花を探しに~ ・旅は西へ。
京都周辺の夏の花を探しに出かけます。
京都へ向かう途中、清流でしか生育しない「梅花藻(ばいかも)」を
平成の水百選にも選ばれた、豊かな湧水が街を流れ、梅花藻が
咲く地蔵川があります。
街並みが残る情緒ある街。
河岸には「かわと」と呼ばれる水を汲んだり、野菜を洗ったりできるように
水際まで下りることができる石の階段があり、今も地蔵川沿いに
暮らす人々の生活の一部となっています。
こんな風にすいかを冷やしたりと、地元の方々は冷蔵庫のように利用。
水道が完備されるまでは飲み水としても利用されていたとか。
ほのぼのとした、うらやましい光景です。
この地蔵川には岐阜と滋賀のごく一部にしかいない、国の絶滅危惧種に
指定されている「ハリヨ」という淡水魚が生息。美しい清流と水草が無いと
生息できない、梅花藻と同じように貴重な生きものです。
赤い百日紅(さるすべり)が所々に。地蔵川添いの散歩は見どころがたくさん。
梅花藻はキンポウゲ科の水草。水の中から立ち上がるように、白く、
小さな梅に似た花を咲かせます。清水では育たず、水槽での栽培も難しい、
限られた場所でしか見る事のできない貴重な花なのです。
地蔵川の梅花藻の見ごろは6月中旬から8月下旬。
源流である居醒の清水(いさめのしみず)まで、約500メートルの間に
何か所も梅花藻鑑賞の見どころが点在しています。皆さん、写真を撮るのに必死。
駅の近くには日本で数多くの西洋建築を手がけた、アメリカ人建築家、
醒井にはこうした西洋風の建物も現存し、趣のある街並みを留めています。
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