染まり始めた紅葉と美食、
そして「和バラ」を楽しむ
誰もが魅了される秋の京都。見事な「紅葉」の名所と合わせて、
美しい「和バラ」を見に行きませんか? 京都と滋賀の雅な庭と花に
触れる旅を、老舗花屋の第一園芸がご紹介します。
紅葉が美しく見える条件
紅葉が美しく見えるためには3つのポイントがあります。
1つ目は日中の天気がいいこと。2つ目は適度に雨や湿り気がある場所で
あること、そして3つ目は昼夜の寒暖の差があること。
京都の紅葉が美しいのはこういった条件を兼ね備えている場所が
多いからと言えます。また、ひとくちに紅葉といっても、本来は赤く色づく
葉を「紅葉」と呼び、黄色く色づいた葉は「黄葉(おうよう)」、
褐色になった葉は「褐葉(かつよう)」と表現しますが、こういったものの
総称が一般的には「紅葉」と呼ばれています。 紅葉の基礎知識を
覚えたところで、ため息がもれるほど美しい、京都の紅葉スポットを
ご紹介していきます。
ひと足早い紅葉を探して。京都の紅葉の名所
ひと足早い紅葉を探すなら、京都の奥山まで足を延ばしてみませんか?
出町柳駅から1日に3本出ているバスで1時間半とさらに徒歩2キロ、
車なら川床で有名な貴船から、北山杉に囲まれた山道を1時間ほど走った
場所に位置するのが、「花脊の里」。山里、という言葉がぴったりな
この場所は、京都市内より約ひと月ほど早く木々が色づきはじめる場所です。
ここまで足を延ばしたら、「美山荘」で摘草料理の優雅なランチは
いかがでしょう? 美山荘は立原正秋や白洲正子など多くの文化人から
愛された名料理旅館であり、「NHKきょうの料理」でもおなじみの
料理研究家・大原千鶴さんのご実家。宿泊せずとも、摘草料理の名の通り、
摘み取った季節の草花や旬の野菜を取り入れた、美しく、おいしい懐石料理が
いただけます。
江戸琳派の趣を感じる庭
🔘 妙顕寺
続いて向かうのは、京都市内の「妙顕寺(みょうけんじ)」です。
こちらは江戸琳派の絵師、尾形光琳が描いた「紅白梅図」を元に作られたと
伝えられる「光琳曲水の庭」を拝観することができます。
紅葉はもちろん、青紅葉でも美しい庭園です。
小堀遠州好みの庭と狩野派由来の襖絵を堪能
🔘 曼殊院門跡
まだ時間に余裕があれば、妙顕寺から車で20分ほどの場所にある
「曼殊院門跡」へ。こちらの枯山水庭園は江戸の大茶人、小堀遠州に
由来するといわれる名庭園です。紅葉の季節はライトアップも。
滋賀屈指の紅葉の名所へ
🔘 日吉大社
二日目は滋賀方面へ。滋賀は京都から電車でも車でもアクセスが
しやすい街です。朝、京都市内を出発し、滋賀の紅葉の名所「日吉大社」に
向かいます。3000本のモミジやカエデがあるこちらは、例年11月初旬から
色づきはじめ、20日以降が紅葉のピークです。
秋の里山で楽しむおいしいランチ
🔘 叶匠寿庵 寿長生の郷
この日のランチは和菓子の名店、叶匠寿庵が営む「寿長生(すない)の郷」。
「梅窓庵」では、地元・近江の食材を使った和食を、「野坐」では
焼きたてパンのおいしいランチを楽しめます。
もちろんランチの前後は懐かしい光景が広がる里山の散策を。早春は梅、
春は桜……季節ごとに野の花が咲き誇る、美しい場所です。お食事以外にも
お茶席があり、ここだけで味わえる生菓子とともにお抹茶がいただけます。
唯一無二の「WABARA(和バラ)」と過ごすティータイム
この旅の最後は「WABARA」という、和の趣を持つオリジナル品種のバラを
発表されている、バラ育種家・國枝啓司さんの「ローズファーム ケイジ」を
訪ねます。
WABARAとは國枝さんが考える、新しい価値観のバラの代名詞です。
ヨーロッパで発達したバラは、茎が太く、がっしりとした花が良質と
されてきましたが、そういった花の真逆である、華奢で繊細な雰囲気を持つ
バラに和の趣を見出し、育種したのが「WABARA」なのです。
次々と発表されるバラには「美咲」「友禅」「かおりかざり」といった
日本語の名前が付けられています。
写真は、バラを育種するハウス内で切りたての「美咲」。ロゼット咲きと
呼ばれる、花びらの数が多く、放射線状に平たく咲く花型で、
細くしなやかな茎が可憐な印象のバラです。香りも素晴らしく、甘く濃厚な
バラらしい香りがします。こちらはバラの農場であるため、通常は非公開の場所。
そのためフリーで訪ねるのであれば、守山駅近くでローズファーム ケイジが
運営している「WABARA Café」で素敵なティータイムはいかがでしょう。
「WABARA」に囲まれた中でのティータイムは特別な思い出に。
なんとこちらではワンオーダーごとに一輪の「WABARA」を
プレゼントしていただけます。
京都と滋賀 雅な景色と美食を楽しむモデルコース
京都の奥山~市内~滋賀の各地を効率よく巡るのは、やはり車がおすすめです。
運転はちょっと……という方は、こんなツアーはいかがでしょうか。
1日目 京都駅→バスで美山荘(ランチ)→
2日目 京都市内→電車で日吉大社→叶匠寿庵 寿長生の郷(ランチ)→
電車でWABARA Café→京都駅
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🔘 西明寺
滋賀県に生まれたかずこから・・・(笑)
秋の滋賀県と言えば「湖東三山(西明寺・百済寺・金剛輪寺)紅葉の絶景の
スポットです。今から30数年前に会社のお友達と2人で琵琶湖大橋を渡って
西明寺のお寺から車で10分ほどの所に姪っ子のお家が有って・・・
和子 「もしもし・・・・
姪っ子 「か~こちゃん、どうしたの?声が近いけど何処におるん?(居る)
和子 「今ね、お友達とツアーで旅行に来て西明寺に居るの?
おかあちゃん死んじゃって~孤児に成ってホームシックに
成ったから???((^▽^笑) )
姪っ子 「ま~そんな近くに居るんやったら寄って来いな~?
和子 「うん、でも~ツアーで来たからこのまま横浜に帰るね?
と言って懐かしい姪っ子の声を聞いて横浜に帰りました。
その年の暮れに和子の大好きな兄ちゃん(次男)からお歳暮にお米とか
野菜など・・・大きな荷物が届き、その包装してある大きなハトロン紙
(茶色い紙)に太いマジックで・・・
「兄ちゃんの眼の黒い内は遠慮せんと何時でも帰って来い」と・・・
西明寺にツアーで行って姪っ子の電話をして「おかあちゃん死んじゃって~
孤児に成ってホームシックに成ったから???」何て冗談に言ったのに・・・
やっぱり兄妹・甥・姪っ子は和子の事を心配して呉れて居ると思ったら
複雑な心境に成って涙した事も・・・((^▽^笑) )