【ガーデニング】いつもと違うパンジー&ビオラ

  

パンジービオラ 個性的に楽しむ4つのポイントとは?

晩秋に植えると春遅くまで咲き続けるパンジービオラ。この時期の

庭やベランダに欠かせない定番です。けれども、毎年長い間咲かせるうちに

飽きてしまったことがありませんか? 定番の花を今年はちょっと工夫して、

新鮮な楽しみ方を提案します。

▼晩春まで楽しむ草花▼

🧿 Point・1

パンジービオラの違いを生かす楽しみ方

パンジービオラは同じスミレの仲間です。多くの原種から品種改良に

よって誕生したパンジービオラは、花の大きさによって区別されます。

花径4cm以上がパンジーで、4㎝未満がビオラ。ただ、近年は

小輪パンジーという品種もあるので、ちょっと見分けにくいかもしれません。

性質的には、ビオラのほうが原種に近いサイズだからでしょうか、寒さに強く

冬も連続して咲き続ける傾向が強いです。花数も多く、日陰でもよく咲きます。

一方、パンジーは大きな花が遠くからでも目立つため、とくに海外では人気が

高いそうです。 こうした違いを知っていると、花の大小を組み合わせたり、

日陰の庭をビオラで冬中にぎやかに飾ったり、通りから眺められる窓辺を

パンジーで華やかに見せたりできます。

   

🧿 Point・2

パンジービオラの花色バリエーションを満喫!

パンジービオラは晩秋から晩春まで長く咲く花として人気がありますが、

豊富な花色のバリエーションも人気の理由のひとつです。これら園芸品種の

親になった原種ビオラトリコロルの和名は三色菫(サンシキスミレ)。

紫と白と黄色の花色から、今ではオレンジ色やピンク系、純白や黒に近い濃い

紫まで誕生しています。

    

     🏵️ 印象的なブラックビオラ

   

    🏵️ 爽やかなブルーパンジー

見慣れた花色を毎年育てている方は、今年こそちょっと変わった花色を

選んでみませんか。オレンジ一色のビオラに黄色一色のビオラ

組み合わせたり、濃いワインレッドの花色に淡いピンクを添える、

同系色コーディネートはセンスよく目を引きます。

   

     🏵️ オレンジ系の組み合わせ

   

    🏵️ ワインレッドのビオラ

花色の組み合わせを楽しめるようになったら、つぎはコンテナとの

組み合わせも楽しみましょう。コンテナを同じ色でそろえると、花色は

結構バラバラでも散らかった感じになりません。逆に花色を黄色系などに

そろえると、コンテナのテイストは少々バラバラでも統一感があって

まとまって見えるものです。

   

     🏵️ 白のコンテナで組み合わせ

   

    🏵️ 黄色系の花で組み合わせ

🧿 Point・3

  進化する園芸品種の花形、

                     可憐な原種にも触れてみよう

園芸品種は花色のバリエーションばかりではなく、花形でも進化を

遂げています。この数年、大人気を博しているのがフリンジパンジーです。

花びらの縁がフリフリとひるがえり、ドレスのような華やかさがあります。

‛ドラキュラ’や‛シャロン’、‘パルムディール’、‘フレンチカンカン’など、

ロマンティックな品種群。なかには八重咲きのパンジーもあります。

   

    🏵️ フリンジパンジー

   

    🏵️ 八重咲きパンジー

ビオラでいえば、上弁がウサギの耳のようなラビットビオラも人気です。

全体に細長くてシュッとしたスタイルがかわいらしく、群れ咲かせると

軽やかな雰囲気になります。見元園芸の‛うさぎビオラ’は、

花色のバリエーションも多彩で、「野うさぎミーモ」などのネーミングも

人気の理由です。

   

    🏵️ ラビットビオラ

園芸品種が人気の一方で、近年注目されているのは原種の愛らしさ。

日本でニオイスミレと呼ばれるビオラ・オドラータや、パンダスミレとも

呼ばれる小輪のヘデラセアなど。横に広がってグラウンドカバーや

鉢縁から枝垂れさせたり、香りを楽しんだりできて、園芸品種とは

一味違う魅力があります。

   

     🏵️ ビオラ・オドラータ

   

    🏵️ ビオラ・ヘデラセア

Point・4

 小さくてよく咲く花の魅力を生かす飾り方

パンジービオラは草丈が低く、春になるまでは株も小さいままです。

そこで、吊り鉢やベランダの手すりなどに掛けるコンテナで、目の高さに

近い場所に飾ることで、花の魅力がよく見えて楽しめます。

   

     🏵️ 吊り鉢で

   

     🏵️ ベランダの手すりに

花壇では、同じように花径の小さい一年草デイジーワスレナグサ

スイートアリッサムなどと組み合わせるとかわいらしい雰囲気に。

ラナンキュラスアネモネ、ヒアシンスやスイセンなどの球根植物を

組み合わせると高低差がついてアクセントになります。

   

    🏵️ ワスレナグサラナンキュラスなどと

   

    🏵️ デイジースイセン

自己主張の強い花ではないので、凝ったコンテナなどと組み合わせても

すてきです。しかも、ニオイスミレなどはハーブとしても親しまれている

ように、エディブルフラワーとしてスイーツやサラダにも利用できます。

このシーズンは、庭で咲かせたパンジービオラを存分に楽しんでみませんか。

   

    🏵️ 同系色の小輪パンジーワスレナグサムスカリなど

   

     🏵️ケーキを飾るビオラの花

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