはなく、猫パンチを

されたことはないと語る飼い主さん。ところが、息子さんに対しては

少し違っていた時期もあったそうです。「息子にだけは猫パンチをしていました。

たぶん自分より下だと思っていたんだと思います。最近は息子の身長が

大人と変わらないくらいになったので、ちょっと考えを改めて

対等に扱っているようです」 また、男性の来客は苦手。

サッと逃げて隠れてしまい、肉球が汗でびっしょりになることもあるといいます。

   

   🐶 弟猫のチョロすけくん(後ろ)とはちょっぴり距離を

                                                      とっているまめたろくん(手前)

そんなまめたろくんですが、同じ猫に対しては意外な一面を見せるようで?

「昨年、保護した新入り猫『チョロすけ』に対しては厳しいですね。

私の枕の隣がまめたろの定位置なんですが、チョロすけが近づいただけで

『シャー!』と威嚇します。おっとりしていると思っていましたが、

猫には容赦ないようです」

   

    🐶 ゴローンと寝そべるまめたろくん

そして最後に、飼い主さんはこう語ります。

「猫と一緒に暮らして感じるのは、『猫はかわいい。かわいいだけではなく賢い』。

先住猫2匹が虹の橋を渡り、『もう猫と暮らすことはない』と思っていたけれど、

突然、目の前に現れたまめたろ。小さな命を救うことができて本当に良かった

これからものんびりマイペースに、長生きしてほしいです」

     

  🐶  3本足でも元気いっぱい! イケニャンへと成長したまめたろくん

     

   

    🐶 保護当初、生後推定2、3カ月のころ。

                   飼い主さんの姉のもとで1カ月過ごしていたまめたろくん

   

    🐶 前片足を失ったまめたろくん。

       キャットタワーの上にのぼるほど元気いっぱいになりました

   

  🐶 大怪我を乗り越えたまめたろくん。3本の足でキャットタワーにも登れるように

     

      🐶 すくすくと成長していったまめたろくん

   

    🐶 抱っこされてまったりするまめたろくん

   

    🐶 子猫→現在、まめたろくんの成長ビフォーアフター

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【夫看取り 我が身病めるを 忘れがち(シルバー川柳)】