週1回のちょこっと掃除!気軽な冷蔵庫掃除
今回は、年始の今だからこそ片付けておきたい、冷蔵庫掃除のポイントを
紹介します。片付け・掃除が苦手な人も、今年は週1回の
「ちょこっと掃除」でキレイをキープしましょう!
1月は冷蔵庫掃除におすすめの時期!心機一転スッキリと!
クリスマス・お正月シーズンは「食材で冷蔵庫がパンパン!」というご家庭も
多いはず。でも、1月も中旬になって、そろそろ平常運転に戻る頃では
ないでしょうか?新しい1年が始まったこのタイミングで食材の残り物を
片付けつつ、ついでにササっとお掃除もして、これから1年間
スッキリした冷蔵庫をキープしていきたいですね。
「物を溜めないコツ」を学ぶためにも冷蔵庫掃除はおすすめなので、
片付け・掃除が苦手な人も挑戦してみてくださいね!
目指すは、週に1度スカスカになる冷蔵庫!
片付け・掃除上手な人の家の冷蔵庫は、びっくりするくらいスカスカなことが
多いです。冷蔵室の1段分がまるまる空いていたりします。
それはムダなものが入っていないため。「とりあえず買っておく」ものが、
限りなく少ないのです。
片付け・掃除上手な人の食材の買い方は、3日単位か、1週間単位で
考えていることが多いです。そして、食材を買う前日には、食材をほぼ
きれいに使い切るように、計画性をもって消費していきます。
SDGsの観点から、フードロスが問題になっているこのご時世、家庭でも
なるべくムダはなくしたいものです。 まずは、買い出しのタイミングに
合わせて、週に一度スカスカになる冷蔵庫を目指します。残った食材は、
チャーハンやカレーの具材にしたり、スープや鍋ものに投入したり、
サラダに入れたりと工夫して、使い切る工夫を楽しみましょう。
冷蔵庫掃除は「ちょこっと掃除」がベター
週に1度冷蔵庫をスカスカにすると、フードロスを減らせるだけでなく、
掃除しやすくなるというメリットもあります。
そうは言っても、何も冷蔵庫の庫内すべてを毎週掃除する必要はありません。
特に汚れが気になる箇所を見つけたら、その時がお掃除チャンスです。
例えば、今週はドレッシングの液だれが気になるからドアポケット1つ、
来週は野菜が少なくなりそうだから野菜室……というように、
少し長い目でみてトータルできれいにしていくイメージでよいと思います。
掃除する棚が決まったら、そこにある食材を一時的に冷蔵庫内のほかの棚に
移動させるか、冷蔵庫の外に出しておきます。食材を一時的に出しておくのは
短時間ですので、わざわざクーラーボックスなどを準備する必要もないと
思います。
雪国など寒さが厳しい地域では、むしろキッチンにも暖房が届いて室温が
高くなっている場合もあると思いますので、その場合は、冷蔵庫から
取り出した食材をいったん紙袋などに移して室温の低い場所に
移しておくと安心です。
冷蔵庫掃除のやり方をチェック!
冷蔵庫内の掃除には、ポイントが2つあります。1つ目は、
ぬるま湯を使うこと。2つ目は、汚れを見つけたら「なるはや」(なるべく早く)で
対応することです。
冷蔵庫の中は低温なので、汚れが付いてから時間がたつと汚れが冷えて
固まって、はがしにくくなってしまいます。短時間で効率よく
掃除するために、温度・洗剤・スピードを意識してみましょう。
最適な冷蔵庫掃除の方法は、掃除する場所や汚れの種類によっても変わります。以下の中から、やりやすい方法を選んで試してみてください。
🍮 清潔な布やキッチンペーパーにぬるま湯を含ませて、
汚れをゆるめながら拭く。
🍮 「2度拭き不要」タイプの中性洗剤を使って拭く。
2度拭きがいらない分、短時間で終わります。
※市販品では、「ウタマロクリーナー」や「ホームリセット 泡クリーナー
(花王)」などが、中性で二度拭き不要のスプレー洗剤として
入手しやすいと思います。
🍮 「2度拭き不要」タイプがない場合は、清潔な布やキッチンペーパー
(キッチン用の泡スプレー式洗剤や台所用洗剤をぬるま湯で薄めた液に
浸して絞ったもの)で拭き、その後水拭きをする。
🍮 冷蔵庫内の棚やケースの汚れがひどい場合は、一度棚を取り外して、
シンクで丸洗いします。いつもお使いの台所用洗剤とスポンジを使って洗い、
すすぎます。布巾で完全に水分を拭き取ってから取り付けます。
クエン酸(酸性)・重曹(アルカリ性)は注意!中性洗剤で
【今回、この記事を書くにあたり、自宅にある冷蔵庫の取扱説明書を改めて
読んでみました(日本の大手メーカーさんの冷蔵庫です)。
すると、お手入れの際の注意点として「アルカリ性・弱アルカリ性台所用洗剤・
磨き粉・粉石けん・アルコール・ベンジン・シンナー・石油・酸・たわし・
熱湯などは使わない」と書かれていました。】
理由は「プラスチック部分(ドアの取っ手・キャップ・ケースなど)が
割れたり、ドアや塗装面に傷やさびが発生する恐れがあります」とのこと。
アルカリ性や酸性に寄った洗剤は、プラスチックや塗装素材にとっては
負担がかかりすぎる、ということなのかもしれませんね。確かに、
冷蔵庫内は常に低温で過酷な環境なので、あまり負担をかけないのがベター。
というわけで、アルカリ性の重曹・セスキや、酸性のクエン酸などではなく、
冷蔵庫掃除には中性洗剤をおすすめさせていただきます。
「濡れた布巾で水拭き」も要注意!
細菌が繁殖する条件は、「水分」「温度・湿度」「栄養」です。キッチンで
使う濡れ布巾には、それらすべての条件が揃っています。そのため、
キッチンで普段使っている台布巾や食器用布巾を冷蔵庫掃除に
使うのは控えるのが吉。
布巾が臭うことがあると思いますが、それは布巾についた細菌のせいです。
せっかく洗剤を使っても、雑菌まみれの布巾を使って掃除したら
意味がありません。清潔な布巾やキッチンペーパーで冷蔵庫内を
拭くようにしましょう。
汚れやすい場所を養生するのもおすすめ
そもそも、冷蔵庫が汚れないように養生しておく、という作戦もあります。
養生する手間はかかりますが、しばらくは拭き掃除をしなくて済む、
というわけです。
🍮 野菜室に新聞紙を重ねて、四隅が立ち上がるように敷いておく。
土汚れなどが目立ってきたら、1枚ずつはがす。
🍮 野菜室に根菜用の紙袋をセットする。根菜はすべてその袋に入れると、
土汚れが庫内に落ちるのを防げる。
同様に、葉物野菜用の紙袋を用意すると、根菜などと混ざることなく、
葉が傷みにくい。
🍮 冷蔵庫の本体上部の掃除は手が届かず大変なので、大きめの紙や
ラップを広げて載せ、年に一度交換する。
🍮 調味料の液だれ対策として、ドアポケットに四隅を立たせた
キッチンペーパーを敷いておく。
🍮 除菌・脱臭効果もある冷蔵庫用マットを100均店などで
購入して、敷いておく。
冷蔵庫の汚れは、いつでもサッと拭ける準備を
養生することで、拭き掃除をする頻度が減るのは確かです。が、
養生していても、やはり時には拭き掃除も必要です。そこで、気付いた時に
サッと汚れた部分だけ拭き取れるように、準備しておくことをおすすめします。
キッチンペーパーを4等分に切って、「ちょい拭き用」として用意しておき、
キッチンの引き出しに入れておきます。
近くに、スプレー洗剤も収納しておきます。
冷蔵庫の汚れに気が付いたら、それをサッと取り出して、拭き取って
しまいましょう。先延ばしにしないで、すぐに対応できた自分を
褒めることもお忘れなく!
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