🚵 鳥居建て構造の「牧村家」は築300年
ランチのついでに岐阜の歴史散歩
我がふるさと岐阜県には、おいしいレストランや歴史的名所が
たくさんあります。今回は揖斐郡(いびぐん)大野町にある、おしゃれな
カフェ「ゆらら」へドライブ。近くにある寺院「来振寺(きぶりじ)」や
重要文化財の「牧村家」も訪ねました。
まだまだ知らない我がふるさと岐阜
暑い夏の午後、岐阜県揖斐郡(いびぐん)の山裾にあるレストランに
出かけました。我が家からは、車で1時間くらいかかる所です。この日の
岐阜の最高気温は37度。 元々、市内においしいと評判の回転寿司のお店が
できたので行く予定でしたが、SNSのクチコミで今回のレストランが
よさそうだったので、急きょ変更しました。今や恐るべきSNSの速さかなと
いう感じです。 レストランのある大野町は岐阜県の最西部に位置する所で、
フェーン現象のせいか、夏の全国最高気温が隣町の揖斐川町では、
全国で3番目くらいにという暑さ。
レストランはまだ新しいため、すぐ隣にある寺院「来振寺」(きぶりじ)を
ナビに入れ、木々に囲まれたレストラン「ゆらら」に着きました。
🚵 モノトーンのおしゃれなレストラン「ゆらら」の日よけ
外からは建物の中が見えません。黒を基調にした店で、元々は大きいガレージを
おしゃれにリフォームしたのだとか。周囲にあまりレストランらしき所が
ないためか、私たちが訪れた時間が午後1時過ぎにもかかわらず、
それなりにはやっているようでした。
🚵 レストラン内部。元ガレージの天井は高く涼しい
おしゃれなレストランの隣は1320年の歴史ある寺院
ランチを終えてせっかくこの山奥にきたので、隣の来振寺を訪ねました。
寺の開山は701年。今から1320年前に建てられたことになります。
こんな山奥にある寺が、そんな頃からあったことに驚きます。毎年2月の
節分星祭りには、護摩木(ごまぎ)と薪を燃やした上を、その年の厄年の
男女が裸足で渡る厄除け行事が行われるそう。そのための薪でしょうか、
本堂の床下にたくさん積まれていました。 寺には国宝の五色大尊図の他、
多数の文化財があります。ここは西美濃三十三ヶ所巡り二番札所、
美濃新四国八十八ヶ所巡り五十五番札所と案内にあります。
🚵 1320年の歴史ある古刹「来振寺」。境内は左側に広がっている
霊場は国内にどれくらいあるのでしょうか
そもそもこの霊場(霊験あらたかな場所)なるものが、いったい日本には
どれくらいあるのか考えたこともありません。友人たちの中には
八十八ヶ所巡りなどを巡っている人がいます。
それもやはり健康なときから少しずつ巡ることが大事で、年を重ねればより
困難になるのではと思います。体力が無い私のやっかみかもしれませんね。
ただ、京都、滋賀あたりを観光でまわっても、知らないうちに西国三十三所
観音巡りの何か所かを巡っているとは思います。
国重要文化財(建造物)「牧村家」
その後、せっかくここまで来たのだからと、車でここから10分くらいの
国重要文化財(建造物)「牧村家」を訪ねました。
建てられてから300年。今も個人の敷地内にあります。何が文化財かと
いうと、上屋の中で柱と梁の組み方が神社の鳥居に似ているところから
「鳥居建構造」であるということなのです。
🚵 屋外の案内図のように赤くなっているところが鳥居建て部分
🚵 屋内の梁と柱が鳥居建てになっている
それがどこの部分で、合計3か所あるということもわかるのですが、
中は少し暗い上に梁や柱自体が黒いので、その鳥居部分を見わけるのは
ちょっと難しいかもしれません。 ランチと歴史の旅は暑さもありましたが、
両方堪能できたお出かけでした。次は今回行きそびれた、回転寿司に
行きたいと思っているところです。
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