切り花を長く楽しむための
飾り方・花器を置く場所をプロがレクチャー!
雨が続くと、気持ちがうつうつとしてしまうもの。そんなとき、家の中に
花があれば、気持ちも明るくなるのではないでしょうか。日常にそっと
寄り添ってくれる切り花の魅力やお手入れの基本を・・・
大好きな草花だからこそより美しく、長く楽しみたい
好みの花を好きに生けるだけでも心は満たされますが、せっかくなら花を
より美しく飾れて、より長く楽しめる方法を選びたいもの。とはいえ、
花の傾け方や花器とのバランス、置き場所など迷うポイントは
たくさんあります。 「茎の長さは大事です。長く残しすぎると
不安定になり、短すぎると花より器に目が行きます。花によってふさわしい
花器は異なりますが、口が狭いタイプは使い勝手がよく最もおすすめ。
また、よく目につく場所に飾るとお手入れしやすいので、結果長もちします」
🧿 素敵に飾るポイントは?
口の狭い花器を選び、 三角形のバランスで花を配置
口が広いと花が広がってしまいます。茎の長さはそろえず、正面から見て
花の顔が三角形(だいたい時計の11時、3時、7時の方向)に
なるよう配置。飾る空間に自然と丸みも生まれます。
3輪選ぶなら、丸型の大きい花、スプレー咲き、葉物を
丸型の大きい花(バラやガーベラなど)、ボリュームと立体感が出る
スプレー咲きの花(クレマチスなど)、そして葉物(スモークグラスや
ユーカリなど)を組み合わせると、全体が調和します。
花の色の明るさや濃淡を合わせる
まず主役にしたい花を決め、明度(明るい/暗い)と彩度(薄い/濃い)が
似ている花を足していけばバランスよく、まとまり感が生まれます。
グリーンは調和色なので、適度に葉が入るとまとまり感がさらにアップします。
🧿 長持ちする置き場所は?
よく目につく場所
生花には日々のお手入れが欠かせません。玄関やダイニングテーブル、
ワークスペースなど、家の中でも必ず目にする場所、長く過ごす場所に
置くのが向いています。ちょっとした枯れや傷みに気がつきやすいという
メリットもあります。
直射日光が当たらないところ
窓際に飾るなら、直射日光が当たらない北側に。日当たりのいい窓辺は
花器の中の水温が上がりやすく、雑菌が繁殖する原因になってしまいます。
花は温度変化に弱いので、エアコンの風が直接当たる場所も避けてください。
水回り
キッチンや洗面所は、気がついたらすぐに花のお手入れができる便利な場所。
水を入れ替えたり、茎を切ったりする負担を軽減できます。目に入る場所に
花があれば、家事にも楽しく取り組めそうです。
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