生活習慣で腰と膝の痛みの芽を摘む、5つの習慣
腰や膝を痛める原因になる、日常生活のちょっとした「NG習慣」を知って、
普段の暮らしの中で、痛みを予防・改善する方法を教えてもらいました。
1:筋肉の原料を意識的に取り入れる
腰や膝の筋肉を無理なく強化できる「ゆるテーブルスクワット」を
ご紹介しました。いくら筋力をつけるために運動をしても、筋肉を作る“
原料”がなければ筋肉は育ちません。
中でも大切なのはタンパク質ですが、意識してとらないと不足しがち。
自分の体重を目安に、50kgなら一日最低でも50gのタンパク質を
とるよう心掛けましょう。
2:ウォーキングはクッション性の高い靴で
ウオーキングのときは、膝に伝わる衝撃を和らげることが大切です。
(1)脂肪の厚いかかとから着地することと、
(2)靴はクッション性が高いものを選ぶことが重要。また歩くコースには、
芝生が敷いてある場所や、ウレタンやゴムなどを使って舗装された公園など、
地面の軟らかい場所を選んで行うようにしましょう。
3:中腰になるときは「お尻を引く」
日常では、重心が前に傾く「背中を丸めた中腰姿勢」が最も腰に負担をかけます。
物を持つとき、掃除機をかけるとき、草むしりのときなど、
中腰になるときは必ず「背すじはまっすぐ、お尻を後ろに引いて膝を曲げる」
ことを心掛けましょう。重心が安定して腰への負担が軽くなり、
同じ体勢でも疲れにくくなります。
背中を丸めた姿勢は、腰に負担がかかってしまうので、
避けるようにしましょう。
4:寝るときの姿勢は「楽な姿勢」が重要
「横向きで膝を曲げる」「あおむけで、曲げた膝の下にクッションを置く」など、
一般的にすすめられる寝方はありますが、万人に当てはまるものはありません。
いろいろな寝方を試して、自分が「楽と感じる姿勢」でOKです。
5:座り作業が続くときは「リセット体操」を
長時間座ったままでいると猫背になりやすく、筋肉もこり固まって
しまいます。1時間に1回程度は「リセット体操」をするようにしましょう。
座ったままできる体操は、ふくらはぎの後ろを伸ばす体操です。
少し浅めに座り、膝を伸ばします。このときバランスが崩れるようなら、
いすをつかみ、手でしっかり体を支えるようにしましょう。そのまま、
かかとを前に突き出すようにすると、ふくらはぎの後ろが伸び、
膝まわりの筋肉をリセットできます。
立ち上がれる場合は、肩甲骨を動かすことにより、腰のまわりの
筋肉をリセットできるタケノコ体操を。
壁を背にして立ち、手の甲を常に壁から離さず、タケノコの形を描くように
腕を回します。背中全体や腰、脇腹の筋肉などがリセットでき、
肩こりの予防にもなります。
「ゆるテーブルスクワット」は食事の30分後に
「ゆるテーブルスクワットを効率よく行うためのタイミングについて~
「食事の30分後は血糖値が上がるタイミングなので、
『ゆるテーブルスクワット』で体を動かすことで、脂肪の蓄積を防げます。
食事の片付けなどを終えてひと息ついたとき、食卓のテーブルで
行うと習慣化しやすいですよ」
腰と膝を守るための生活習慣と、「ゆるテーブルスクワット」を上手に
取り入れ、痛くならない腰と膝で毎日を元気に楽しく過ごしましょう。
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