彼を失ったら生きれない・・・

         

      50代から恋に落ちて!恋する故の苦しみ

56歳の有る女性の恋愛ルポ・第6話。

結婚していても恋に落ちることがある。高校の同窓会で当時好きだった

ツチダ君と再会し不倫関係になったが、気持ちの変化が起きていた。

罪悪感は数か月でなくなった

   

彼女は「自分の恋する気持ち」に気付いたところから苦しくなったという。

だがツチダくんは二人の関係に浮かれていた。

家族にバレたらどうしよう不安でしょうがなかった。

だけど彼には会いたいので、誘われれば行ってしまう。

けれど、危機感を持っていない方が気は楽だ。いつしか会うことが

日常生活に組み込まれていくと、それはそれで慣れてくる。

彼女の“罪悪感”は数か月でなくなっていった。

「季節の行事があんなに待ち遠しかったことはありませんでした。

再会したのが夏前だったので、その夏は花火大会に行き、

秋にはお祭りとか紅葉狩りとか。都内だけではなく、少し遠出したりして。

二人で遠足に行っている感じ。私のお弁当が食べたいと言うから

作っていったこともあります。

彼の仕事は週末が休みではないので、平日にも出掛けやすかったですね。

奥さんもフルタイムで働いているし、彼の行動にはあまり関心が

なかったみたい。それは我が家も同じですけど」

夫婦がうまくいくコツは、お互いに適度な距離を保つことなのかもしれない。

そして、適度な距離が心地いいと夫婦間にストレスがたまらない。

相反することなのだが、そういう場合、恋がスルリと入り込んでくる

可能性は高い。夫婦間がうまくいかず、恋に逃げた場合は、その恋で変な

痛手を負ったりするものなのだ。

彼を失ったら日々の生活が空虚なものになってしまう

   

彼女と彼は1年ほどたった頃には、「ずっと付き合っていきたい」という

気持ちがふくらんでいた。お互い、家庭を壊すつもりはない。だが、

この人を失ったら日々の生活が空虚なものになってしまうと確信したという。

「彼と会うときは、自然と朝からウキウキしてしまう。夫に

『最近、ご機嫌だね。元気そうだし楽しそうだし』と言われたことがあります。

ドキッとしましたが『体調もいいし、パート仲間と楽しくやってる』と

しれっと答えました。私、こんなに嘘がうまかったかしらと

自分でもびっくりしましたが、彼との仲を疑われないためには

どんなことでも引き受けなければと思うようになっていたんです」

だがあるとき、パート仲間で世間話をしていると、誰かが芸能人の

不倫話を持ち出し、「やっぱり不倫はダメよ、よくない。

ちゃんと離婚してから付き合えばいいのにね」と言った。そうよねと

うなずく仲間たちを見ながら、彼女は・・・

「でもきっと離婚できない理由もあるのよ」と思わずつぶやいてしまった。

自分の恋も、他人から見たら「ただの不倫」なのだろうと思うと少し心がへこんだ。

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