2016年、練馬・光が丘の街中に開園した「四季の香ローズガーデン」と
2021年に新たに加わった「色彩のローズガーデン」「香りのハーブガーデン」。
個性の違う3つのガーデンは季節によって表情が折々に変化します。今回は2022年
5月7日、待ちに待った春バラシーズンが訪れた、ガーデンの様子をお伝えします。
🌸 エントランスに絡めたつるバラの見ごろはこれからです。
香りのローズガーデン
今年の春は気温が低い日が続き、バラの開花もゆっくりなようです。まずは
「香りのローズガーデン」から見ていきましょう。こちらはダマスク、
6種類の香りごとに分けて配置した、珍しいローズガーデンです。
🌸 この時、7分咲きを迎えていたのが「ダマスクの香り」のバラたち。
🌸 オールドローズの仲間も見ごろ。
オールドローズの殆どは一季咲き(春のみに開花)なので、春にぜひ
ご覧いただきたいバラです。
🌸 「フルーティーの香り」のバラは5分咲きといったところでしょうか。
次々と花芽が上がってきています。
🌸 ダマスクとフルーツの強香「パウル・クレー」は次々と開花。
満開になると見事なロゼット咲きに。
🌸 「ブルー香」のバラは5分咲き。
ブルーや紫などの花にこの香りが多いことからブルー香と呼ばれます。
香りの感じ方には個人差がありますが、最もバラらしいとされる甘い
ダマスク・モダン香と上品で爽やかな紅茶の香りとされるティー香が混ざった、
ブルー系のバラ特有の香りともいわれています。ぜひ顔を近づけて、
この香りを楽しんでみてください。
🌸 「ティー香」のバラたちの様子です。
ツボミがたくさん上がってきています。これらのバラはその名の通り、
開けたての紅茶の茶葉の香りに近いといわれています。花の色も紅茶を
思わせる色合いが多いのがユニークですね。
色彩のローズガーデン
🌸 リニューアルから1年目の「色彩のローズガーデン」は
メタセコイアの並木に囲まれているため日差しが穏やかで、バラの成長が
ゆっくりです。そのため、香りのローズガーデンに比べるとツボミは固め。
時間をかけて咲くバラを楽しめる場所です。
🌸 ガーデンの中心にはこのローズガーデンのために作出された
シンボルローズ「四季の香」がたくさん植えられています。
黄色とピンクの絞り模様はひとつとして同じ花がなく、とても表情豊か。
メタセコイヤの木漏れ日と、光が丘の「光」をイメージしています。
香りのハーブガーデン
メタセコイアの並木と並行するように作られているのが
「香りのハーブガーデン」です。キッチン、ティー、ポプリと、
ハーブの使い方ごとに分けて植栽されていて、それぞれ写真のように
ハーブの使い方のヒントが紹介されています。
🌸 葉を楽しむものが多いハーブガーデンですが、
時折こんなに美しい花を付けるハーブを見つけることができます。
産毛に覆われた葉や茎と青い花が印象的な「ボリジ」はエディブルフラワーとして
使われることが多いハーブ。キュウリのような香りがします。
🌸 雨に濡れた「ラムズイヤー」
撮影した5月7日は時折小雨が降る、曇り空の一日でした。
それでも四季の香ローズガーデンでは、ヨガのイベントに参加される方や、
バラの香りを楽しまれる方、写真を撮られる方など、多くの方々が
それぞれの楽しみ方をされているのが印象的でした。晴天、満開の日はもちろん
素敵ですが、雨や曇り、花が少ない時にも、それぞれのよさがあります。
雨であれば水滴が付いた花や葉、曇りなら本来の花の色がよくわかります。
花が少なければ、見つけた一輪をじっくり観察する楽しみが。
そんなご自分なりの楽しみを見つけに、ローズガーデンを訪れてみませんか?
きっと一期一会の花たちとの出会いが待っています。
💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤