暮らしに花を!気楽に飾って日々をもっと楽しく美しく
「花を知り、楽しむ」がコンセプトのサイト・花毎(はなごと)が提案する、
迎春の花飾り。少しのコツを覚えれば、簡単に、おしゃれで縁起の良い正月飾りを
生けられます。自分らしい正月飾りにぜひ、トライしてみて。
出来合いの花束より好みの花で
お正月が近くなってくると、花屋さんはもちろん、デパートやスーパーでも
松、菊、千両などが入った花束がたくさん出回ります。
松、菊、千両……どれも昔から縁起の良いものとして大切にされてきた花ですが、
床の間のない家が珍しくない昨今では、何だかしっくりこないという方も
多いのではないでしょうか。確かにこういった花束を買ってきて飾るのは
手軽ですが、お正月だからこうした花を飾らなきゃ……といった思い込みで
選んでいませんか?新年を美しい空間で迎えたいと思うのは、
とても素敵なことです。普段はお花を飾らない方でも、実はとても簡単に
お正月らしい雰囲気の花を楽しむことができます。
昔から12月31日は「一夜飾り」、12月29日は「苦がつく」といって
お正月のしつらいを飾ることを避ける風習がありますので、花を飾る日は
12月30日か12月28日あたりが最適でしょう。
迎春の飾りにおすすめの花と花瓶
簡単に花をおしゃれで華やかに飾るには、複数の器やビンを集めて飾る
「寄せ集めアレンジメント」がおすすめ。
さらに、赤や白の花でまとめると、途端にお正月の雰囲気に。写真のように、
赤だけ、白だけと色を決めてまとめるのも素敵に見えるコツです。
今回使った花は左から時計回りに「ミニバラ」「アマリリス」「ダリア」
「薔薇」「チューリップ」「アネモネ」「サンキライ」「ラナンキュラス」。
末広がりの意味を込めて、8種類の花を選んでみました。
お花を生けるのは、花瓶に限定してなくても大丈夫。特にお正月だからと
いって、特別なものを用意しなくても身近にあるものを使ってみてください。
例えば化粧品などの空きびんやワイングラスなど、口が細めの器はとても
生けやすいので、普段から、取っておくのをおすすめします。
さまざまな形のガラスの器だけを集めると、花の数が少なくても、
とても華やかな雰囲気を演出することができます。
一種類の花を飾る
凛とした雰囲気を演出するのであれば、一種類の花に絞ってみても。
特に「水仙」は縦に伸びるシルエットが美しいので、真っすぐに生けることが
できる、口が狭い器がおすすめです。
一つの器に赤と白の花を飾る
一つの器に1、2本の花を入れて、寄せて飾ってみるとこんな感じに。
お好みの花を1本ずつ選んでみてはいかがでしょうか。
玄関やチェストの上など、場所のサイズに合わせて器の数を変えることが
できるのが、この寄せ集めアレンジメントの便利なところです。
写真のように鏡の前に置けば、花が映ってより華やかに見える効果が。
花瓶一つで、コンパクトにまとめる生け方も!
花瓶一つでコンパクトに、縦一列でまとめるような生け方も。
「大王松(ダイオウショウ)」という長い松葉が特徴の松に「胡蝶蘭」「南天」を
ギュッとまとめて白い器に生けてみました。使ったのはそれぞれ1本ずつ、
合計3本です。背が高い順に後ろから並べています。さらにお正月の雰囲気を
出したくて、軽くひと結びした水引を大王松に絡ませました。
こんなお花もお正月におすすめ
他にも、年末年始に長持ちする、おすすめの花をいくつかご紹介します。
菊
最近ではこれが菊?というような、色や形の品種が多数登場しています。
特にお正月であれば、金色にも見えるような菊はいかがでしょう。
花びらの表がえんじ色、裏が金色なのは「フエゴダーク」、花火のような
極細の花びらは「チスパ」、サーモンピンクの花は「アナスタシア」です。
菊は古来より伝わる、とても縁起の良い花ですし、花持ちもとても良いので
お正月にもぴったりです。
ユリ
長持ちする花といえば「ユリ」です。一年のスタートを清々しくという意味を
込めて、真っ白な花を飾るのも素敵ですね。特に写真のような八重咲きの
タイプやカサブランカといった品種であれば、白色でもとても華やか。
香りも楽しめます。
モカラ
モカラは蘭の仲間で、鮮やかな黄色、ピンク、赤、紫などの花色が特徴。
比較的安価で入手できるので、たっぷりと本数を使って飾るのがおすすめです。
バンダ
こちらも蘭の一種である「バンダ」という花です。
紫やピンクなどの色があり、1本でもとても見ごたえ抜群。1本に何輪か
付いているので、一輪だけをグラスに浮かべても素敵です。
枝もの
サクラ、ボケ、ロウバイ、ヤナギなど
今回ご紹介した花はこれだけでも十分に華やかさが演出できますが、
更に松などを組み合わせれば、よりお正月らしさが増します。
なにより、お正月だからといって気負わずに、ご自分の気分が上がる花を
お住まいのスタイルに合わせて、気軽に楽しんでいただければと思います。
令和初のお正月は、飾ったご自分がきれい!と思えるようなお花で、
良き新年をお迎えください。
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