コロナ禍での介護の難しさ
認知症の父に、もっといろいろな体験をさせてあげたいのに……。
コロナ禍では、認知症カフェは中止、老人ホームの見学すらできない状態。
動くに動けないもどかしい状態にイライラ。一体いつになったら、
コロナは収まってくれるのでしょうか?
コロナ禍、自粛生活中の介護
5回目の緊急事態宣言がやっと解除されましたが、コロナ禍での自粛生活は、
介護にも暗い影を落としました。思うように外出できなかったり、
知りたい情報が得られなかったり……。
普通の生活でも介護は閉塞的になりがちなのに、自粛生活で、ますます家に
引きこもりがちな生活になってしまいました。
ケアマネさんと連絡が取れない!!
最初の緊急事態宣言で困ったことは、ケアマネさんと連絡が取りづらく
なってしまったこと。
父(82歳)の担当ケアマネさんの勤務形態が、午前出勤、
午後在宅(あるいは、その逆も)になってしまいました。そのため、
いつ出勤していらっしゃるのかわからず……。
向こうからの連絡待ち状態が続きました。
外でご飯が食べられない!!
これまでは、買い物や病院帰りに、外でゆっくりご飯を食べることが、
父や母にとって、唯一の息抜きでした。
けれど、コロナ禍で外食もままならないようになり、家にこもりがちに。
刺激の少ない生活になり、父の認知症が進まないかと、心配になりました。
老人ホームが見学できない!!
実はこの頃、父が反社会的行為を犯してしまい、もう一度同じことをしたら、
在宅での介護は無理かもしれない、という事態を迎えていました。
母や私も精神的にまいってしまい、いっそ実家を売却して、老人ホームに
二人で入居したほうがいいんじゃないか、という話まで出ました。
そこで調べたのですが、コロナ禍の中、老人ホームは見学できないところが
ほとんど。
かといって、パンフレットやネットだけの情報ではわかりにくく……。
どうやって情報を集めてよいのやらと、途方に暮れました。
結局、この時は、断念したのですが……。
認知症カフェ、講座が中止に!
介護者同士が自由に飲食しながら交流を深める「認知症カフェ」。
これも、コロナ禍で開催は中止になりました。
また、市が開催する予定だった認知症講座も中止に。母が知りたい情報が
閉ざされてしまい、息抜きの場所すら奪われ、この時は、本当に閉塞的な
気分を味わいました。
まだまだコロナ騒動は終わらない
最近、父は長時間の外出がしんどくなってきたようです。以前より、
歩幅が小さくなり、ゆっくり歩くようになりました。
こんなことなら、元気なうちにいろんな所に連れて行ってあげればよかったと、
後悔。いや、まだ、チャンスはある!! と思っていたら、また、新たな変異株が
見つかったニュースが飛び込んできました。
コロナも介護も、先が見えない状態にため息しかでません。
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