横山大観が愛した絶景を眺める
太平洋を見下ろす断崖絶壁。、日本画家・横山大観の別荘地跡に建つ
「五浦(いつうら)観光ホテル 」大観の湯は、雄大な景色と加水加温なしの
源泉かけ流し温泉です。海の幸を存分に堪能できる温泉宿は、
手軽に日帰り利用もできるのでおすすめです。
近代日本美術発祥の地・五浦(いづら)へ
🚠 五浦六角堂と岡倉天心旧宅
茨城県北茨城市五浦(いづら)は、近代日本美術発祥の地と言われています。
それは、東京美術学校(現東京芸藝術大学)の初代校長を務め、日本美術の
発展に大きな功績を残した岡倉天心と、その教え子たちである横山大観はじめ
日本を代表する画家たちが、多くの作品を生み出した歴史ある場所だからです。
🚠 東日本大震災の津波で消失後、再建された五浦六角堂・観瀾亭
岡倉天心は、1903(明治36)年に飛田周山の案内で五浦を訪れ、この地を
とても気に入ったそうで、2年後には六角堂をかまえ、冬はボストン美術館に
勤務し、夏は五浦で過ごして、国際的な活躍の拠点としました。
1906(明治39)年、日本美術院を五浦に移し、岡倉天心、菱田春草、
下村観山、木村武山、そして横山大観が移り住んで制作に励みました。
🚠 岡倉天心旧宅
「五浦観光ホテル」は、その日本美術発祥の地、それも横山大観の別荘地跡に
建つ絶景温泉ホテルです。周辺には、高さ50mの断崖絶壁が続く五浦海岸、
天心記念五浦美術館、天心邸、天心ゆかりの六角堂など、名所旧跡には
こと欠きません。入浴は景色が楽しめる日中がおすすめなので、その前後での
寄り道がベストです。わずかな時間でも、十分に旅行気分が味わえます。
豪快な絶景と71度の源泉かけ流しが自慢の湯宿
🚠 長いトンネルの先に太平洋が目に飛び込んでくる
茨城県は高温泉が少ないと言われていますが、71度の源泉を誇る
「五浦観光ホテル 大観の湯」は、温泉通の間では県内では外せない温泉の
一つと好評価で、しかも雄大な絶景が自慢の露天風呂とあれば、ぜひ足を
運んでいただきたい温泉宿です。「大観の湯」の入り口は、
「五浦観光ホテル」のロビーにあります。風情のある長~い廊下と
トンネルを抜けた先に温泉があり、男湯女湯は日替わりです。脱衣場から
お風呂への扉を開けると、ガラス張りの内湯の向こうに圧巻の景観が
広がっていることを確認できます。
🚠 海との一体感が楽しめる「大観の湯」の露天風呂
訪れた日は晴天で、内湯にもたっぷり日が差し込んでいたので、
「気持ちいい~!」と思わず叫んでしまいました。入り江の絶壁の上に
設えられた露天風呂からの景色は、海だけではなく、断崖絶壁の岩肌や
松などの樹々も目に飛び込んできます。横山大観が愛した荒々しい
自然美溢れる景観を眺められるなんて、なんとも贅沢な気分でした。
内湯も外湯もすべての浴槽が源泉かけ流しという贅沢さ
🚠 本館の数奇屋風露天風呂(写真は男性用)
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、しかも塩分濃度が高く、
温泉成分を吸収しやすいので、汗が出やすく老廃物も排出されて、
高いデトックス効果が期待できます。また、温泉の成分をしっかり吸収するため、
塩化物泉の高い保温効果も最大限に感じられ、湯冷めしにくく
芯から温まります。しかも、加温加水なしの源泉かけ流しとあれば確実に
美肌へ導きます。
🚠 落ち着いた雰囲気の本館の内風呂
多くの温泉施設では、源泉かけ流しといっても、浴槽の1つ2つといった
ところが多いのですが、「大観の湯」は、すべての浴槽が源泉かけ流しです。
私は全部の浴槽を制覇して、とても得した気分になりました!
🚠 立派な門構えの本館
「五浦観光ホテル」には立派な門構えの純和風の本館もあり、こちらには
開放感あふれる庭園露天風呂も。昼食と入浴がセットになった
日帰りプランも豊富です。趣の異なる2つの温泉を行き来できる、
温泉好きにはたまらない旅館です。もちろん、宿泊プランも豊富で、
新鮮な海の幸が楽しめます。10月から3月は、茨城名物のあんこうが
いただけるプランがおすすめ。タイミングが合えば、あんこうの吊るし切りを
見学できるかもしれません。
🚠 10月から3月は「あんこうグルメプラン」がイチオシ
🚠 本館の露天風呂。夜の露天風呂は22時まで入浴できる
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