大雪の花あしらい「アマリリス」・・・

       

       2022年12月7日から二十四節気は大雪に

日本では季節の変化を敏感に感じ取り、年中行事や習わしに添った植物を

暮らしに取り入れてきました。

二十四節気の花あしらい」では難しいルールにとらわれず、気軽に季節を

感じられる花を楽しむテクニックを携わってきたので紹介いたします。

毎月、旬の雰囲気を楽しめる花をピックアップして最後の一輪まで

楽しみつくす、そんな花のあしらいのお話です。

大雪とは、本格的な冬が始まる頃。「たいせつ」と読むこの季節は読んで

字のごとく、たくさんの雪が降る頃という意味ですが、実際の雪のピークは

年が明けてから。それでも凛とした空気の冷たさで冬がやって来たことを

感じることができます。寒さとともにいよいよ本格的になってきた街の

ホリデームードに触発されて、おしゃれをして出かけようか、

お部屋をクリスマスデコレーションしようかと、わくわくする季節。

今日はそんなきらきらした季節にふさわしい、特別感を漂わせる

ゴージャスな花「アマリリス」をいけてみようと思います。

お部屋の中にスペシャルな雰囲気を取り入れて、気分を上げてみましょう。

   

シンプルにいけて凛とした雰囲気に

今回はクリスマスの特別感を色のコントラストで表現してみたくて、

紅白のアマリリスを合わせました。鮮やかな朱赤の「レッドライオン」と

白と赤の複色の「カリスマ」という品種です。

マリリスは切り花の場合、葉はなく太い茎の先に4輪ほど花や蕾を

付けた状態で花屋さんに出回ります。冬のイメージがある花ですが、

旬は初夏や秋。この時期に出回る花はオランダなどから輸入されたものも

多いです。高級感あふれる見た目通り、高価な花です。大切に扱い、

美しく凛とした姿にいけて長く楽しみましょう。

今回合わせたのは、赤い木肌が美しい「サンゴミズキ」。
マリリスは何種類もの花と合わせるよりも、シンプルな組み合わせで

より美しさが際立つように感じます。

マリリスの美しさを存分に楽しむためにガラスの花器にいけて、

まっすぐ力強い茎も楽しみましょう。

いけるときはあまり考えすぎず、いじらず花瓶に入れます。

ポイントは花どうしを近づけすぎないこと。ゆったりといけてみてください。

マリリスの蕾はだんだんと咲いてくるので、その分のスペースも

確保しておきましょう。花瓶の形にもよりますが、先にサンゴミズキをいけて

全体の大きさを決めてから、アマリリスを添える方がいけやすいと思います。

サンゴミズキの枝は固いので、アマリリスの花びらを傷つけないように

注意してください。美しい分、傷ついた場所が目立ちます。傷ついてしまうと

すごく残念な気分になりますので、ゆっくり慎重に(笑)

   

   

コニファーでクリスマス気分をプラスして

シンプルに美しいアマリリスの姿を楽しんだら、クリスマスの

アイコンであるコニファーをプラスしてクリスマスらしいシーズナルな

花あしらいに。こちらは最初にご紹介したナチュラルなスタイルとは異なり、

あえてアマリリスをブーケのようにぎゅっとまとめ、サンゴミズキと共に

トピアリーのようなスタイルに仕上げています。

2枚目は金色に染めた柊を添えてスペシャル感を演出。お手持ちの

オーナメントを付けても楽しめると思いますよ。

丈の長いアマリリスが手に入ったら、あまり茎をカットせずに大きな

スケールで楽しんでみてください。

ツリーの代りにもなる主役級のオブジェができあがります。

   

花と茎の美しさをシンプルに楽しむ

すっと伸びた力強い茎と凛とした花をシンプルに楽しみたくて、

ころんと丸い色ガラスの花瓶に傾けていけてみました。アマリリス

少ない本数でも、その佇まいから凛とした美しい雰囲気を漂わせてくれます。

花器の丸と茎の直線、そして赤と白のコントラストから引き締まるような

緊張感を感じる花あしらいになりました。

クリスマスシーズンにもおすすめですが、お正月のようなフォーマルな

シーンにもぴったりです。年末年始に大活躍してくれそうですね。

   

グリーンを加えてナチュラルで優しい雰囲気に

同じ花、花器をつかってイメージチェンジ。

長さを変えたアマリリスに、シルバーグリーンの「ユーカリポポラス」を

加えてナチュラルに仕上げました。

高低差を花でつけるときは、小さめで薄い花の色の花を高く、ボリュームが

あり色の濃い花を低く配置するとバランスよく仕上がりますよ。

今回のようにふわりと優しいグリーンを加えるとナチュラルな印象に

なりますが、ツデーやドラセナなどトロピカルな印象のグリーンを

合わせると高級感がありフォーマルな雰囲気に仕上がります。

ぜひ、飾る環境やお好みに合わせてコーディネートを楽しんでみてくださいね。

   

高低差をつけてリズミカルに

シンプルな円柱の花器に高低差を付けたアマリリスをいけた、

シンプルでスタイリッシュなオブジェのような花あしらい。

花瓶どうしを近づけたり離したり、花の高さを変えたりして変化を

楽しんでみましょう。

3つの花を使うときは三角形を意識するとバランスが美しく仕上がりますよ。

食卓では集めて華やかに、デスクやベットサイドにはお気に入りを

選んで楽しむなど、一輪挿しならではのフレキシブルな花あしらいを

お楽しみください。

   

オブジェを添えてクリスマス気分を演出

最後の一輪になってしまったら、花を茎の根本からカットしてガラスの器に

いけて楽しみましょう。折れてしまった花でもお試しくださいね。

今回は透明なガラスの食器に一輪をいけてみました。水の透明感が

マリリスの美しさをいっそう際立たせてくれます。

トナカイのオブジェや柊を添えて飾れば、クリスマス気分を盛り上げて

くれますよ。花びらに水をつけないよう高さを調整すると、より長く

花を楽しむことができます。色々な角度から眺めて、アマリリス

美しい花を最後まで堪能してみてくださいね。

   

   

マリリスのお手入れの3つのポイント

マリリスを最後まで美しく楽しむための3つのポイントを紹介します。

マリリスの茎はとても太く、中が空洞です。さらに裂けやすい性質が

あるので上手にカットできないと茎が縦に裂けてしまい、

水に入れると茎の端からタコさんウィンナーのようにクルクルとめくれ

あがってしまいます。

これを避けるための裏技を紹介します。

まず、カットしたい茎の水を拭き取り、カットしたい位置にセロハンテープを

一周と少し巻きます。次にセロハンテープの上からよく切れるハサミや

ナイフで茎をカットして、このまま水につけます。

こうすると、テープがめくれを防止するので茎の切り口は裂けず、

テープも目立ちません。ガラスなど透明な花器を使う場合には特に

おすすめです。次のポイントは花粉を取り除くことです。

花粉はなるべく早めに取り除きます。指が汚れないようにティッシュなどで

包んで取りましょう。そのままにしておくと、花びらが花粉で汚れてしまい、せっかくの美しさが半減してしまう上に、服やインテリアを汚してしまう

恐れもあります。

最後のポイントは枯れた花の取り除き方です。

変色したり、萎れて枯れてきた花は早めに茎の根本からハサミでカットして

取り除きましょう。濃い色の花が枯れた場合、花を触るとインクのような液が

出る場合があります。こちらも服やインテリアに着くと落ちにくいので

注意しましょう。とにかくアマリリスはお手入れもデリケート。
お姫様のように大切に扱ってくださいね。

スペシャルなホリデーシーズンを特別な花、アマリリスで楽しみましょう!

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